富良野盆地と芦別市を隔てる幌内山地の北部にある山。
山名はこの山がパンケ幌内川の水源に位置することに因る。
パンケ・ホロ・ナイはアイヌ語で上の・大・川を意味する。
かってパンケ幌内川に沿って北上する芦別〜深川間の鉄道建設計画
があり、1957年には芦別側から建設工事が始められたが
まもなく中断された。上流の夫婦滝公園には葛西善蔵の
「雪をんな」文学碑がある。
芦別市街より道々4号線で黄金地区の横市牧場・双葉学園を目指す(カーナビに双葉学園の電話番号 0142-8-2111を入力)札幌方面からのアクセスは深川インター〜新城峠経由のほうが時間的に早い。登り口付近には適当な駐車スペースは無く、路肩を除雪して駐車する。今回は偶々双葉学園にお願いして駐車することができた。双葉学園より真っ直ぐに南2線川に沿って高度をあげる。双葉学園の先には雪原が拡がり、そこを抜けると鬱蒼とした潅木帯が続き、緩い傾斜で小沢が入り組んだ複雑な小地形の中を進む。
標高390mあたりから772m標高点尾根へ向け左側の尾根に取り付く。
尾根への取り付き点付近の沢口は広く開け,
最初の20〜30mはこのルートで一番のキツイ登り。
下りには快適な樹林帯の登りが続く。
772m標高点からは緩い傾斜で頂上台地を目指す。
吹きさらしの頂上台地を進むと前方に一寸高い感じで、それと認識できる
頂上部が見えてくる。
何の特徴もない平坦な頂上部には標識等人工物は一切見あたらない。
眼下に横たわる山並みの奥に旭川市街を遠望できる。 |