2006/9/21   日本海を見下ろす独立峰 鳥海山 登山  ▼象潟登山口 (秋田県・山形県)
 <参考〉 (P)象潟登山口大型駐車場(無料)     (WC)象潟P御浜小屋大物忌神社(無料)     (水場)なし
(Time)象潟P→85分→御浜小屋→60分→七五三掛(分岐)→75分→大物忌神社→30分→新山山頂→35分→
      七高山山頂
→25分→行者岳→45分→七五三掛(分岐)
→60分→御浜小屋→65分→P      (8時間)
独立峰の魅力である360度に広がる裾野は見事!日本海に浮かぶ飛島や夕日、あるいは万年雪と見どころが多い。新山→七高山へのルートが分かりにくい事と、新山へ至る岩場の滑落には注意。次は影鳥海が見たい! 
 今朝は気持ちの良いスカイブルー!こんな日は日本海が輝いているに違いないと思い鳥海山に決定!
 7時半(スタート時間が遅いので)鉾立山荘前から、鳥海山の最高峰「新山」だけをピストンする予定で出発。
 スタートから見晴らしが良い緩やかな灌木地帯なのでとても気持ちが良い(写真@)。振り返ると案の定、日本海が朝日を反射してキラキラ輝いていて幻想的。
 ゴツゴツした賽の河原を過ぎるとほどなく御浜小屋に着く。すぐ横にまん丸の鳥海湖があり、そのはるか先では月山が雲海の切れ目からから頭を出している。
 御浜小屋から分岐点の七五三掛までは鳥海山を見上げての気持ちのいい稜線歩き(写真A)
 七五三掛
は急な岩場で梯子場もあるが危険ではない。その先の万年雪の小雪渓を横切り最後の岩場を登りきれば大物忌神社に着く。
 神社からそそり立つ壁のような岩場を文字通りよじ登っていくと3〜4人がやっとの狭い狭い新山山頂に到着。
 山頂からは日本海と雄大な田園風景のパノラマが満喫できる。が、絶景のパノラマよりも反対側の断崖の上に人がウジャウジャしているのがとっても気になる。
 その反対側の断崖に行きたいのだが道標無くルートが不明。地形図を見ても入り組んでいて分かりにくい。ERちゃんの野性の勘を頼りに断崖を登ってみるとそこは「七高山(写真B)。新山と違いこちらは広々としていて絶好の休憩ポイントとなっている。
 ここまで来たのだからと、行者岳伏拝岳文殊岳と周回ルートを帰ることにする。こちらは人も少なく静かルートで、特に行者岳から俯瞰した新山・七高山の絶壁はなかなか見事(写真C)でオススメのコース。
 予定外に周回してきたためすっかり遅くなってしまい、帰り道は日が傾き始めていた(写真D)。鳥海山はコースが多く山頂には人がいたが、コース上にはあまり人もなく、紅葉前の天気の良い日の秋の山歩きも静かでいいものだと感じた。
@日本海を背に登る
Aきれいにトレイルが続く
B七高山山頂(奥は新山)
C伏拝岳からみる新山〜七高山
D日本海に日が傾き始める
2006/10/16
〜10/17
  紅葉&夕日&朝焼け・・紅づくし 飯豊山 登山  ▼大日杉登山口 (福島県)
 <参考〉 (P)10台くらい(無料)   (WC)大日杉・切合・本山の各小屋(無料)   (水場)一王子のみ有(切合は枯渇)
(Time)P→60分→御田→95分→地蔵岳→80分→御坪→55分→切合小屋→30分→草履塚→25分→御秘所→50分→一王子→25分→飯豊本山 (山頂まで7時間)   →15分→本山小屋(泊)→45分→御秘所→25分→草履塚→25分→切合小屋→55分→御坪→90分→地蔵岳→70分→御田→60分→P小屋     
紅葉真っ盛りのこの時期は登山者も少なく、日本海に沈む夕日や朝霧に浮かんで見える巨大な飯豊の幻影など・・お天気にも恵まれ忘れることの出来ない素敵な山旅を体験できました。
朝日・蔵王・吾妻・磐梯など東北の名峰がズラリと眺められ飯豊の素晴らしさはアルプス以上です!
 今年最後の避難小屋泊山旅は飯豊連峰の最北の山「えぶり差岳」に〜日本海に沈む夕日を見に行く〜予定だったが、途中道を間違えて飯豊山の大日杉登山口に着いてしまい、仕方がなく飯豊山に変更となった。
 この大日杉は去年Mr.Kさん・韓さんと登ったコースだが地蔵岳に登るまでの長い急坂は相変わらず辛い。地蔵岳からは赤い絨毯の気持ちの良い稜線歩き(写真@)。途中御坪から見上げた紅葉で真紅に染まった飯豊本山の素晴らしさは、あまりにも荘厳で言葉には現せない。
 切合小屋を過ぎ草履塚・御秘所の難所を切り抜け、最後の急坂を登りきると、今年も来ました今夜のお宿「飯豊本山小屋」に到着。当然小屋には一番乗り!
 本山山頂に登ると西へ飯豊連峰の主脈がどこまでも続いていて、遥か先にえぶり差岳が見え、少し南に目をやると大日岳(写真A)が大きく力強く自己主張していて「いつかは行きたい、縦走したい」衝動に駆り立てられる。
 小屋に戻って今夜の夕食は、腐るので真夏では難しい「焼肉」&酒盛り!フライパンも焼肉のタレも持ってきて準備は万端!ご飯も炊いて本格ディナーで大満足。
 ホロ酔い気分で外に出ると丁度夕日が日本海に沈みかけているところ(写真B)で、飯豊本山が陽が沈むにつれ、真っ赤から薄暗いオレンジへと刻一刻と変化していく姿は山の生命を強く感じさせられた。
 翌日も天気は快晴!気持ちの良い朝日と眼下には飯豊本山の影が何重にも重なって見えとても幻想的(写真C)。帰り道山深い飯豊の紅葉に包まれながら下っていくのは、とっても気持ちよく、何度も後ろを振り返り、今年最後の飯豊を目に焼付けて(写真D)大日杉に戻ってくる。
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@紅葉の稜線上を歩く
A翼を広げた大日岳
B飯豊本山と夕日
C朝霧に何重にも飯豊の影が浮かぶ
D御坪から本山を仰ぎ見る