羅臼岳
らうすだけ

1,660.2m

二万五千図: 知床五湖、幌別

岩尾別コース往復 :



0:00 登山口 6:40
1:10 弥三吉水 5:30
1:50 銀冷水 5:00
3:00 羅臼平 4:30
3:50 頂上 3:50



アイヌ語で「地の涯」を意味する知床にある知床連山の盟主で、成層火山上部にゴツゴツした岩塊を 累積したような山で、原名はチャチャヌプリ(爺爺山)であった。その後ラウシ岳、羅牛岳、良牛岳など、いろいろ の記録が見られ、大正時代に羅臼岳に落ち着いた。ラウシはアイヌ語で(魚の臓物を処理した場所)とされている。

主な登山ルートは羅臼側から登る「羅臼コース」(往復9時間程度)とこの「岩尾別コース」があり、「岩尾別コース」は。 斜里より国道334号を知床峠方向から分かれ知床五湖方面へ進み岩尾別で五湖への道と右へ分かれて 登山口のある『ホテル 地の涯』 (п@01522−4−2331)に着く。
羅臼岳 登山口方面への分岐



ホテルの右横を抜けたところが登山口のある木下小屋(п@01522−4−2824) で小屋には温泉もある。 ここからいきなり長い急登が続く。 やがて岩が現れるがここから暫くの間はアリの巣が多くアリを好物の熊がよく出没するので 注意が必要。

やがて左手の木立に沢を見るとキャンプ可能な弥三吉水に着き、ここを過ぎまもなくダケカンバの 密集する平坦地の極楽平に着く。 銀冷水(キャンプ可能)を過ぎて森林限界を抜けると大沢だ、 7月初旬までは雪渓、7月の末からはお花畑だ、大沢を登りつめたところが羅臼平(キャンプ可能)、 ここで羅臼からの登山路と合流する。左の路は三ツ峰を経て硫黄岳への縦走路。
木下小屋


大沢のお花畑

羅臼岳より硫黄岳方面

羅臼平より羅臼岳



羅臼平には羅臼岳を愛し羅臼岳登山路の開設をした木下 弥三吉氏の分骨を納めたレリーフがある緩斜面のハイマツ中の 進むとまもなく頂上から続く岩塊累積地帯に入るこの岩塊を乗り越え頂上に着く。

下山後は硫黄山登山口の500mほど手前から入る「カムイワッカの滝」で一汗すことをお勧めします。