7月19日
(晴れ)


  今日は東西貿易の中継地としてポルトガル、オランダ、イギリスから支配されていたマラッカに向かうことにした。ホテルから歩いてPudu Rayaバスターミナルへ向かう途中、「日本人ですか?」と日本語でオヤジが話しかけてくる。「うちの妹が日本にいるんだよ」とこのオヤジは言う。典型的な詐欺師。今、クアラ・ルンプールで急増しているのがこのタイプの詐欺。このまま「うちに来て妹に電話して欲しい」「妹が日本で大変な目にあっている」なんて騙してある場所に連れていき、そこでカードを盗むというものガイドブックにくどいくらい注意するように書いてあるので「今からマラッカに行くから時間がない」と答えると笑顔で去っていく。あぶないあぶない。

 Pudu Raya バスターミナルはさまざまな人種の人で溢れ返っていた。マラッカ行きの切符を買ってバスに乗り込む。意外にきれいなバスだった。所要時間約3時間、料金7.9RM(230円)
 

バスの中から見える風景


 トイレ休憩もないバスの旅、窓から見える風景は森や畑が広がる広大な自然だった。3時間後、マラッカに到着。ちょうどお昼頃だったのでレストランで Nasi Ayamというチキンライスを食べる。一人で食べていると2人組の若者が「今からどこ行くの?」「日本人?」などと話かけてくる。なんか日本人に興味津々っ感じだった。僕がテレフォンカードの買い方を聞くと一人がタダでカードをプレゼントしてくれた。(後日このカード、度数が0だということに気がつくが、この時はかなりいい人だと感動した。)

 

マラッカ


 腹もいっぱいになったところで今夜の宿を探しに行く。1泊30RM(900円)くらいの宿もあったが、雰囲気があまりに恐ろしかったので、うぶな僕は65RM(1950円)のちょっといいことに泊まることに決めた。ホテルに荷物を置き、いざマラッカ観光へ!


オランダ広場 スタダイス
遠くに見えるのがマラッカ海峡 セント・ポール教会


 観光の中心はオランダ広場、この周辺に観光地は固まっている。スタダイスは1641年から1660年にかけて建造された東南アジア最古のオランダ建築。今は歴史資料館になっている。入場料は2RM(60円)と格安だったが、それでも学割を使おうと国際学生証を見せたのだが、やっぱり「NO!」と言われる。


 セント・ポール教会は1521年の建造。フランシスコ・ザビエルの遺体も一時保管されていたらしい。現在は廃墟となっていた。


サンチャゴ砦


 ポルトガルがマラッカを占領した1511年に作られたサンチャゴ砦だが、1807年にイギリス軍に破壊された。ちなみにこれ、世界史の資料集にも掲載されている有名なものです。


僕を乗っけてくれたおじさん トライショーの中から


 マラッカの町には「トライショー」という2人乗りの自転車が走っている。せっかくだから乗ってみようと思い、おじさんに声をかけると、15RM(450円)で町を一周しないかと、汗だらけの観光案内書を見せて熱弁してくれたが、結構いろいろ観光した後だったので、5RM(150円)で海洋博物館まで行ってもらう。


海洋博物館の説明は日本語ふりがな付き! マラッカ川


 本当に驚くことなんだけど、マレーシアでは至る所に日本語の案内がある。後でお見せしますが、空港、駅の表示はマレーシア語、英語、日本語の3つです。日本の東南アジアにおける影響力の大きさを感じた。海洋博物館では親切なことにふりがな付きだった。

 あまりに暑かったので一度ホテルに戻り少しゆっくりしてから再び出かけた。この時、なんか本当に汚い格好をした日本人2人に会い、一緒にインターネットカフェに行くことになる。初めてのインターネットカフェだったが、マレーシアからこのHPに書き込みができて感動した。また、ここで日本人女性2人組とも会うが、彼女らは一泊300円のホテルに泊まっているらしい。すごい根性だ。


旅の達人たち


 この旅の達人たちと一緒に夕食を食べる。いろいろと話を聞かせてもらったが、すごすぎる。右の方は今非常に危険なインドネシアに1ヶ月ほど滞在してからマレーシアに渡ってきたらしい。左の方は英語、中国語までぺらぺら、うまく旅するコツは汚い格好をすることらしい。本当なんだろうか?


音と光のショー


 21:00からサンチャゴ砦付近がライトアップされ、そこで音と光のショーというのをやっていた。10RM(300円)くらいだったので見ていくことにした。マレーシアの歴史を紹介するショーで、オランダ、イギリスに占領された場面はそうでもなかったのだが、日本に占領された場面では、日の丸がライトアップされたり、戦闘機の爆撃音が鳴り響いたり、露骨に悪者扱いされていた。東南アジアの国々では、やはり日本に対する感情は複雑みたいだ。


 英語のナレーションであまり意味は分からなかったが、結構きれいなショーだった。満足してホテルに帰った。


7月20日ヘ