
平成17年6月13日
ヘリポート完備の救命センターならではである消防航空隊との合同訓練、今回、医療センターの同期でもあるE上さんと一緒にこの訓練に参加することになった。
屋上にあるヘリポートはちゃんと誘導灯も設置されていて本格的な設備だった。10時35分に空港を飛び立ったヘリが当院に到着したのは5分後の40分、オレンジ色の飛行服に身を固めた航空隊員の合図でヘリに乗り込んだ。
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| 屋上のヘリポート | 風向計、誘導灯も完備 |
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| ヘリが接近する・・・ | ヘリポートへ着陸 |
今回の訓練は、窒息のため心室細動→心肺停止になった患者の搬送という設定。無線を使って機内から地上の救急隊と連絡を取り合うところからスタートした。除細動が無効で、secondary
ABCDに入ったところで現地に到着、救急車内でエピネフリンを1A静注しヘリに収容、救急隊と一緒に病院へ向けて離陸した。
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| 患者さんをヘリまで搬送 |
まず驚くのは機内の狭さ、この中での処置は困難を極めることが予想され、ある程度必要な処置は地上で行わなければならないだろう。特に気管内挿管は不可能に近く、呼吸状態の適切な把握が重要だと思った。機内の設備はモニター、酸素ボンベ、吸引器、除細動器で、薬剤は救急隊の持ち込みになるらしい。また、エンジン音で聴診器はほとんど聞こえず、患者さんへの声掛けも相当な音量が必要だった。
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| 機内の様子 | 医療機器 |
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| E上さん | 僕デス |
海の中道から天神まで5分で到着、一分一秒を争う急患のときに、これほど有効な搬送手段はないだろう。しかし、ヘリによる救急搬送は欧米に相当遅れをとっているらしい。各国で色々な事情はあるだろうけれど、もっと全国的に広まってもいいのではないだろうか。
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| 無事、病院に到着 | 訓練を終えて、E上さんと |
本格的な訓練で、空の旅を楽しむ余裕はなかったが、でもやっぱり上空から眺める景色は格別!「今日は天気がいいから、ちょっと対馬くらいまで行ってみましょうか・・・」と言ってみたくもなりました・・・
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| 上空からの能古島 |
貴重な体験をさせていただいた航空隊の方々、そして救急部の先生方に心から感謝しています。ありがとうございました!