奥西勝さん(73歳)は名古屋拘置所の冷たい壁の独房にいます。
本来なら子供や孫に囲まれて楽しい余生を過ごしているようなおとしではないでしょうか。
 この事件は現在、名古屋高裁に第六次再審を請求しています。
今から38年前・・・確かにだいぶ昔に起きた事件です。
でも、勝さんにとっては、生々しい「今」なのです。
なぜなら、やってもいない事件の犯人とされ死刑になるかもしれないからです。
「殺人・殺人未遂罪」で起訴された奥西勝さん(当時35歳)は、裁判で無実を訴えました。
一審・津地裁は詳細な事実調べの結果奥西さんの主張を認め無罪を言い渡しました。
しかし検察側が控訴。二審・名古屋高裁は勝さんの犯行と認定し一転、死刑判決を出したのです!
奥西さんは最高裁へ上告したものの棄却され、1972年(昭和47年)死刑判決が確定してしまいました。
以後今日に至るまで、奥西さんは獄中から裁判のやり直しを 求め続けています!


目次

簡単な事件内容







@ 起訴事実 奥西さんがやったとされていること
A 検察側の唯一の物証
B 第一審〔津地裁〕と第二審〔名古屋高裁〕の判断
C なんと、検察の唯一の物証歯型鑑定はインチキだった!
D 「犯行機会は奥西さんにしかない」という死刑判決のあやまり
E 犯行機会とされている「10分間」には実はアリバイがあった
F 奥西さんの「自白」は信用できない!物的証拠もない、疑問だらけのストーリー
G ニッカリンTは赤色だった!白ぶどう酒に赤い農薬を入れた?