8月10日
(晴れ)



 昨日、短パンだったために入館を断られたヴァチカン市国サン・ピエトロ寺院に再び挑戦!今回は昨夜知り合った3人の女性と一緒だ。まずはベルニーニの柱廊に囲まれたサン・ピエトロ広場にて記念撮影。



後ろは37年にエジプトから持ち帰ったオベリスク



 いよいよサン・ピエトロ寺院へ突入!まず右手に見えてきた彫刻はミケランジェロの傑作「ピエタ像」。キリストの亡骸を抱く聖母マリアの表情が美しい。



ピエタ像



 中にはさらに「聖ペテロ像」、ベルニーニ作の大きな天蓋に囲まれた主祭壇など歴史ある作品が所狭しと飾られている。また内部装飾の豪華さは比類がない。その厳粛な雰囲気の中でミサが行われていた。仏教徒の我々には馴染みの薄い儀式だが、、カトリックの総本山で見たミサは僕らでも何か心に響くものがあった。。



祭壇 光が射し込むサン・ピエトロ寺院



 一度外に出で、ミケランジェロの設計したク-ポラへ登る。人1人通れるかどうかの細いらせん階段を登り高さ120mの展望テラスへ。ここからはヴァチカンの街のパノラマを堪能できる。もちろん一般人の立ち入りが禁止されているヴァチカンの庭園もここからなら見学も可能だ。ここでひとつ疑問が!よく見るととある建物の前まで鉄道が引かれている。が普段使われている気配はない。もしや法王の特別列車用なのか?



ク-ポラからの見るサン・ピエトロ広場 ヴァチカンの庭園



 ヴァチカンは独自の郵便制度を持っている。その正確さには定評があり、独特のスタンプが観光客に人気を博している。僕も思い出にと自宅宛てに葉書を書いた。

 ヴァチカンを守る兵隊は昔からずっとスイス人傭兵と決められている。その伝統は今でも守られているらしい。そしてこんな可愛い格好をしている。
 


かわいいスイス人傭兵



 その後、これまで一緒だった3人の女性とジェラートを食べる。真夏のイタリアによく合うシャーベット!

 ここで3人と別れ、近くのサンタンジェロ城に向かった。非常時には法王の避難場所となったこともある。ペストの流行時に大天使ミカエルがその屋上に現れ、ペスト禍の終わりを告げた。そのため、6世紀に屋上に天使像が据えられ、天使城の名がついた。ここも世界遺産。



ウェディングケーキのようなサンタンジェロ城 そこから見たサン・ピエトロ寺院



 さて次に向かったのがカラカラ浴場。世界最古のレクリエーションセンターとも言われるカラカラ帝時代の217年に完成した大浴場だ。高校時代世界史を学んだことのある人はきっとご存知でしょう。高、中、低温の3種類の浴室のほか、サウナ室やアスレチック施設、ギリシア語とラテン語の図書館まで完備されていた。現代人の思い描く風呂のイメージをはるかに超越している。一度に1600人もの市民が入浴できたらしい。
 


高さ30mもある石垣 今は廃墟となっている。



 今は完全な廃墟となっているが、床のモザイクは1800年前の美しさを今なお残している。



床のモザイク 同じく



 今日もひたすら暑い!カラカラ浴場の入り口にある露店で凍ったミネラルウォーターを購入し、しばらく日陰で休憩。今日1日でいったい何本の水を飲んだことだろう。水代だけでかなりのもんだ。


 カラカラ浴場を右手に、約15分ほど歩くと木々に囲まれた石畳の道が見えてくる。少し薄暗いこの道をさらに進むと一つの古ぼけたアーチが登場する。これはカラカラ浴場に水を送った水道橋の遺構。1800年前の技術にまったく驚かされるばかりだ。この水道橋の後方にはローマを外敵から守っていた城壁とサン・セバスティアーノ門がある。門の中は博物館になっていて、城壁の上を歩くこともできた。



水道橋跡 サン・セバスティアーノ門



 このサン・セバスティアーノ門を抜けるとそこからはアッピア旧街道。このアッピア旧街道は紀元前312年にナポリの北カプアまで建設され、その後ブリンディシまで延長された。この街は航路でギリシアや東方と結ばれ、まさに「すべての道はローマに通ず」だった。特徴のある石畳は2000年の時を経てもなお、わずかに原型を留めている。またここ城壁の外側はローマ市外。緑ゆたかでのどかな風景が広がっていた。



アッピア旧街道 ローマ市外



 今日でイタリアともお別れ。次の目的地オーストリア、ウィーンへの国際列車は19時7分の発車だ。実はヴァチカンで別れた3人の女性と夕食を一緒に食べる約束をしていたので、昨日出会ったテルミニ駅近くの中華料理屋に向かった。ここのチャーハンってマジでうまいのだ!しかし、よく考えよう!




俺って、3日連続チャーハン食べてないか?






っていうか、一度もパスタ食べてないし・・・




 3人から寄せ書きをしてもらったマクドナルドの旗をトランクに掲げ、威風堂々ウィーン行きの列車に乗り込んだ。真澄さん、ミポリンさん、そしてもう1人(あ〜名前が出てこない・・・)おかげさまで2日間楽しい時間が過ごせました。またどこかでお会いしましょう!

(真澄さんは書道家でありながら詩も創作される多才な方です。後日、自作の詩を書かれた素敵なポストカードを頂きました。)


 



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