【無畏施ガイド】 … 昔と変わらぬ本物の歩き遍路 … お知らせサイト

私達の歩き遍路は、雨の日も風の日も炎天の下でも「修行の路」を歩きます。 体力も消耗しますし快適とは云えませんが、他に類を見ない充実感と心地好さ、甦る人間力と清浄心、達成感に満ちる「本物の歩き遍路」の同行ガイドです。 ご相談ください、私達は無畏施の志でお手伝いさせていただきます。
己こそ 己の寄辺、己をおきて 誰に寄るべぞ、よく整えし己にこそ洵、得難き寄辺をぞ得ん。” ← 遍路修行の基本だと思います。
 Henro-Walker  無畏施ガイド
お四国センター 直心
(じきしん) 代表 白濱 英治
徳島県知事登録旅行業第2-145号 (社)全国旅行業協会正会員

☆お知らせ項目とその概要です。
募集中の歩き遍路ツアー  へんろ笠⇔手直しと補強 LINK  経帷子(御朱印白衣)    LINK 
 昔と変わらぬ本物の歩き遍路ツアーのお知らせです。熟練先達が「無畏施(むいせ)」の志で同行し、歩き遍路ガイドいたします。道中では無事結願に必要な技能やノウハウそして遍路文化や心構えなどを実体験を交えて伝授させていただく手抜きなしの本物の「歩き遍路」です。ご自分に合ったコースを選択してください。このページの下部をご覧ください。  「言葉の花束」もご覧ください。    雨模様の日、炎天の下、役に立つのは「へんろ笠」です。視界を妨げずに軽くて重宝なへんろ笠ですが、不慣れな方が被ってもなかなか思うようには機能してくれません。その最大の理由は、作る方も、販売する方も素人で、ご自分が使ったこともないためにお遍路さんに使い方を説明したり指導することもできないからです。 手直しと補強が必要です。⇒ご覧ください。     多くのお遍路さんが持参の白衣に88箇所の御朱印を集めている姿を見かけます。何故なのでしょう? 御朱印白衣=経帷子(きょうかたびら)=積善功徳の浄衣=旅立ちの日の晴着です。その「謂れ」と「入手手順」などについて説明しています。 併せて、納経帳への記帳(墨書押印)流れや手順などにも触れて説明しています。ご覧ください。   
   
道中での我慢・忍耐    LINK  歩き遍路(地図)        LINK  新聞・TV報道とお役立ちリンク  
 お遍路さんは見知らぬ地を一人旅で巡ります。お四国には昔から「お遍路さんはお大師様」と受け止め、温かな気持ちで迎え応援する風土が溢れています。でも、長い道中ですから、稀には冷ややかな地域や傲慢無礼な仕打ちにも出会うかもしれません。その場で驚かぬ為にも予めの心構えをお持ちください。 道中でのそうした実体験です。  お遍路にとっての一歩一歩は毎日が見知らぬ土地、初めての道を黙々と歩いて行きます。東西南北も不明、方向も道順も不案内の中で頼りになるのは「へんろ地図」です。 でも、役に立つのは「四国遍路ひとり歩き同行二人」の地図だけです。地図の入手ご希望の方は覗いてください。   TV朝日「人生の楽園」   ディリースポーツ
産 経 新 聞   徳 島 新 聞
おへんろ健診   お四国センター 直心
Henro-Walker   Profile
 歩き遍路の お宿情報  LINK 
 道中でお世話になる旅館や民宿等の情報を 歩き遍路の目線から 実体験に基づいてお宿の情報を記載しています。随時更新します。




募集中歩き遍路ツアー  * 半日コース から 50日間通し打ちプラン まで、本物の歩き遍路です。

  *熟練ガイドが全行程を同行いたします。安心と充実感、少人数(上限三名)での催行です。お宿は個室の予定です。 平成29年9月22日現在(改定版)
  *募集主体は『お四国センター 直心(じきしん) 徳島県知事登録旅行業第2-145号 連絡電話0884-42-4364、急ぐ場合は090-5149-9381
募集中の歩き遍路ツアー区分   募集中のコース区分および概要説明
詳細はコース名をクリックしてください。
 最少催行  旅程日数 旅行料金 
 歩き遍路 ベーシックツアー

