
8月15日
(晴れ)
今日でインターラーケンともお別れ。チューリッヒ行きの列車まで時間があったので、ユースの近くで自転車を借り、この近辺をサイクリングすることにした。サドルを直そうと、思いっきりねじを回したら、「ボギッ」という音とともサドル崩壊。「こりゃ絶対怒られるな・・・」と覚悟は決めていたが、店の人がいい人で、笑顔で許してくれた。
スイスの爽やかな風の中、まずは線路沿いにグリンデルワルト方向へ向かった・・・が、坂道が続き、全然爽やかじゃなくなってきたため、急遽方向転換し、Ost駅の西にある、Bahnhot
West駅近辺を散策することにした。遠くに廃墟となった古城を眺めながら、放牧された牛の間を縫うように走り抜ける。
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| のどかな風景 |
次は東側、Brienzer湖方向へ。Thuner湖とを結ぶAare川には氷河が溶けた冷たい水が勢いよく流れていた。
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| Aare川 |
一見すると濁って見えるが、この水が湖に注ぐと、スイス独特の美しい乳白色となる。
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| Brienzer湖 | ちょっとポーズをとってみた。 |
そろそろチューリッヒ行きの列車の出発時間が近づいてきたので、自転車を返却してから駅へ向かった。インターラーケン駅には今日も観光客が溢れている。その中に見覚えのある3人組がいた。僕が道案内をした韓国人女性3人組だ!あいさつを交わし、一緒に記念撮影。この日8月15日、奇しくも終戦記念日なり。
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| 韓国人女性3人組 |
13時30分発の列車は16時25分にチューリッヒに到着した。親切なおねーさんに教えられて一軒のユースに入ることが出来た。まずシャワーを浴びようと、スーツケースを開けるときだった。
やべ、鍵無くした・・・
きっとインターラーケンのユースに置き忘れてきたのだろう。そこには家の鍵、車の鍵、そして茶道部の部室の鍵も一緒になっていた。ごめんね〜I中部長!
受付の人からでっかいペンチを貸してもらってスーツケースのこじ開けに成功。心配事が解決し、いざチューリッヒ観光へ出発。スイス第1の都市であり、世界の金融の中心としてもその名を馳せるチューリッヒだが、人口はわずか36万人、高層ビルはほとんどなく、ローマ帝国時代からの旧市街を残す美しい都会である。メインストリートには各国の銀行や証券会社が軒を連ね、この街を訪れる人々は観光客よりも世界の銀行マンや証券マンが多い。しかし、三日月のように細長いチューリッヒ湖に面する街は豊かな緑に溢れ、落ち着いた風情のある旧市街の街並みは中世の歴史を物語っている。
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| チューリッヒ湖 | リマト川 |
チューリッヒ一の観光地といえば、カール大帝が創建したグロスミュンスター大寺院。スイス最大のロマネスク様式寺院で、ツヴィングリが司祭として宗教改革を進めた場所としても有名である。
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| グロスミュンスター大寺院 |
時間が遅く、特に見学できる施設がなかったため、リマト川に沿って、風情ある散策を楽しんだ。
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| 旧市街 | 同じく |
ユースに帰ると2人の日本人と出会った。一人は防衛大のS川くん、もう一人は関西大学のK山くん。K山君は関西人らしいギャグが最高にいけていた。3人でお互いに旅の思い出を語っているところに、新たに日本人女性2人組も加わり、ヨーロッパ最後の夜は大いに盛り上がった。
これからあと1ヶ月旅を続けるK山君に僕は一つの本を託した。「君たちはどう生きるか」という作品で、異国での一人旅の最中に読むと心にズキューンと響く物がある。この本の最後のページにサインをして、K山君には「読み終わったら、また他の人に回してね。」とお願いしておいた。さて今頃どこの国を回っているのだろう・・・
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| K山くんとS川くん |