大東岳は仙台市の西のはずれ、山形との県境近くにあり、市街地から1時間かからずに行けることもあって、結構人気の山らしい。私は仙台にかれこれ20年近く住んでいるが、登ったのは今回がはじめて(^_^;)。
大東岳は標高1365.8m。行程の標高差は1000m近くあり、手軽に行けるわりには結構しっかり登山を楽しめる。今回は会社の仲間と作っている「ニコニコ登山クラブ」による今年最初の山行で(と言っても去年結成されて、一度山に行っただけです)、私を入れて3人が参加した(部員は幽霊も入れて5人?かな、笑)。名乗るのも恥ずかしいクラブ名だけど、今年は7月末に富士山に登る予定なので、それへ向けて体力作りと靴ならし(最近登山をはじめた部員が多い)も兼ねた登山となった。
この日は雨こそ落ちてこなかったが、朝から曇り空。とりあえずトレーニングだと思って、朝8時半、本小屋(二口温泉)にある駐車場に車を停め登り始める。登りのルートは「表コース」と言われる大東岳から南東に伸びた尾根を登るコース。本小屋を出発点として、約100m登る毎に何合目の標識がある。最初は沢沿いに登る。沢を詰め尾根に出ると、そこが展望台と呼ばれるところ。「展望台」と名づけられているが、あまり展望は開けていない。ここがちょうど5合目。
ここから先は尾根歩きになる。涼しいくらいの陽気だった事もあって、3人ともいたって快調。それほどばてることもなく、こぶし平を過ぎ、最後のきつい登りをクリア。11時半には頂上に到着した。
曇っていて何も見えないので、そそくさと昼食の準備に取りかかり、さっさと食べ終わって12時半に下山開始。下山コースは大行沢のコースを取る。
こちらのコースは傾斜の急なやや難コース。「ここは登りたくないなぁ」というような急な下りが続く。でも、登山と言うのは、大抵上りより下りのほうがきつい。膝にかかる負担が大きいし、足も疲れるのだ。上りは快調だった部員たちもこの下りにはややバテ気味。ただ登りのコースに比べると、こちらの方がブナ林がきれいだ。他の二人はそんなもの見てる余裕はなかったようだが…(^_^;)
ガクリ沢との出会いまで約50分ほどを一気に下って、とりあえず一息。さらに20分ほど下ると樋ノ沢避難小屋に到着する。樋ノ沢避難小屋は2階建ての立派な避難小屋だが、トイレは付いていない。
ここから出発点の二口温泉までは、大行沢沿いに下る。大行沢は深い渓谷となっていて、途中「裏磐司」や「雨滝」などの景勝地がある。山渓のアルペンガイド「東北の山」では、ここからの沢沿いの道は「ゆるやかな道」となっているが、ゆるやかというにはやや険しい。大行沢自体も結構切り立った渓谷なので、当然道は急斜面を横切る形で切られており、また小さな支沢が多く入りこんでいるため、そういう場所では丸太を組んだ橋を渡る事になる。滑りやすく落ちたら怪我では済まない高さの場所もある。
またこの沢沿いのコースは地形が読みにくく、現在地を把握しづらい。そのせいもあってか、6キロほどの行程がかなり長く感じられた。それも「裏磐司」で勇壮な滝を眺め、「雨滝」まで来るともうひと頑張り。「雨滝」はオーバーハングした崖の上から落ちてくる滝で、水量が少ないため文字通り雨のように降ってくる。「雨滝」からは二口温泉まで40分ほどだ。
午後4時、駐車場に到着。みんなお疲れさまでした(笑)。