目覚めよセラフィモン!十闘士の秘密!

 脚本:吉田玲子 演出:角銅博之 作画監督:出口としお
 13話です。1クール目最大の山場…というべき?

●全体印象
 巷の評価が非常に低い回ですね。念のためもう一度見返してみたのですが、お話そのものの出来は12話より上。
 しかし、ヘロヘロの作画とまったりした演出により台無しになってます。特に作画の出来はもう…泣けてくるくらい。
 セラフィモンが寝ボケて見えたのも、むしろ演出自体が寝ボケていたからではないかという気がしてなりません。
 …か、角銅さん!?

 とはいえこの回で、ただ機械的に森のターミナルを目指すだけだった拓也たちに、明確な目的が生まれたのはたしかです。
 パートナーがいない分は、セラフィモンを育成することで補うんでしょおか? なんだか魔法陣グルグルみたいな展開です。


 ここまでの展開の総括としては、合計点的にかなり厳しいもの。
 キャラが累計的なのは、この際いいんです。しっかり描けていさえすれば、誰にも文句は言えません。
 しかし残念ながら、「できていた」とはお世辞にも言えないのが現状。7、8話あたりはよさげに感じたんですが……。
 逆に目立つのは旧作シリーズの声優や類型ゲストキャラの登場など、表面的な部分ばかり。フロンティアでしかできないことをやろう、という意気込みをなかなか感じ取ることができません。
 人間がデジモンになっちゃうコンセプトであれば、それ相応のなにかがあると思ったのですが、今のところは皆無…ですね。むう。

 もう一つ問題なのは勝率の低さ。1クール目終了の段階で勝率が6割を切っている印象です。
 単独で戦わざるをえない状況ならともかく人数がそろっていての数字ですから、よけいに感じますね。
 せめて、一対一なら各幹部と互角かちょい上くらいは欲しいところですが、半分の人数に圧倒されてしまうありさまでは、どうにも。
 往年のサムライトルーパーのように、進化に慣れて強くなっていき敵幹部に危機感を抱かせるような展開を期待したいのですが、兆候なし。嗚呼。

 …それにしても展開が早いですね。なんだか26話で打ち切りしそうな勢いです(シャレに…ならん)
 


●各メンバー

拓也
 なぜかスライドエボリューションを使いませんでした。今回最大の謎です。
 ヴリトラモンになっていれば勝てないまでも、最悪の事態だけは避けられたかもしれないのに…。

輝二
 同じく、あの状況でなぜかヴォルフモンに進化してます。どう考えても、ガルムモンに進化すべきだったと思うのですよ?
 全力を出して負けるならともかく、これは納得がいきません。


 今回も非戦闘員ですが、いち早くセラフィモンの卵を確保した点において殊勲賞といえるでしょう。
 次回のボルグモン活躍で待望のスピリット奪還が期待されますが、この調子だとビースト型になるまでは臍をかむことになりそう。

純平
 作画のせいか、いつもより妙に可愛らしく見えました。そんだけ。

友樹
 ソーサリモンの死に涙していたものの、少々ばたばたした展開のため普通に流されてしまいました。
 なお彼が戦闘で役に立った局面は皆無です(汗)

セラフィモン
 なんと声が檜山さん。黒ウォさんです。しかし何だか眠そうで、なんだかわからんうちメルキューレモンにやられちゃいました。
 おい! 三大天使デジモン! 究極体!
 

 ちなみに、
彼がくれた情報は何の役にもたちませんでした(^_^;)
 おかげでこの回は、サムライトルーパー第3話『鎧擬亜の秘密』なみのウソタイトル話になっています。

ソーサリモン
 オファニモンに頼まれてセラフィモンを守っていたらしいのですが、そのオファニモンが遣わしたのが迂闊なお子様だったので台無し。
 セラフィモンが卵にされた時点でかなり無駄骨という感じです。その上死に損?

強いぞ! 十闘士
 ビーストスピリットを奪われたグロットモン、今度は仲間を連れてきました。正しい戦略です(ほかの連中が勝手についてきただけですが)。
 その強さはけた外れ。ガチンコではメインキャラがまったく敵いません。瞬間移動と反射を得意とするメルキューレモンに至っては、虚をついたとはいえセラフィモンをあっさりと屠ってます。あまりの呆気なさに 『はあ?』 と声に出してしまうありさま。とほほ…。

 グロットモン以外の三人は初顔合わせですが、むしろメインキャラより光っていましたね。
 悪役デジモン燃えという楽しみができたかも。



●戦闘

 今回は裏十闘士組の圧勝。メインキャラはいいところなしでした。
 当然全員(除グロットモン)がビースト型になれるはずですから、たとえスライドしても…不利だったかも。



●今回の名(迷)セリフ


『教えないと承知しなーい!』(ラーナモン)


『…ウマイ』(アルボルモン)

『こいつらより、セラフィモンを狙うべきじゃないのか?
『…フッ! ヤツらを狙え! そうすれば、セラフィモンの足枷になる!』(メルキューレモン)

 性格がよく出ているセリフ群です。微妙に子悪党入ったグロットモンもいい感じ。
 しかし…なめられてますね、アグニモン達(^_^;)。

 なおラーナモンは意外にナイスバディ。フェアリモンにも少しは分けてあげてください。
 スタイルまで負けているのではあんまりです。



●予告
 ついに純平もビーストスピリットを獲得。ついにグロットモン倒れる!?
 そして映画予告がさらに充実してました。ダルクモン、ヒポグリフォモン(なぜか号泣)、ゴートモン、ベアモン、コテモン、
 そしてディノヒューモンを確認。
 あの壁画に描かれたデジモンが今回のラスボスなんでしょうか?

 ベアモンは可愛いですね〜(´▽`)
 ぜひ拓也のパートナーに!(無理)