


4月10日
あイグアス2日目、残念ながら今日も朝からすっきりしない。バスターミナルで一人佇み、滝へ行こうか思案していたところ、たまたまパラグアイ行きのバスがやってきた。(ここプエルト・イグアスは、パラグアイ、ブラジルと国境を接している。)治安が悪いことが不安だったが、まあ、大丈夫じゃない〜って軽い気持ちで乗り込んだ。
バスは一度ブラジルに入り、アスミタッド橋を渡ってパラグアイ、シウダー・デル・エステに到着した。ここには世界最大のイタイプーダムが存在する。この町の住民のほとんどはイタイプーダム関係の仕事に就いているという。国境にあるダムの街・・・裏の顔は闇商売の街である。国境の橋あたり一帯に広がるマーケットは賑やかだ。
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| 賑やかなマーケット |
タクシーを見つけてダムまで行ってもらう。もちろんメーターなんか信用できないから料金は交渉次第、とりあえず、片道10ドルで交渉は成立した。ちなみにバスで行けば1500グアラニー(約40円)だから、この段階で相当にぼったくられている。
ちゃんとダムまで連れて行ってくれるか不安だったが、なんとか無事に到着。安心して降りようとすると、運転手が「荷物を置いていけ」という。帰りは15ドルで送ってやるとのことだった。片道だけとの約束だったくせに、カバンの紐を引っ張って離さないほどのしつこさに頭にきて、振り払うようにしてタクシーを降りた。はあ・・・でもこいつはいい奴だった・・・後に出会う運転手よりは!
中国の三峡ダムが完成するまでは世界一の規模を誇っていたイタイプーダム。その全長は8km、高さは最大185m、パラグアイ20国分の電力を発電する能力がある。
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| イタイプーダム | この堤防が8キロ続く |
ビジターセンターでまず、ダムができるまでのビデオを見て、それからバスでの見学となる。この日は首都アスンシオンの高校生グループと一緒だった。なかなか日本人はこないようで、日本人というだけで僕はヒーローだった。多くの生徒からメールアドレスの交換を求められ、写真も撮られまくった。すぐにパラグアイが大好きになった。
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| 高校生に囲まれて | 巨大な発電機 |
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| 広大なダム湖 | 女子高生に囲まれて、幸せ・・・ |
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| とにかくすべてが大きかった。 | とても人懐っこいパラグアイの高校生 |
ダムの規模にも大満足だったが、パラグアイ人との交流ができたということが、何よりもうれしい出来事だった。また国営企業だからか、職員の応対もすばらしい。親切なおじさんがいたので、ブラジルとの国境まで帰りのタクシーをお願いした。
そしてやってきたのが、60代くらいの運転手、高校生たちと笑顔でお別れしてタクシーに乗り込んだ。しかし、運転手が言うには「俺はアルゼンチンまで40ドルで行くことになっていると聞いてやってきた。国境までだったら乗せてやらん!」といいやがる!もしや、あのダムの職員とグルだったのか?
完全に頭にきたので、追いかけてくる運転手を無視して一人、事務所を飛び出した。勢いで出てきたはいいが、やばい・・・どうやって帰ればいいのだろう・・・途方にくれながら歩いていると、ライフルをもった警官に出会った。国境までの行き方を聞くと「あのバスに乗れ!」と今にも発車しそうなバスを指差した。走ってなんとか乗ることができたのだが、乗ってびっくり!運賃の単位がレアルとなっている。
どうやらブラジル行きのバスに乗ってしまったらしい・・・