*ベーシック7コースの提案です。
 A コース 歩き遍路ベーシックツアー(前泊型)
ノウハウ満載の歩き遍路ベーシックコース:「無事結願」へのお手伝い、割安料金での最適ガイドプランです。参拝札所17ケ寺(01~17) 初日の早朝合流参加も可能。
 1名/組  4泊4日  \111,000-
 B コース 空港・バス停から始まるベーシックツアー
羽田空港始発便・早朝着夜間高速バス及び近畿地区高速バス始発便などを利用し、当日早朝に集合可能なお遍路さんに便利な割安料金プランです。参拝札所17ケ寺(01~17)
1名/組 3泊4日 \105,000- 
 C コース ゆっくり巡る"ソフト型”のベーシックツアー
ゆっくり巡る安心安全ツアー:足腰にやさしく、ファースト・トライに適した区切り打ち。帰省に便利なJR徳島駅まで同行ガイドします。脚力に自信を持てない方にも安心です。参拝札所17ケ寺(01~17) 初日の早朝合流参加も可能。
1名/組  5泊5日 \145,000- 
 D コース 歩き遍路お試し・体験ツアー(前泊型)
「歩き遍路とはどうゆうものか?」を試しに体験してみたいと考える方々向けのコースです。参拝札所11ケ寺(01~11) 初日の早朝合流参加も可能。
1名/組   2泊2日  \60,000-
 E コース 空港・バス停から始まるお試し・体験ツアー
「歩き遍路とはどうゆうものか?」を試しに体験してみたいと考える方々で羽田空港始発便・早朝着夜間高速バス及び近畿地区高速バス始発便などをご利用のお遍路さん向けのコースです。参拝札所11ケ寺(01~11)
1名/組   1泊2日  \54,000-
 F コース 焼山寺「遍路ころがし」ツアー(前泊型)
お四国歩き遍路で最大の難所「焼山寺遍路ころがし」を越え17番井戸寺を経てJR徳島駅前まで、安全に同行ガイドします。参拝札所6ケ寺(12~17)
1名/組  3泊3日 \88,000- 
 G コース 108霊場フル参拝の為の歩き始めツアー
四国88箇所と別格20霊場を併せた”四国108箇所”をフル参拝する為の歩き始めプランです。1番霊山寺~17番井戸寺と別格1番太山寺~別格2番童学寺の19ケ寺を巡ります。解散場所のJR徳島駅前まで同行ガイドします。
 1名/組 5泊6日 \170,000-
 阿波一国 区切り打ちツアー

*阿波一国を巡る区切り打ち特集です。
   
 H コース 阿波一国区切り打ちツアー(廉価版)
手際良く、1番から23番を区切り打ちます。一日25km~35kmの並脚ペースです。参拝札所23ケ寺(1~23) 初日の早朝合流参加も可能。
1名/組   7泊7日  \200,000-
 I コース 阿波一国区切り打ち(国境まで)ツアー
手際良く、1番から23番を越えて土佐との国境まで区切り打ちます。一日25km~35kmの並脚ペースです。参拝札所23ケ寺(1~23~甲浦) 初日の早朝合流参加も可能。
1名/組   9泊9日 \260,000- 
 J コース ゆっくり巡る阿波一国(安心・安全)ツアー
足腰にやさしく、ゆっくりペースで阿波一国を区切り打ちます。脚力に自信を持てない方にも安心です。参拝札所23ケ寺(01~23) 初日の早朝合流参加も可能。
1名/組  9泊9日 \260,000- 
 お遍路入門プラン・一日ツアー 

*ガイドの宿泊費不要 ⇔ 低料金です。
 歩き遍路の初心者ニーズに添っています。
 K コース お遍路入門プラン
早朝集合、1番霊山寺から3番金泉寺まで約4時間、作法・マナー等を実践指導、ご質問等に応じながら同行ガイドする歩き遍路入門プランです。ガイドの宿泊費負担が不要の為、低料金です。参拝札所3ケ寺(01~03)
1名/組  AM7:30-AM11:00  \10,000- 
 L コース 歩き始めの一日ツアー
「歩き始めの一日だけ」を同行ガイドします。基本ノウハウ等を指導しつつご質問等に応じます。当日の朝集合し夕方現地解散です。ガイドの宿泊費負担が不要の為、低料金です。参拝札所6ケ寺(01~06)
1名/組 AM7:45-PM4:45 \20,000- 
 M コース 焼山寺 遍路ころがし 一日ツアー
最大の難所「焼山寺遍路ころがし」を越えて鍋岩地区まで安全に同行ガイドします。当日の朝集合し夕方現地解散です。ガイドの宿泊費負担が不要の為、低料金です。参拝札所1ケ寺
1名/組  AM7:45-PM4:45 \25,000- 
 通し打ち・四回区切り打ちツアー 

