楽古岳
らっこだけ
1,472m
2万5千図: 楽古岳 新富
メナシュンベツ川コース |
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スッキリとしたピラミダルな山容、登り詰めると突然広がる十勝平野、日高山脈南端の山。
山名は楽古川の源頭にあることに因り、楽古川はアイヌ語のラッコ・ペツ(ラッコの川)は
この河口付近に珍しい海獣が流れついたので、これが話に聞くラッコであろうとのことに
因る命名と言われている。
登山口は日高・十勝両側から開かれている。日高側の登山口(メナシュンベツ川コース)は浦河町幌別から国道236号線に入り、 上杵臼で楽古岳登山口の標識で右折し、すぐに陽春橋を渡り、3q先の分岐を左に入り、メナシュンベツ川右岸沿いの 林道を進むと、立派な楽古山荘がある。 登山路は山荘の前でメナシュンベツ川を渡渉し、メナシュンベツ川に沿った、しっとりとした河畔林の中を進み、 上二股で沢から離れて尾根に取り付く。 尾根取付迄に渡渉が数回あるが、水量も少なく、増水時でなければ登山靴で対応可能である。 尾根に取付くと前半はジグを切って登るが、標高600b付近から日高特有の急登が始まる。 この急登も標高1,100b付近で一旦は緩やかになるが、再び急登で1,317bの肩にでる。 |
楽古山荘 | 登山口 | 肩から楽古岳をみる |
肩からは細い稜線をハイマツ、灌木やナナカマドをぬって進み頂上につく。 頂上はミヤマキンバイが一面に咲き、 北に十勝岳の奥に双耳峰のオムシャヌプリそして南には日高山脈が海に向かって落ちて行く様子や広尾港、様似港が眼下に見える。 今、登ってきた路のつけられた尾根は急に沢に落ち込み、今までの急登がうなずける。 |
頂上 | 山名標識の裏側 | 頂上から北望(十勝岳とオシャムヌプリ) |