蒲江NewYear'sCup


2002



 今年もやってきました「蒲江ニューイヤーズカップ」。ウインドサーフィンの常識を覆す海面が毎年多くの選手を悩ませる。昨年はまったくのド微風の中、、途中でクルクル回りだす選手が続出した。さあ、今年はどんなドラマが生まれるのだろうか?


 大会は1月27日(日)のみだったのだが
新キャプテンE夏の強い希望により、金曜日の夜に鹿児島を出発し、土曜日は蒲江のレース会場で練習することとなった。午前1時、桜ヶ丘学生駐車場に集合。遅刻常習犯の私は0時45分に到着し他のメンバーの到着を待った。1時5分には全員集合は完了した。ただ一人キャプテンのE夏を除いて・・・1時30分、電話で起こされたE夏が登場。30分の遅刻か、



やってくれるね、E夏君!



 

この頭で登場 みんなに謝罪するE夏。それを非難する部員



 明らかに「今起きました」という頭で登場したE夏。1年生からも非難され土下座で謝る。キャプテンなのに・・・さらにあまりにも慌てていたため、家に財布を忘れたと、再び家に帰るE夏・・・君はすばらしい!

 1時40分、予定より多少遅れて大分に出発。遠征の楽しみは車の中でのバカ話。運転手が眠くならないようにおもしろいネタを提供するのが後輩の役目だ。僕の乗ったS行CARには宴会部長F田がおり、彼のトークマジックに多いに楽しませてもらった。車内でのトークは何もバカ話だけではない。もちろん真剣にウインドの話もする。特にこういう話の大好きなE夏の車の中では、時に涙がでるほど熱い話を聞かされることがある。


 
途中、休憩のためコンビニに寄った時、さっきまで土下座していたE夏がニコニコしながらやってきた。





「先輩、やっとキャプテンの威厳を取り戻しましたよ!」





 さぞ熱い話をしたんだろうね!



 さて、大分に向けて車は順調に進んでいた。今回大会が開かれる蒲江町は宮崎県との県境で、国道10号線から国道388号線に入りさらに1時間ほど進んだところにある。この国道388号、僕らの間では「夢の国道」と呼ばれている。かつて宮崎県の若山牧水公園から人吉に抜ける時に利用し、一生忘れない思い出ができた。(その様子はこちらをご覧下さい。まだ未完成ですが、この続きに登場する予定です。)まあぶっちゃけていうと「なんでこれが国道なの?」という疑問を持たざるを得なくなるような、半分崩壊しかかった道なのである。蒲江町が近づき、道もどんどん狭くなってくる。外は雨、嫌な予感が頭をよぎる。やはり・・・



土砂崩れ、通行止め



 

国道388号 通行止め



 迂回路を進み、ついに蒲江町に到着した。今回の宿泊所は「蒲江マリンスポーツセンター」という研修施設である。100mプール、海の博物館、体育館、そしてプラネタリウムまである。



蒲江マリンカルチャーセンター



 わざわざ練習をするために1日早く到着したのだが、大雨、暴風でとてもじゃないが出艇できる天候ではなかったため、しばらく天候の回復を待つことにした。しかし、ただ無駄に時間をつぶしたのではせっかく早く来た意味がない。




ウインドサーファーなら、海を知れ!



という訳で




「海の博物館」の見学をしました!






決して興味本位ではありません!






入場料が100円だったからでもありません!







海の勉強です!








一人乗りホバー





こんなことや・・・






不思議な水槽で魚に餌やり






こんなことをしていたとても・・・











勉強です!





 まあ、それはそれで、この博物館、しんかい6500のレプリカや木造漁船、ウルトラプレーンなど展示内容はかなり充実していた。また、なんと水族館も併せ持っている。その水族館の目玉はこれ!




マンボウ




なぜか





マンボウ













こんなにマンボウ!




 100mの海水プールに50匹ものマンボウが飼育されている。近くの定置網に引っかかったマンボウを春まで保護しているらしい。デリケートな魚のため、プールサイドにはこんな張り紙がある。




「マンボウにお手を触れないで下さい。」





決まりを守れない男!

I田H文(21)





 博物館を満喫してもまだ天候は回復しなかった。そこで今度は星の勉強、つまりプラネタリウムを見にいくことにした。もちろん客は僕らだけ。久しぶりのプラネタリウムで最初はわくわくしながら見ていたが、昨夜ほとんど徹夜だったこともあり、途中から熟睡してしまった。目が覚めたらすでにプログラムは終了していた。どうやら他のメンバーも寝てしまったらしい。が・・・





「むっちゃよかったすね、先輩!」と一人目を輝かせているE夏君、僕は君が大好きだ!