*四国八十八ヶ所1,200km通し打ちと
 四回に区分して結願する区切り打ち、
 長距離長期間の歩き遍路です。
 N コース 四国八十八ケ所 通し打ちツアー
1番霊山寺から結願の88番大窪寺まで約1,200km。「お四国」をゆっくりペースで同行ガイドし、通し打ちで50泊50日の歩き遍路(順打ち)します。
1名/組  50泊50日 \1,450,000- 
 O コース 区切り打ち 元気丸① 発心コース
1番霊山寺から33番雪蹊寺まで。阿波一国を打ち、室戸岬を経て高知まで350kmを無理しないペースで区切り打って歩き遍路します。四回区分の初回(発心)です。
1名/組   14泊14日  \440,000-
 P コース 区切り打ち 元気丸② 修行コース
高知を発し、34番種間寺から43番明石寺まで。足摺岬を越え、宇和海沿いに西予市まで330kmを無理しないペースで区切り打ちます。四回区分の二回目(修行)です。
 1名/組  12泊13日 \410,000- 
 Q コース 区切り打ち 元気丸③ 菩提コース
西予市を発し、44番大宝寺から64番前神寺まで。久万高原を経て横峰を越えて伊予三島まで270kmを無理しないペースで区切ります。四回区分の三回目(菩提)です。 
1名/組   11泊11日 \350,000- 
 R コース 区切り打ち 元気丸④ 結願コース
伊予三島を発し、65番三角寺から88番大窪寺まで。雲辺寺を越え、善通寺を経て結願の大窪寺まで170kmを無理しないペースで結願します。四回区分の最終(結願)です。
 1名/組 8泊8日  \250,000-
 フリープラン(自由自在型)
*専任ガイド派遣の受注型企画旅行です。
 S コース フリープラン 自由自在(受注企画と専任ガイド派遣)
ご要望内容に応じて自由自在にコース企画やノウハウを提供するオーダーメイド型の歩き遍路、熟練ガイドを1日単位で派遣いたします。ご友人やグループでの歩き遍路に適し、四国島内のどの地点からでも同行ガイド可能、お電話でご相談ください。℡0884-42-4364(担当は白濱)
1名/組  フリー対応
(1日~50日) 
 \16,000/日

