大千軒岳
だいせんげんだけ
1,071.6m
二万五千図 : 千軒,大千軒岳
松前新道コース |
松前旧道コース(往復3時間30分程度)と知内川コース(往復7時間程度)もあるがこの松前新道コースは頂上 への最短コース。 |
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北海道最南端の渡島山地の奥深くにある、比較的平坦な山容をもつ山で、幕府のキリシタン弾圧を逃れ、
砂金堀に身を隠していた人たちが処刑された場所としての史山でもある。
山名の由来は砂金堀関連の人の人家が千軒あったとの説と浅間信仰の転訛説がある。
古くは鬱金岳(うこんだけ)と呼ばれていた。
函館方面より国道228号で松前町入口の朝日集落の朝日橋を及部川に沿って林道を30km位入ったところが登山口で、この3km位手前に旧道登山口がある。 この林道は反対側の石崎へは抜けられなく、入り口はこの一カ所のみで入り口から10KM位入った所に入林監視所がある。 立派な登山路は総長2.7kmで100m毎の表示があり、自分の位置を正確に把握できる。ブナ林からダケカンバに変わりやがて丈の低いササに覆われた尾根に出ると,ゆるやかな登りにかわり展望も開け、遠く日本海に岩木山も望める。 尾根歩きが続きやがて頂上付近でお花畑になる。 頂上には一等三角点開始百年を記念したレリーフがある |
中腹より頂上方向を望む |
松前新道登山口 |
時間が許すなら、新道コースの反対側の知内川コースへ下り、1639年砂金堀に身を隠していた106名のキリシタンが
斬首された慰霊の真っ白な十字架まで足伸ばすのも一案である。(往復3時間程度)尚十字架は2カ所にあり上の十字架までなら
頂上から一時間程度で往復できる。 |