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平成17年4月18日〜22日
IMCJから福岡に移るまでの2週間を使ってアメリカの首都ワシントンDCを訪問した。たまたまユナイテッド航空が名古屋〜サンフランシスコ間にダブルマイルキャンペーンを行っていたため、それを利用する形で名古屋からの出発とした。
高速バスに乗り、2年間を過ごした新宿を後にした。中央道を通り、名古屋への到着は午後10時、それから新婚K原君と一杯やってカプセルホテルに宿泊。(いい加減、ホテルに泊まれる身分になりたいよ〜)。飛行機の出発までしばらく余裕があったので、地下鉄から愛知万博の会場までを結ぶリニアモーターカー「リニモ」に乗ってみた。やはり常に浮いているだけあって振動は少ない。上海ではすでに実用化され、時速500kmのスピードを出しているらしい。技術の進歩はすごいものだ。万博には行かなかったが、リニモだけで満足できた。
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| さらば新宿 | 愛知万博・リニモ |
高速バスでこちらも新しく開港した中部国際空港「セントレア」に向かったのだが、運転手さんが非常に眠そうで僕の眠気は吹っ飛んでしまった・・・。必死に太ももを叩いて睡魔と戦う運転手さん、ope中、自分の足に水を掛けて覚醒させている自分と被った。
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| セントレア | ユナイテッド航空830便 |
中部国際空港はトヨタをはじめとする民間企業が参入しているためか、空港自体が一つのテーマパークのようになっていて、なんと滑走路を眺めながら入れる銭湯まであるのだ!しかもコンパクトにまとまっていて非常に分かりやすい。成田よりずっといいよ・・・。と愚痴はこのくらいにして、ユナイテッド航空830便にてまずはサンフランシスコに向けて出発!
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| サンフランシスコ国際空港 |
世界的に有名なサンフランシスコだが、実は人口たったの77万人、熊本市くらいか?ゴールデンゲートブリッジや路面電車が街のシンボル、時間があったら見てみたかったが本当はすぐに乗り換えてワシントンへ向かう予定だった。チェックインして搭乗を待っていたところ、いきなり「欠航」の表示が!「オレの英語力でこの危機を脱することができるのか!」と不安で押しつぶされそうになりながらカウンターに並ぶ。さすがはアメリカ、長蛇の列にも関わらず、まったく職員を増やそうとしない。結局1時間並んでようやくグランドホステスと交渉することができた。イマイチよく分からなかったが、気付いたらシカゴ経由でワシントンに行くことになっていた。しかもお詫びにアップグレード(ビジネスクラスに乗れる券)までもらっちゃって・・・やるじゃん、ユナイテッド航空。
ワシントン到着は午後11時30分、たまたま知り合った日本人とタクシーをシェアーしてユースへ向かった。
ワシントンDCの正式名称は「ワシントン・コロンビア特別行政区」。全米50州のどの州にも属さない、連邦政府直轄の地区として出来上がった街だ。ここはアメリカの中心地であるだけでなく、世界政治の中心地ともいえる。
翌朝、まず向かったのは世界で最も有名な建物であろうホワイトハウス、現在の主はジョージ・ブッシュ。初代大統領ジョージ・ワシントンを除き、第2代のジョン・アダムスから200年以上にわたって歴代大統領の居住地となっている。ユースから歩いて10分ほどでホワイトハウスに到着、なんかテレビで見るよりもショボいな・・・と思ったら、こちらは裏側だった。なかなか見られないホワイトハウスのお背中をどうぞ!
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| ホワイトハウス裏側から | 裏から見るとすごく小さい |
ぐるっと回ってようやく見慣れたホワイトハウスと出会うことができた・・・と思ったら、いきなり警官に100mほど後方のフェンス裏に追い出された。するとどこからともなくヘリコプターがやってきて、ホワイトハウスの中庭に着陸した。はっきりとは見えなかったが、報道陣に囲まれたブッシュ大統領らしい人物がヘリに乗り込み、すぐに離陸、その直後にホワイトハウスまでの道が開放された。こんな瞬間を見れるなんて超ラッキー!
