
7月28日
(晴れ)
今日はパリを離れ、世界遺産モン・サン・ミッシェルに行くことにした。まず、Montparnasse駅から9時5分発のTGV8713号にてRennesへ向かった。ここは人口20万、ブルターニュ地方の中心地として発展した町だ。ここの駅で荷物を預け、モン・サン・ミッシェル行きのバスを待っていた。なんとこのバスはユーレイルパス所持者は無料だった。ラッキー!ベンチに座っていると日本人らしき女性が「エクスキューズミ〜」と話しかけてきたので僕が「日本人ですよ」というと「なんや、そうなんか」とコテコテの大阪弁が帰ってきた。久美さんという方で、数ヶ月かけてユーラシア大陸を横断するというツワモノだった。彼女と一緒にバスに乗り、フランスの田舎の風景を楽しみながら約1時間、バスの運転手がスピードを落とし、「前を見ろ」というので見てみると・・・
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| 世界遺産 Mont St Michel |
海岸から約1km沖に突き出た岩山で、フランスで最も有名な巡礼地であるモン・サン・ミッシェルは遠くから眺めると島全体が 海に浮かぶ1つの城のように見え、幻想的な美しさを醸し出していた。
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| 1つの岩山みたいだ。 | ここもまた歴史があるのです。 |
島の起源は8世紀初めにさかのぼる。当時の司教だったオベールはサン・ミッシェルの夢のお告げにより、トンブ山と呼ばれた高さ約80mのこの地に修道院を建立。その後、11世紀から12世紀にかけてロマネスク様式の僧院が、13世紀にはゴシック様式の建物が建てられ、巡礼の地として栄えてきた。
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| 周りの風景 | 一面の干潟 |
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| サン・マロ湾 | 最高の天気だった。 |
この日はとにかく天気がよく、周りの干潟、サン・マロ湾が美しく輝いていた。砂の入り交じった遠浅の海は、ブルーグレーや薄茶色の幾筋もの稿をなし、情趣に富む風景だ。海岸沿いにはたくさんの羊が放牧されており、そののどかさもこの頑強な岩山を引き立てていた。
一廻りした後、グランド・リシュ沿いの海の見えるレストランで名物の特大オムレツを食べた。オムレツって言っても日本で我々が食べるオムレツとは種類も大きさも大違い!まず、卵の中身は泡状のクリームだし、大きさも直径約30cm。恐ろしいオムレツだ!
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| 中の風景 | 名物巨大オムレツ |
午後3時までこの美しい島を満喫し、バスでレンヌに戻った。レンヌでは観光案内所でユースを紹介してもらったが、あいにく満室だったので、安そうなホテルを探した。この観光案内所のおばちゃんは本当にいい人で、わざわざ日本語のパンフレットもタダでくれた。こんな小さい町にも日本語のパンフがあるって日本はすごいね。
いろんな所に電話しまくったが、安いところはなぜかどこも電話にでない。しょうがないので駅の近くの小さいホテルに行ってみることにした。するとドアに時計の図があり、ホテルが開く時間が示されていた。長針は12を指しているのだが、短針が微妙に7と8の真中にある。「これは7時なのか、8時なのか?」どちらにしろ、待たなきゃどうしようもないので、ひたすらに待つことにした。しばらくすると、イチローそっくりの外人さんとその彼女がやってきた。そして一緒に地べたにヤンキ−座りして笑顔で国際交流。そして待つこと1時間、午後7時にホテルのオーナー夫婦が仲良く帰ってきた。
フロントでチェックインしようとしたら大きな問題が生じた。
この夫婦、英語が通じない!
しかも、「One night」レベルの単語も通じない!本当に困っていたら、イチローがフランス語で通訳してくれて(彼もフランス語は苦手みたいだったが)、ようやく一泊できることになった。しかもこの夫婦の手違いで通常の半額で泊まれた。一泊1500円なり!
後で聞いた話だが、フランスでは英語は通じないと思っていたほうがいいらしい。パリなどの大都市では問題ないが、地方の小都市ではどこも「フランスにいるならフランス語話せ」って感じなんだそうです。