2001.2.11
安達太良山登頂
奥岳温泉からゴンドラにて薬師岳(五葉松平)→安達太良山→五葉松平→安達太良高原スキー場
(文中写真をクリックすると拡大写真が表示されます)
今年初めてスキーツアーに挑戦。しかも今回は初の単独。場所の選択に悩んだが、あらゆる面で不安が多かったので、比較的ルートがわかりやすく去年の11月に登ったばかりの安達太良山に決める。
安達太良高原スキー場には8時過ぎに到着。この時点でシールを忘れてきた事に気付いた。情けない(^_^;) 初の単独行なのに前途多難…。仕方なく登頂は一旦諦めてスキー場で滑っていたが、雪は多少降っていたがスキー場は風もなく穏やかな天気。スキー場での練習にも最近ちょっと飽きていたので、とりあえずスキーを担いで登れるところまで行ってみることにした。
ゴンドラを使って薬師岳に着いたのが10時ちょっと前。ザックにスキーを着けてテレマークブーツで登り始める。ちなみに私のブーツはCRISPIの皮のツーバックルタイプ。幸いすでにかなりの数の登山者が入山したらしく、ルートは踏み固められて歩きやすい。ゴンドラ終点からちょっと右手にあがると、すぐに薬師岳の広い頂上に出る。昨年来たときにはここから安達太良山〜鉄山の稜線が一望できたが、今日は残念ながら雲の中である。ただ風が弱いのがなにより。
ルートはほぼ夏の登山道沿いに進む。ここからだと安達太良山頂を正面に見てやや左手になる尾根上をたどり、1519mの小さなコルを過ぎて尾根を登りきったあたりで右手にトラバース気味に進んみ、頂上直下に出たら後はまっすぐ登るだけだ。
雪の量は多いほうなのだろうか。薬師岳近辺はやや木がうるさいが、尾根を辿るうちに雪に覆われて疎らとなる。新雪が20cmほど積もっていたが、先行者に踏み固めらられていたので、わかんやスノーシューなしでも特に苦にならなずすいすい登る。が、久しぶりのせいか少々バテ気味で脚に来た(^^ゞ
風が強まったのは明瞭な尾根をはずれて右に進路を変えた辺りから。斜面をトラバース気味に北西方向に進むが西からの強烈な風で担いだスキーが煽られ歩きづらい。ここから先は潅木もなく見えるのは雪の斜面だけ。風はガスと雪を伴い急激に視界も悪くなる。ところどころに登山者がつけたのだろう手製の小さな旗があったが、それもあまりあてにはできない。しばらく進むと夏道の標識があり、先行していた他のグループが視界の悪さと強風に立ち往生していた。
視界は悪くなる一方で風もさらに強くなる。回りの視界はまったくきかず灰色の世界。地図を見てコンパスで方向を決めて登り始める。さすがに一人きりになるとちょっと恐い。しばらくすると前方から下山してきたグループが現れた。「現れた」と言うのは、10mくらいまで近づいてはじめて見えてくるのだ。上の様子を聞いたところ、すごい風だとのこと。どうしようか迷ったが、まだ時間も早いのでもう少し進むことに。
さらに進んでいくとガスと雪の一瞬の切れ間に、やや右下に夏道の看板と標識が確認できた。おそらく峰ノ辻方面から頂上を巻いてくる登山道との合流点付近だと思われた。ひとまず斜面に座って休息を取り、地図で確認。ここから頂上へはほぼ真西にまっすぐ登ればいいはずだが、視界と風は回復の兆しはない。後続のグループは登ってくる気配がなく、天気図では天候は悪化する方向にあったのと、まだ下山時の滑りに自信がなかったのでここで登頂を断念した。
スキーを着け下山し始めたが、足下の斜面の傾斜が見えないので最初はバランスがうまく取れなかった。とりあえず斜面をトラバース気味に斜め滑りで滑り降りる。視界はなくすでに自分の足跡も風で消えていたので、ここでもコンパス頼り。
だがすぐに他のグループが立ち往生していた標識を確認し、それを過ぎたあたりで下山してきたグループの背中が見えてきた。尾根に出たあたりでは視界も大夫良くなりホット一息。あとは尾根を滑って下るだけ。
下りの尾根はだいたい左の写真のような感じ。ただ正直言って私の滑りはまだまだ初心者。ゲレンデではちょっとは滑れるが不整地はまったく別だと今回も実感(^_^;) 斜面が比較的ゆるやかだったので助かった。それでも歩いて下るよりは早いしずっと楽ではあるが…
ゴンドラの終点に着いたのは12時半頃。短い時間だったが、結構きつい登山でした。
