ペラリ山
ぺらりやま
718.7m
パンケペラリ川コース |
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静内町にある山で、一等三角点の他、 全国に46カ所しかない天測点
( 菱形の標石で各頂点間を測量してその長さの変化で地表面の水平方向の変動を調べる。
現在はGPS(電子基準点=GPS衛星からの電波を受信するアンテナと受信機が内蔵された構造になっていてる。
得られたGPS観測データは、リアルタイムでつくばの国土地理院に集められます)を利用し、天測点は 利用されていない)
のある山。
北海道に天測点のある場所はノシャップ岬・和寒山・仁井田山・冠色樹山・馬追山・写万部岳・当別丸山・ペラリ山の8カ所。
アイヌの人達はペラリ山から、北横山、南横山に長く連なる山並みをぺラリシヤマツケ=ペラリサマッケ =(飯・織物用のへら横たわる処)と呼んでいた, (長く連なるこの山並みがヘラのように見えた) と云う説やこれは和製アイヌ語ではないかという説や、ペラリ=ピラ(高い)・リ(崖)と云う説もある。 連山の北端に位置するこの山にペラリ山=(飯・織物用のへら)・(高い崖) の名が残ることとなった。この山の三角点は1898年(明治31年)に設置され、 日高地方の測量の基礎となった。その時の点の名称は「比裸騾(ペララ)山」であった。 静内町豊畑地区から、ペラリ川の一本北側の沢、パンケペラリ川に沿った林道から登る。 静内川に架かる御園橋の左岸を上流に620m程進んだ地点で右折し、暫くペンケペラリ川に沿って走る。T字路を左折、 すぐその先で右折、その道が右カーブになったパンケペラリ川に架かる橋の手前で左に下る。左手の農家を過ぎ、 未舗装の林道を進むと、また舗装道路となるがこの舗装道路を進まず、(直進すると浄水場で行き止まり) 右の枝道に入り、パンケペラリ川沿いを250mほど進むと登山口入り口で大きな駐車スペースがある。 この先はかなり荒れていて登山口までは徒歩で30分ほど。 ここで川筋から離れて右折し、かなり荒れた林道の急斜面を登ると、路肩が崩れ、その下はえぐれている崩落地を通過したり、 すると上部の駐車場。 |
駐車スペースの奥に登山路 | 天測点と頂上標識 | 頂上から登りを振り返る |
広い駐車スペースのある登山口は標高400m。丈の低いササの中を目の前のコブ目がけて巻きながら高度をあげる。
このコブへ登りつくと目指す頂上部が見えてくる。頂上近くまでの作業道跡が痛々しい。
ここからは尾根づたいの急登が頂上まで続く。路端の赤褐色をした石はあまり見かけない石だ。
南アルプスの赤石岳の山名由来の基となったケイ岩とよく似ている。下の沢にも庭石のようなこの石を見かけた。
広く刈り払われた頂上からは北横山、横山中岳などが良く見える。 |
富士山山頂の電子基準点、(左) 日本最高峰、剣が峰の石柱(中央) 二等三角点の案内石板(右) 二等三角点(黒い石板の奥) |
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一般的な電子基準点 |