12月27日



 対馬2日目、午前中はK田さんの診察に付いていた。医者しているK田さんを見るのは初めてだったが、ほんと、患者さんや看護婦さんに慕われていて対馬でもK田さんの人気は健在だった。人気の秘密はやはりやさしさだろう。丁寧な診察と丁寧な説明。お世辞ではなくてK田さんは医者の鏡だ。


 午後からはM津島町にある2つの診療所、K居瀬診療所、G谷診療所への往診だった。その診療所に来るのは主に慢性疾患の患者さんたちで、変わりがないようだったら同じ薬を処方する。どんな病気の患者さんが来るか分からないので専門外だなんて言ってられない。こんなときのためにも、generalに診察できる勉強は必要だ。でもさすがK田さん。眼科の疾患まで診察していた。



K居瀬診療所 周りの風景
待合室 受付兼薬局
診察室 診察室にあった年代物の聴診器



 K居瀬診療所の雰囲気に多少驚いたが、それでも昔はちゃんとした病院だったらしく、古いレントゲンの機械など名残が残っていた。しかし大変驚いたのは壁にかかっていた長崎県の地図で、なんとまだ長崎自動車道がなかった。一体何年前の地図なんだろう。



 K居瀬診療所の次はG谷診療所。とても趣のある昔ながらの診療所である。

これがG谷診療所 入り口
周りの風景 待合室
受付兼薬局と診察室の入り口 診察室から
診察室の入り口 K田先生
私です。 待合室にてK田先生



 私達が診療所に到着すると、すでに10人くらいのお年寄りがストーブにあたりながら待っていた。診察室に入り、診察の準備をしていると待合室の話し声が聞こえてくる。「あたしゃ足が悪くてね。」「朝になったらゼーゼーいうのよ。」などなど。診察室に入る前に現病歴が分かってしまう。

 この診療所、32年前に建築されたらしい。壁にかかっている鏡には4桁の電話番号が記されていた。すべてが古く、そして趣がある。こんな診療所っていいと思いません?



4桁の電話番号



 2つの診療所巡りから帰り、対馬名物石焼を食べに行った。石を熱し、その上に海の幸をのせていく。対馬を満喫できた夜だった。


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