稀府岳
まれっぷだけ
702m

稀府コース


0:00 駐車スペース 3:10
2:00 頂上 2:00
右側の稜線伝いに登り、中央(一段下がった左側)が頂上


室蘭岳と峰続きで、伊達市にある山。山名は麓の稀府 (古くは今礼稀府村=イマリマリフ)に因り、稀府はアイヌ語の @ エマウリ・オマレ・プ=イチゴがあるところ、又は 籠などにイチゴを入れるところ  A マレプ=魚を捕る突き鈎(河口がマレプのように曲がっている)  B イマリマリフ=泳ぐ形 等の説がある。

登山路は無いが、尾根伝いに登ると、丈の低いササは細く、 あまり密生しておらず登り易い(上半身が隠れることは無い程度)。 立派な山名に惹かれて登って見る。JR稀府駅から真っ直ぐに山に向う。 高速道路の下をくぐり、400m程進んだ分岐を左折し300m程で右手の作業道に入る。 この先100m程のところに駐車する。ここは養鶏場の裏手になっており、 ニワトリの鳴き声が盛んに聞こえてくる。

尾根筋を進む 621mコブから登りを振り返る 頂上を見ながら右手のササ原を登る

作業道をしばらく進み、道が消えるころ右手に尾根が近づくので、 ササの薄いところを選んで尾根筋に出る。尾根には踏み跡があり、そこを辿ると、 390mあたりで3m程の幅で帯状に刈り払われたところが横切っている。 ここから先も踏み跡は頂上まで続くが、時折はっきりしない箇所もある、ひたすらササ原を登る。尾根は広く、 樹林帯で見通しは利かないので下山時は要注意。480mを過ぎるころには樹林帯を抜け、 530mコブに着くと、今まで見えなかった621mコブが見えてくる。 このあたりからササの密度が少し濃くなってくる。

ササに覆われた狭い頂上には山名板も無く、三等三角点の周囲のササが払われているだけだ。 眼下に噴火湾、噴火湾の向こうに遠く駒ヶ岳や、すぐ隣には室蘭岳などが見える。


頂上間近