補足説明及び私達のガイド基本姿勢

①私達は業を通じて「無畏施の行]に精進させていただきます。 無畏施(むいせ)とは、誰もが抱くであろう未知未体験への不安をやわらげ、心配事など軽減し、明るい見通しや安心などを施す心身の行をいいます。
②私達は短期間だけ先達同行ガイドし、歩き遍路に必要な技能やノウハウ・文化などについて同行しながら実際行動で指導・提供致します。私達のガイド
基本姿勢は「独り歩き」への指導と支援及びアフターフォローです。
③私達の提供する各コースに参加し必要なノウハウやマナーを身に付けられた後は、お遍路さん独力でお四国約1,200kmの歩き抜かれて「ご無事の結願」を目指されてください。 私達は、無事結願を果たされるまで全力でアフターフォローに努めます。
④A・Bコースは必要な全てのマナーやノウハウなどを提供し、最大の難所も同行ガイドする
ベーシックプランです。Aコースは前泊型、Bコースは当日早朝に集合するプランです。
⑤Cコースは足腰に自信を持てない方々やファースト・トライに適したソフト型の区切り打ちです。体験後に帰宅し、後日に本格トライを希望する方々にベストマッチ(JR徳島駅前まで同行ガイド)した安全安心志向のベーシックプランです。
⑥D・Eコースは試しに体験してみたいと考える方々に向けた
お試し体験プランです。最大の難所「焼山寺遍路ころがし」からは独り歩きとなります。Dコースは前泊型、Eコースは当日早朝に集合するプランです。
⑦Fコースは「
焼山寺遍路ころがし」を無事安全にガイドするプランです。前泊し12番焼山寺から17番井戸寺を経て解散地(JR徳島駅前)まで3泊3日の旅程で同行ガイドします。
⑧Gコースは”
四国108箇所”(四国88箇所+別格20霊場)をフル参拝する為の歩き始めプランです。1番霊山寺~17番井戸寺と別格1番大山寺~別格2番童学寺の19ケ寺を参拝してJR徳島駅前解散場所)まで同行ガイドする当日集合型の5泊6日コースです。
⑨H・Iコースは
阿波一国の区切り打ちプランです。Hコースは23番薬王寺まで、Iコースは阿波の国境を越えて甲浦まで手際よく同行ガイドします。
⑩Jコースはゆっくりペースで阿波一国を巡る区切り打ちプランです。足腰に自信を持てない方々を対象とした安心安全ツアーです。
⑪Kコースは、
歩き始めの約4時間だけの同行ガイド、お遍路の作法とマナー及び基本事項を実践指導しつつ ご質問等に応じます。歩き遍路の距離は約4.5kmです。
⑫Lコースは、
歩き始めの一日だけ同行ガイドします。一日で可能な限りマナーやノウハウを提供しますが、時間の制約から基本事項中心の説明となります。このコースは担当ガイドの宿泊を伴わないので割安料金となります。
⑬Mコースは、お四国で最大の難所「
焼山寺遍路ころがし」を無事安全にガイドするプランです。当日朝集合で焼山寺遍路ころがしを経て鍋岩到着後解散の一日プランです。
⑭Nコースは
四国八十八箇所1,200kmの通し打ちプラン、無理をせずにゆっくりペースでのプランです。
⑮O・P・Q・Rコースは
四回に区分して結願を目指す長距離長期間の区切り打ちプランです。O=元気丸①「発心」、P=元気丸②「修行」、Q=元気丸③「菩提」、R=元気丸④「結願」です。
⑯Sコースはフリープラン自由自在の「受注型企画と専任ガイド派遣」プランです。ガイド1名一日当り\16,000-とガイドの往復交通費実費をお支払い頂き、先達同行ガイ ドに応じています。宿泊費及び食費等はガイド分も含めてお申込者様にご負担いただく形式であり、気兼ねもなく、
グループ単位では随分と割安となりま す。1日から50日の範囲で受付可能ですので、電話(0884-42-4364)でお問い合せ下さい。


少人数での催行に徹する私達のこだわり

 私達は無畏施ガイドのツアーサービスを開始して以来、多くの歩き遍路さんと御縁を結ばせて戴きました。 そ の体験の中で気付かせて戴きましたのは「お遍路さんはその人其々に体力や脚力も違えば、好みも違うし、お遍路への願いや思いも違う」という当り前のことで した。 お四国へ歩き遍路に来られる方々の年齢も、積み重ねてきた人生の長さも、捨て切れない重荷や煩悩の深さも、全ての事柄が其々によって全く異なって おられるということでしたし、御縁を結ばせていただいた方々は「この世で唯一人」の大切でかけがえの無い特別のお遍路さん」なのでした。 私達はそんな 特別な存在である歩き遍路さんをグループとして接したり、ツアーを構成する多数の中の一人としての位置付で接したりしてはならないのだ、と実感しています。
 別の観点から、私達は風雨に晒される厳しい修行環境のへんろ道で其の方の大切な命をお預かりし、安全にガイドさせて戴くという重大な使命を担っている立場でありますので、参加者の個々別々に全員の体調や息遣いを感じられなければ責任あるガイドの務めを果たせないと自覚しています。
 私達はこうした体験の積み重ねから判断しました。 一人の熟練ガイドが説明指導しながら気配りやその時その場で其の人の状況把握が可能な人数限度は3名、その人数を越えてしまうと意識していても知らぬ間に「不行届きや手抜きガイド」に陥ってしまう懸念が大きいと実体験から感じています。 ですから、私達は一人のガイドにかかる募集の人数を最大限3名様まで上限を設定しました。 そして、
少人数での催行に徹することとしているのです。
 経済的合理性を追求して、最少催行人数を7名とか15名とかの多人数を前面に出している世間一般のツアー業者さんとは明確に一線を画し、内実無視の集団ハイキングに堕ちぬように戒めながら、私達は少人数での催行に敢えて徹しております。