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| ホワイトハウスと大統領を乗せたヘリ | 飛び立つブッシュ |
このヘリ、すごく近いところを飛ぶものだから、なんか撃ち落とされてしまいそうな気がするけれど、よく見ると、ホワイトハウスの屋上にスナイパーが配置されていて、たぶん僕なんかも監視されていたんだろう。
ワシントンの街は広い。そこで観光ポイントを循環しているツアーモービルというバスの乗車券を購入し、国会議事堂に向かった。
大ドームを持つ白亜の巨大な建築物である国会議事堂、ここの内部の見学には整理券が必要であるため、とりあえず今日は外からの見学。ワシントンの街でもっとも存在感のあるこの国会議事堂には住所がない。つまりワシントンはここ国会議事堂を中心に作られた街なのである。
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| 国会議事堂 |
1865年4月14日、第16代大統領エイブラハム・リンカーンは暗殺者ジョン・ウィルクス・ブースによって暗殺された。その事件の舞台となったのはフォード劇場。場内は当時のデザインのまま改装され、現在も芝居が上演されている。舞台に向かって右上、星条旗の飾られた場所が暗殺現場の大統領特別席である。
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| リンカーンが暗殺された大統領特別席 | 犯人のピストル |
そのフォード劇場のすぐ近くには、かの有名なFBI本部がある。2つ以上の州にまたがる犯罪や連邦法に関する犯罪を捜査するのがお仕事。DC内の普通のパトカーとはちょっと違った外見に貫禄を感じる。
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| FBI本部 | FBIのパトカー |
ツアーモービルに乗り、リンカーン記念館に到着した。ここはリンカーンの像よりも、反対方向、ワシントン記念塔のほうが有名かも。映画「フォレスト・ガンプ」でガンプとジェニーが感動の再開を果たした場所がここだ。
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| リンカーン像 | ワシントン記念塔 |
2日目
今日は早起きして、国会議事堂内見学ツアーの整理券をもらう。一時間ほど並んで見事にゲット!ツアーは午後からだったので、それまで近くのスミソニアン国立航空宇宙博物館を見学した。数あるアメリカの博物館の中でも入場者1位を誇るこの博物館の最大の特徴は、燃料さえ入れれば展示品は稼働可能な状態であること。しかも本物。入り口から入るとすぐに目に付くのがアポロ計画で持ち帰った「月の石」。世界でも数少ない触れることの出来る月の石である。
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| 月の石 |
その他にも月への着陸船、人類最初の動力飛行機である、ライト兄弟の「フライヤー」、日本のゼロ戦、ロケットなど、男の子にはたまらない展示物が所狭しと並んでいる。
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| 月への着陸船 | アポロ11号の宇宙船 |
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| ゼロ戦 | ロケット |
いよいよ約束の時間となり、国会議事堂の見学ツアーが始まった。日本の国会は会議場まで見学させてくれるが、ここは最初のドーム近辺だけ。少しがっかりだった。
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| ドームの中身 |
最後に、ポトマック川を渡った西のバージニア州側にある、アーリントン国立墓地へ向かった。ここはアメリカ建国以来の国民的英雄や、数々の戦争で亡くなった人々が眠っている。正確な人数は不明だが26万人以上の人々がここに埋葬されていると言われている。
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| 墓石の列 | 「ディスカバリー」乗務員のお墓 |
1963年、遊説中のダラスで暗殺された第35代大統領ジョン・F・ケネディの墓は墓地のほぼ中央にある。永遠の炎が燃え続ける中、1994年に亡くなったジャックリーン夫人と寄り添うように眠っている。
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| ケネディ夫妻の墓石 | J・F・K |
アーリントンの最も高いところに鎮座する白い大理石が、第1次大戦からの無名戦士の墓石「Tomb
of Unknowns」である。陸軍の衛兵によって24時間体制で守られ、衛兵交代のセレモニーを見ることができる。
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| 衛兵 | 微動だにしない・・・ |
同時多発テロ以降、首都ワシントンの警備は厳しくなり、様々な施設への入場が制限されている。昔はあのホワイトハウスさえ見学可能だったそうだ。しかし、そうは言ってもまだまだ見所盛り沢山、じっくり観光するなら1週間は必要でしょう!
知り合った日本人観光客と一緒に夕食を摂り、おとなしくユースで休んだ。というのも翌朝の帰国便が朝7時発だったからだ。これを寝過ごしたら大変なことになる、しかし、ユースのあの大部屋で早朝目覚ましを掛けるのは勇気がいる。ほとんど熟睡できぬまま、アメリカ最後の朝を迎えた。
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| 早朝のDCA airport | 上空から見るホワイトハウス |
晴天のワシントンを後に、シカゴ経由でサンフランシスコに到着。約10時間の旅を経てようやく日本行きの飛行機に乗ることが出来た。飛行機の中では管制とパイロットとの交信をヘッドホンで聞くことが出来るという粋なサービスをしていた。ほとんど聞き取れないが、それでも離陸前の緊迫の雰囲気が伝わってくる。誘導路に入り、いよいよ離陸、加速し始めた矢先、「Stop!
Stop!」との声が聞こえ、途中で滑走が中断となった。「着陸機とのタイミングが合わず、やり直します」とアナウンスがあったが、一歩間違えたら大事故でしょ・・・一瞬ヒヤッとする経験だった。
短いアメリカ旅行だったが、非常に中身の濃いものだった。それだけワシントンが魅力ある街だということだろう。さすがは大国アメリカの首都、もしチャンスがあったら、もう一度ゆっくり行ってみたい。
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