Brazil


4月10日



 ブラジル行きのバスだとはいえ、とりあえず、ダムのあるこの山奥から脱出することはできそうだ。しかし、最大級の問題があった。それはブラジルのビザを持っていないこと!噂では、イグアスの滝近辺は、特別にビザなし入国が認められているということだったが、あくまでも噂。万が一、ブラジルへの入国を拒否された場合、最も治安の悪いとされる国境に置いていかれることになる!

 緊張高まる僕をよそに、バスは順調に国境へ向かう。パラグアイ・ブラジル間に架かる「友情の橋」は入国審査を待つ車で溢れていた。バスはほぼ満員で、乗り込んだ警察官も一人一人パスポートチェックするのは面倒なようで、抜き打ち的な検査をするだけであった。童顔だったことが幸いしたか、僕は荷物のチェックだけで入国を許され、思いがけなくブラジルに足を踏み入れることとなった。


 昨日の雨が嘘のような快晴、これ幸いと、Foz do Iguacuでバスを乗り換えて、ブラジル側のイグアスへ向かった。

ブラジルから眺めるイグアスの滝


 迫力ではアルゼンチン側に劣ると言われているが、滝の全景を見渡せることがブラジル側の最大の魅力である。


日本で10年間働いていたというブラジル人に出会う。流暢な日本語で、滝の案内をしてくれた。

陽気なブラジル人 凄まじい水しぶき
小動物の宝庫 滝の上流はこんなに静か・・・


 その親切なブラジル人のお陰で、アルゼンチン(プエルトイグアス)行きのバスに乗ることができ、ブラジルから何の問題もなく出国できた。予想外のハプニングが続いたが、多くの人の親切で、この旅一番の思い出ができた一日となった。



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