感情解放セッションについて


■不安、緊張、トラウマからの解放で、自然治癒力が高まる

私は、『ナチュラルセラピー祥』のクライアントのみなさんに、ぜひ「感情解放」セッションを受けてほしいと思っています。
本来、「感情解放」というのは、何かの症状のあるなしにかかわらず、すべての人が必要としているものです。

私たちは、自覚のあるなしに関わらず、実際、生まれてから多くの大小のトラウマを負っています。
特に、胎児期から、10歳頃までの、脳や神経系が未熟で繊細で、
心身を守るすべを持たない頃に負った心と身体の傷は、脳や微細身体に刻印され、
その後、発育する心と身体に大きな影響を与えてゆきます。

この頃の傷が、その子が、将来、数年から数十年を経てかかる病気の原因のひとつになっています。
トラウマの傷は、脳や微細身体のチャクラに否定的なエネルギーの固着となって残り、
内臓や神経、経絡、内分泌の機能を損なうのです。



また、過去にショックや持続的な精神的苦痛を受けた後遺症によって、
常時、脳や目、耳などの感覚器官の本来の機能が抑制されていることがあります。
特定の条件や仕方で身体を使うと、背骨が歪んでしまうほど大きなレベルのトラウマもあります。

さらに、過去のネガティブな感情記憶の想起によって、身体に不快な反応が出たり、
気持ちが落ち込んだり、イライラしたり、精神が不安定になるケースは、誰でもかなりの数を抱えているものです。

このような、過去に負った否定的な感情エネルギーの固着を解放すると、
心身の機能が回復し、自然治癒力を向上させることができます。


一般に、精神的な苦痛の処理の仕方は、その多くが抑圧的です。
つまり、忘れようとする。あるいは、できるかぎり理屈で、頭で納得、整理しようとする。
そして、苦痛をこれ以上感じなくてすむように、表面意識の外においやろうとするわけです。
しかしながら、このような方法では、否定的感情のエネルギーは、ほとんど解放されません。


過去のトラウマ的な体験を思い出すと、今でも苦痛を感じるという方がいます。
また、トラウマ的な体験自体をあまり思い出せない。
あったのかもしれないが、記憶がない。
もしくは、確かにあの頃はきつかったが、今は振り返ってみてもなんともない、という方もいます。

いずれのケースも、否定的感情のエネルギーは、解放されていないことがほとんどです。
記憶がない場合の多くは、表面的な抑圧に成功しているにすぎないのです。
もし病気が発現しているようなら、こちらの方がより深刻な状態といえるでしょう。

つまり、それまでにたくさんの否定的な感情が抑圧されており、
それが身体に病気として現れているにもかかわらず、本人が無自覚なため、
解放に向けてのアクションを取れないからです。

自分には精神的には問題はないとして、自己の内面に触れることさえ忌避する場合があります。
精神的な抑圧が習慣化してしまった人が病気になった場合、
回復までの道のりは難航することが多いといえるでしょう。


否定的な感情のエネルギーは、チャクラやオーラに刻印され、何十年経っても、
身体や心の機能に否定的な刺激を与え続けます。


このような大小の精神的トラウマは通常の「身体調整」でも、少しずつ解放されてゆきますが、
日常、よくその辛い不快な思いが心に浮かんでくる。または過去にそのような苦痛を感じる期間があった。
というような場合は、「感情解放」セッションが役に立ちます。




ナチュラルセラピー祥の「感情解放」セッション

「感情解放」といっても、泣いたり怒ったり、その場で感情を直接表現するわけではありません。
また、必ずしも、そのトラウマの内容を詳しく話す必要があるわけでもありません。

「感情解放」セッションでは、感情の想起によって引き起こされる「微細エネルギー身体の反応」を扱います。
これを調整することで、感情エネルギーの固着を解放し、感情と身体の結びつきを切り離します。
その結果、感情の記憶は、身体の不快な反応を伴わない単なる事実として扱うことができるようになります。

そうすると、もうつらい感情に巻き込まれて自分を見失うということはなくなり、
自分自身や問題と楽に向き合うことができるようになります。



誰でも経験があるかと思いますが、感情的な問題は、なかなかに処理することが難しいものです。
それは、その問題が身体の生理的な反射と深く結びついているからです。
すでに過去の出来事でありながら、脳や神経、筋肉や経絡、チャクラの反応と結びついたまま記憶されているのです。

身体の反射が起きるゆえに、冷静に問題と対処したり、向き合うことが難しくなり、
イライラしたり、落ち込んだり、無気力になったり、といったつらい感情に振り回されることが多くなるのです。


「感情解放」を受けても、不快な記憶が消えたり、やっかいな問題が無くなってしまう
というわけではありませんが、嫌なことを思い出すたびにいちいち、胃がタダレたり、
頭に血が上ったり、背骨が歪んだり、嫌な汗をかいたり、経絡が変動したり、ということから解放されます。

また、身体の反射を伴わないので、その記憶自体も遠のき、薄れてしまったような感じがします。
今度は本当の意味で、整理し、忘れることができるわけです。


そして、過去の記憶に呪縛されていた生命エネルギーが戻ってきますから、
自然治癒力が高まり、治癒プロセスを促進できます。




『ナチュラルセラピー祥』の「感情解放」セッションでは、エナジー・サイコセラピーである
TFT(TFT思考場療法入門 春秋社)、EFT(EFTマニュアル 春秋社)や
その日本版であるFAPのテクニックも研究、包含しています。

また、現在では、経絡以外にも、チャクラ、エーテル、アストラル、メンタル体などの
微細身体や脳の研究により、より高度な感情解放が可能になっています。





【参考図書】 

身体が「ノー」と言うとき―抑圧された感情の代価  ガボール・マテ著  伊藤はるみ訳  日本教文社

【内容紹介

「いやだ!」「ノー!」と言わなければ、結局、身体がわたしたちの代わりに「ノー」と言い始めるだろう。
強皮症、慢性関節リウマチ、潰瘍性大腸炎、全身性エリテマトーデス、多発性硬化症等の
自己免疫疾患をはじめ、筋萎縮性側索硬化症(ALS)、アルツハイマー病、がん等の病と、
成長の過程で無意識のうちに抑圧された感情との関係を、患者へのインタビューを中心に解き明かす。



★感情の抑圧と病気との関係について、詳しく書かれた良書です。

 『ナチュラルセラピー祥』の施療を理解する上でもとても参考になります。

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