 昔と変わらぬ本物の「歩き遍路」に関心のある方はこちらをご覧ください。⇒ お四国センター 直心(じきしん)    LINK







お遍路の道中や資料書籍等の中から心の琴線に触れる言葉を紹介します。
 お遍路の 誰もが 持てる不倖せ (森白象)                 笠ほとけ 杖は大師よ 春の風
 ひょいと四国へ 晴れきっている (山頭火)                   おちついてしねそうな 草枯るる (山頭火)
 濁れる水の 流れつつ澄む (山頭火)                      われいまここに 海の青さのかぎりなし (山頭火)
 出会いを通して、自分に出会う (中山靖雄)                  挨拶は 素直な自分の よみがえり  
 努力の扉の向こうには、また次の努力の扉がある。              道の辺に 阿波の遍路の 墓あはれ (虚子)
  焼山寺 越えてまた湧く わが命 (71歳 男性遍路Oさん)     
  お大師さん 何とかしてよ 足のマメ (マメに苦しむ男遍路さん)
 お遍路の神髄は 「捨てる行」・「無言の行」・「独歩の行」。 
 観音さまとは余人にあらず、汝自身なり。 (天桂禅師) 
 お経は、ただ声を出して読むことが最高、それが読経という行です。  
 元々、お遍路修行には 回数 も 位 も無いのです。
 それ仏法 遥かにあらず、心中にして、すなわち近し。 (空海)
 この一歩 つぎの一歩とへんろ道 前に向かって われも亦ゆく
 かたり得ぬ あわれも秘めて 鈴の音 人それぞれの えがおの陰に
 己こそ 己の寄辺、己をおきて 誰に寄るべぞ、よく整えし己にこそ洵、得難き寄辺をぞ得ん。  (法句経160)
 雨降れば雨、風吹けば風と、歩くというよりは 歩かせていただくという感謝の気持で、一歩一歩お四国を遍路する。
 お遍路を発心したのは私、遍路修行をさせていただきたいと発願したのも私自身です。
  時とかね使って歩むはへんろ道 この疲れこの痛みこそ有り難き哉  (木製道標の記載文) 
 ダイヤモンドはダイヤモンドでしか磨けない、自分の心も自分の心でしか磨けない。 だから、懸命に打ち込む。
 歩き遍路の修行を重ねてゆくと、苦しみには変わりはないのですが、でも、苦しみ方が変わってくるのです。
 すべて悪しきことをなさず、善いことを行い、自己の心を浄めること。 これが仏の教えである。  (七仏通誡偈)
 苦しみの涙で蒔いた種は 喜びの涙で花開き 実を結ぶ時を知る  (太龍寺石板)
 慈はよく楽を与え、悲はよく苦を抜く。 抜苦与楽の基、人に正路を示す、これなり。 (空海) 
 楽な巡り方をしては、人も自分も嘘事だと思います。 安易な詣り方を選べば 後に悔いが芽生え、自分の心に嘘が残ります。 苦あれば楽あり、楽あれば苦あり。 遍路の道には訓えが込められている。 難路も避けずにゆくように…。 
 “貪り”の生ずるは 気に入ったものを見て 正しくない考えを抱いた為、 “瞋り”の生ずるは 気に入らないものを見て 正しくない考えを持った為、 “痴さ”は 無知の為 なさねばならぬことと なしてはならぬこととを 知らなかった愚かさにより生ずる。
 一つの道を二人にて行くことなかれ。 教えに出会えたなら、淋しくとも自分でトボトボと行きなさい。 自分ひとりであってこそ自分自身の途を開いて行くことができる。 ほかの誰人にも頼ってはいけない。
 お四国には医者にも見放された難病の人、悩 みを持つ人など、多くの方々が巡拝している。 敬虔な濁りなき心に基づいて巡っているうちに、自らに訓えられ周りの方々に支えられながら悟らせていただ き、考え方も変わり、不思議に病気が治ったり、生きてゆく光を見出し、更生をしてゆく。 幸福は不幸の床より芽を出す、信仰心あれば不幸も亦感謝である。 
 菩薩の用心はみな慈悲をもって本とし、利他 をもって先とす。 仏を目指して努力する人を菩薩という。 その菩薩の常に心がけなければならないことは、大いに慈悲のこころを持つことであり、自分のこ とはさておき、他人のことを主に考えるという生活態度を持ち続けることである。 しかし、これはなんとむつかしいことか。 しかし、可能か不可能かを考え ることなく、ひたすらに心がけるのが重要なのである。
 お四国を巡るうちに信仰が深まることは事実、奇跡に似た御利益をいただく人もあるが、お遍路をしていただく功徳の一番根本的なものは、だんだんと我執のけがれが除かれてゆくことである。

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