春香山
はるかやま
907m

桂岡コース


0:00 登山口 4:00
1:00 土場 3:20
2:00 銀嶺荘 2:40
2:20 頂上 2:20

手稲山より春香山を遠望(左奥)


冬季もスキー登山の山として多くの人に親しまれている山で、昔は遙山と呼ばれていて、 それくらい遙かな存在であったことに因る山名。

札幌と小樽の中程にあるこの山からは石狩湾を一望でき、山麗には日本を代表する彫刻家、 本郷新の春香山荘があった。石狩湾を見下ろす山荘はから多くのテラコッタが生まれた。

国道5号線の銭函町桂岡にある桂岡住宅地の最奥が登山口。桂岡住宅地最奥の二股は沢へ下る路と、 上がる道路に分かれるが、上の道は100m位進んだところに登山口があるが、 駐車場は無い。下の道を行くと林道のゲート手前のダム下に駐車スペースがある。

上の道からが正式な登山路ではあるが、駐車場の便を考えダム横からゲートをくぐって登り始め、 最初の二股で右の林道に入ると、登山路がこの林道を横切っているので、 登山路に入る。路は深い林の中で、木漏れ日が差し込み, まことに気持ちが良い。緩やかな路は標高570mの土場まで続く。

登山口 樹間の登山路 石狩湾を望みながら登る

土場からは、石狩湾の展望が良く、増毛方面の山まで見ることができる。 土場先の急斜面を登り、展望を楽しみながら登ると、すぐ緩やかな林の路となり、まもなく銭函峠に着く。 ここは峠という雰囲気はなく、ササの中の分岐と言った感じである。 峠を右へ進み平坦な路を辿ると銀嶺荘(東海大学札幌校舎事務 011-571-5111) がある。この小屋は通年開いていて、宿泊もでき、冬期間の スキー登山にも利用されている。

小屋横の道を進むと、定山渓方面からの春香沢コースと合流し、合流点を右へ進むと、 傾斜も急になり、石狩湾や手稲山を見ながら登り切ると頂上である。頂上は丈の低い木や笹に囲まれ、展望はあまり利かない。

このコースの他、道道小樽定山渓線の国際スキー場の約2qほど札幌寄りから の林道を辿る「春香沢コース」もある。

定山渓方面からの路と合流 土場の隅から登山路は続く 銀嶺荘

定山渓方面からの路と合流 頂上