春香山
はるかやま
907m
桂岡コース |
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手稲山より春香山を遠望(左奥) |
冬季もスキー登山の山として多くの人に親しまれている山で、昔は遙山と呼ばれていて、
それくらい遙かな存在であったことに因る山名。
札幌と小樽の中程にあるこの山からは石狩湾を一望でき、山麗には日本を代表する彫刻家、 本郷新の春香山荘があった。石狩湾を見下ろす山荘はから多くのテラコッタが生まれた。 国道5号線の銭函町桂岡にある桂岡住宅地の最奥が登山口。桂岡住宅地最奥の二股は沢へ下る路と、 上がる道路に分かれるが、上の道は100m位進んだところに登山口があるが、 駐車場は無い。下の道を行くと林道のゲート手前のダム下に駐車スペースがある。 上の道からが正式な登山路ではあるが、駐車場の便を考えダム横からゲートをくぐって登り始め、 最初の二股で右の林道に入ると、登山路がこの林道を横切っているので、 登山路に入る。路は深い林の中で、木漏れ日が差し込み, まことに気持ちが良い。緩やかな路は標高570mの土場まで続く。 |
登山口 | 樹間の登山路 | 石狩湾を望みながら登る |
土場からは、石狩湾の展望が良く、増毛方面の山まで見ることができる。
土場先の急斜面を登り、展望を楽しみながら登ると、すぐ緩やかな林の路となり、まもなく銭函峠に着く。
ここは峠という雰囲気はなく、ササの中の分岐と言った感じである。
峠を右へ進み平坦な路を辿ると銀嶺荘(東海大学札幌校舎事務 011-571-5111)
がある。この小屋は通年開いていて、宿泊もでき、冬期間の
スキー登山にも利用されている。 小屋横の道を進むと、定山渓方面からの春香沢コースと合流し、合流点を右へ進むと、 傾斜も急になり、石狩湾や手稲山を見ながら登り切ると頂上である。頂上は丈の低い木や笹に囲まれ、展望はあまり利かない。 このコースの他、道道小樽定山渓線の国際スキー場の約2qほど札幌寄りから の林道を辿る「春香沢コース」もある。 |
定山渓方面からの路と合流 | 土場の隅から登山路は続く | 銀嶺荘 |
定山渓方面からの路と合流 | 頂上 |