長い頂上稜線を持つ特異な山容で、山名のウペペ・サンケ (雪解け水が増して・流れ下る) の名の通り深く切れた沢を持つ山。
登山口は上士幌町糠平温泉の糠平小学校の向かい側から糠平川に沿う林道を数`行くと、上水道施設に出る。このY字路を左に進み、
2`ほど先に第一登山口がある。更にこの上に第二登山口があり、目立たない「ウペペ登山口」看板がある。
登山口には3〜4台の駐車スペースがある。
旧キャンプ指定地を過ぎると、「最終水場」がある。変化のない笹藪をしばらく登り、
1399mが近づくと急な登りが始まる。1399m地点からは1610mピークが邪魔をしてウペペサンケのピークは見えなが、
糠平湖、十勝連峰までよく見える。ここから山頂までは幾つものコブを越えて行かなければならない。
糠平富士の1.5`ほど手前の露岩帯で菅野温泉コースと合流する。合流点からは、
視界が開けウペペサンケの頂上から糠平湖、遠くは十勝岳連峰まで見渡せる。稜線最東端のピーク(糠平富士)からは
糠平湖、ニペソツ山、石狩岳から音更岳の山塊。さらに忠別岳、トムラウシ、十勝岳連峰と続き、
はるかその先で日高山脈が霞んで見える。頂稜が約5`ある山なので、
山頂が2つあり(一等三角点は糠平富士のみ)、糠平富士から一旦深い落差を登り返し、岩尾根歩きで西側頂上へ。
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