いじめは許さない! 氷のチャックモン進化
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脚本:富田祐弘 演出:吉沢孝男 作画監督:清山滋崇 |
さて3話です。
●全体印象
ようやく少しキャラが見えてきました。それぞれの残る理由とか。まだ世界を救うなんて認識はないようですね。
いっぽうケルビモンに続きルーチェモンの名前が出てくるなど、世界観的には確実に明らかになってきてます。
絵・演出も前の2話と遜色なく、普通に見られました。これが続いてくれればいいんですが、4話からくずれるのが02からの伝統芸ゆえ…(笑)
総作監の山室さんに期待しましょう。
で、脚本もまた普通で。というか、テイマーズ夏の映画とも同じ臭いを感じます。少なくとも確実に対象年齢が下がった感じ。
でもこの感覚、もしかして、パートナーデジモンがいない寂しさでしょうか?
まだまだ慣れが必要みたいです。
●歌
微妙に変わってる感じです。2話までは最後まで光っていたルーチェモンが、途中で消えてませんでした?
そのためか、拓也の向かい側にいる十闘士が見えます。
あれは…ダスクモン!?
●各メンバー
・拓也
泉とはちょっと仲が悪いみたいですが、あまり暗さはありません。むしろケンカするほど仲がいいカップルをベタベタに演出。
ここまで恋愛要素を感じさせつつ、しかも毒のない演出を見せてくれるとは。シリーズ初ですか?
主人公と紅一点がそういう仲なのもかなりベタベタ?
・輝二
今回は出番なし。最初にちょびっと&最後のシーンに直ったばかりの橋を、電車で渡っていったくらいのものです。ちゃっかり者め。
・泉
帰れなくてもかまわないという発言が飛び出しました。ここは要チェックかも。
それにしても、派手な外見のわりにはまだキャラが地味なような…。
・純平
拓也とはいいケンカ友だちになりそうな予感。ていうか拓也にまるで先輩と見てもらえないあたり…。
・友樹
いじめっ子をやっつける、なんて言ってましたが、これまた暗さのない演出。進化の動機も拓也を救うためのものです。
しかしまあ、裏表のない子で好印象かも。
・キャンドモン
老人がいるあたり、テイマーズのツチダルモンを思い出させますね。
デジコードをウィザーモンに守らせていたということは、任意に地域を食って進化できるってことですか?
前半はいかにも悪役っぽく見せて最後でひっくり返すのもお約束。
今後もお約束とかベタベタという言葉が大量に出てくることが予想されます。お出かけの際はご注意ください。
●戦闘
今回はウィザーモンが登場。うわああ!? と最初は思いましたが………う、宇垣さん!?
アルゴ・ガルスキー!?
閑話休題。
チャックモンが登場したものの、実質はアグニモンの戦い。ウィザーモンとの戦いは、スピードあふれるなかなか見応えのあるものでした。
影の有無から本体がわかるあたりは明快? ベタベタ?
ところで、長老の言葉が正しければウィザーモンは悪いヤツじゃないはず。
でもアグニモンは『汚れた悪の云々』と言ってましたよ?
今回からは勝手にデジコードが解放されるようですね。過程省略。輝二はちゃんと解放してあげたのですか?
●今回の名セリフ
1.『オレはアグニモンに進化できる。みんなとは違うんだ』(拓也)
ただ単に心配いらないと言おうとしたのでしょうけど、受け取りかたによっては優位をアピールする発言とも取れます。
まだ子供ですし、ああいう性格ですから、そこまでは気が回らんのでしょう。
2.『できるわけ…ないよな…』(純平)
やたらと友樹を仕切りたがるのは感覚的に近い、と認識したからでしょうか。
ところがその友樹まで進化して、いったいどのように感じているんでしょう?
●予告
次回はマッシュモン兄弟の暴虐とフローラモンの忍従ですか。なんだか水戸黄門みたいな展開になってきた。
ビンタに蹴り技、ヒップアタックと、フェアリモンの技は見た目以上にアグレッシブです。