 
 
プログラムも終了し、担当のおばさんがドアを開けてくれるのを待っていた。しかし、何分たってもおばさんがこない。プラネタリウムだから当然周りは真っ暗だ。しょうがない。みんな携帯の明かりを頼りに出口へ向かった。




まるで探検隊・・・



 お昼ご飯を食べ終わってもまだ外は大荒れだった。ちょうどそのころ大分大学が到着した。大分大学もこの天候ではどうしようもなかったようで、体育館でバレー、バスケをやり始めた。




楽しそ〜




 僕らも混ぜてもらった。そして大分大学VS鹿児島大学、バスケットボール大会が開催された。僕個人としてはバレーのほうがよかったのだが、大分の大御所J本君の強い希望によりバスケットになった。「なんであいつこんなにバスケやりたかったのだろう?」その訳は試合開始後すぐに分かった。





こいつ、元バスケ部か・・・





 ちょっと悔しかったが、あいつほんとにうまかった。しかし鹿児島大学も負けてはいない。うちには元県選抜O迫がいる。ウインドではいつも「おせーよ、O迫!」といじめられているが今日はヒーロー。皆、自分のところにパスが着たらとりあえずO迫を探す。O迫の華麗な動きに圧倒されてしまった。O迫の株がちょっとだけ上がった日だった。(しかし翌日急落した。)



 こんなに楽しめる蒲江マリンカルチャーセンター。その他にも大会議場、マリーナ、海水浴場などの施設が整っている。すばらしい施設だ。しかし、ここでふと考えた。




この施設、ものすごく場違いな場所にあるのではないか?




こんな道路が

国道388号







 こんなになったり・・・

普通の国道






こんなトンネルが

国道388号のトンネル






こんなトンネルに改築されてから

普通のトンネル





こんな立派な施設を

体育館 食堂






 作ったほうがいいのではないですか?








ね、小泉さん?




注!現在東九州自動車道が建築中で計画では蒲江町まで延長される予定らしい・・・・



 夜は各大学、その他大会参加者、地元の方々との飲み会が開かれた。かつて九州学連の飲み会といったら地獄だったが、最近は比較的おとなしい。よしぞーさんが見たら泣いてしまうかもしれない・・・





大会当日




 朝から爆風だった。ブローは20m/s!しかもいつものようにガスティー、フレフレ!あまりのコンディションにしばらく出艇見合せ。11時すぎ、ようやく少し風が落ちてきたためZ旗が上がった。風が落ちたといってもまだブローは余裕で10m/sは超えている。7.5uのセールしかもってこなかった僕は、強風用バテン(セールを形作るもの、これが硬いと強風でも風がスムーズに流れる)を入れることにした。実はポリクリがあったため、磯での艇積みはE夏くんにお願いしていた。当初から絶対強風になると予想されていたので、E夏に「くれぐれも強風用バテンを忘れないでね!」とお願いしていた。でもさすがE夏くん!






「あっ、すみません、忘れました・・・」







涙・・・




 第一レースはもう最高!右に左に後ろに前に振れる風、思わず笑みがこぼれてきた。途中J本くんとすれ違う。「たまらんな」「ほんとほんと」こんなに緊張感のないレースでいいのだろうか?結果はもちろん惨敗。


 
レース中は笑っていたが、昼ご飯時、放送で第一レースの結果が紹介されかなりへこむ。「2レース目はがんばるぞ!」そう心に誓った。


 第2レースがスタートしたときは風はだいぶ治まり、比較的まともなコンディションであった。スタートで出遅れた僕はなんとかスタボー1本で1上までたどり着き(というかそんなことも蒲江でしかありえないことなんだけど)サイドブイに向けてパンピングを始めた。その時だった。「ボキッ」と鈍い音が!






マストブレイク!




 まさかこんなところでマストが折れるとは思わなかった。



まさかこんなところでレスキュー艇に乗ることになるとは思わなかった。



まさかこれ以上借金が増えるとは思わなかった。




 もちろん第2レースは棄権。あ〜現役最後の蒲江ニューイヤーズカップがこんな形で終わるとは・・・!しかし今回の被害は僕だけではなかったようだ。
 


本日の損失額



マスト1本5万円。同時に破れたセールの修理代1万円。計6万円(被害者Fお)

折れた高級マストCK95




トラッカー破損、修理代3万円(被害者 A戸)

ボードから外れたトラッカー




カゼッコセール1枚全損10万円(被害者 S行)




イムコセール1枚全損7万円(被害者 E夏)





計26万円です!



 高い参加料だった。





 いろいろあったけれど無事に大会は終了した。午前中はあんなに荒れていた海面も鏡のように穏かだ。閉会式終了後、各大学にお別れを言って蒲江町を後にした。リアス式海岸の続く海岸線を車は走る。夕日がとてもきれいだ。物思いにふける僕。「海はやっぱりいいな、楽しい大会だった・・・









マストさえ折れなければ!




蒲江町




◎この後、宮崎で夕食を食べた時、F田のtalkがむっちゃおもしろかたのですが、あまりにお下品なので清楚なこのホームページでの公開はできません。ごめんなさい。