デジモンフロンティア第19話

　19話です。何かいろんな意味ですごすぎるお話。 ●全体印象　先週が完全なギャグ篇なら、こちらは何とスポンサー販促話。しかも、ピュアバーガーの宣伝です。　グッズに興味がないせいと近くにないのとで、しばらくロッテリアに行ってないのですが、そもそもピュアバーガーってまだ売ってましたっけ？　あんまり利用しない人にとってはすでに記憶の彼方のロストマウンテンに埋没してるメニューのような気が……。　私も今日やっと思い出しましたよ。あの流す涙も不気味なＣＭを。　おっと、そんなことはどうでもよかった。内容についても語らないと。　今回は友樹メインというより、彼寄りのオールキャラといっていい内容でした。　仕切っているのは泉。友樹は最年少ということでか、トリカラボールモン＠六つ子とのカラミに出番があてられています。　いっぽう、拓也と輝二のコンビは徹底的にギャグ要員。二人の嗜好もなにげに判明したり。　さて、単体の筋だけ見ると悪くないのですが、デジモンとしてはいよいよ堕ちるところまで堕ちたなというのが本音ですね（笑）。　問答無用の存在・バーガモン軍団とか、なぜかハンバーガーを食いにくるペタルドラモンとか、ピュアバーガーとかもうロッテリアの宣伝塔状態です。　たしかにこんなお話、フロンティアにしかできないかもしれませんが(^_^;) 　実は似たようなお話を見かけたことがあります。往年の「勇者指令ダグオン」32話がそれ。　こちらは玩具の遊び方説明でしたが、あまりに薄い内容と玩具販促同然の勝ち方に、軽い嫌悪感さえおぼえたものでした。　しかし、今回はもう笑うしかありません。　上述のお話にくらべればまだまとまっていたのと、開き直りっぷりがよかったのでしょう。まあ、私が以前より大人になったからかもしれませんが。　でも書くぶんにはツッコミどころが満載でやりがいのあるお話ですよ？　ちなみに、演出は川田さん。客観的にみて、デジモンシリーズではハズレの演出をすることが一番多いです。　でも、チャックモンがようやくデジコードスキャンの権利を得、初の三体同時スライドエボリューションも見られました。これは収穫。 ●各キャラ・拓也　どうやら肉が大好きみたいです。だが料理のセンスは皆無のようす。・輝二　自活力がありそうに見えたのに、料理のセンスも腕も拓也とどっこいどっこい。意外だ……（笑）　なにげに海産物派＆甘党なのですよ？・泉　なんだか仕切り率が上がってきています。いったい誰がリーダーなのやら(^_^;) 　フェアリモンに進化したとたんにピンチになるあたりには、もはやさすがだと膝を打つ始末。・純平　食い専としてメイン二人にくっついてきました。事後処理以外、別に目立ったことはしてません。・友樹　ぎこちないながらも、発想力と応用力を見せてくれました。彼はわりあい描けているキャラです。　こうなったら純平のかわりに参謀格になってください。頼む（哀願）・バーガモン一家　とにかく奥さんがよく気絶してました。しかもそのまんま放置されてたりしてもう大爆笑。気づけよ！拓也も輝二も！　トリカラボールモン兄弟は、友樹との連携で大活躍しましたね。・カメレモン軍団　光学迷彩？でチャックモンたちを惑わせたまではいいのですが、決定力不足でしたね。　データを剥がされたとたん、アルマジモンになったのには度肝を500グラム抜かれました。デジメンタルでも持っていたのでしょおか？・ペタルドラモン　彼もわりと食い専として参戦。ずっとビースト型のままだったのは、腹ペコで獣性全開だったからか？　 ●機能不全　これはずっと思っていたし、知り合いとも話したことなんですが…。　純平がキャラとしてろくに機能していない（笑）　泉に流されっぱなしで自分の意見を持っていないし、期待された参謀格としての活躍もゼロ。わずかに戦闘ではその片鱗を見せており、じっさいの貢献度もたかいのですが、キャラ描写がともなっていないので上すべりが続いています。今回も「こりゃうまい」と言うためだけの存在だったわけだし。　う～む、本来なら豊富な知識と最年長の貫禄をいかし、縁の下の力持ちとして頑張れる素質を持ったキャラなのですが…。　脚本間の調整がうまくいっていないのでしょうか。それともわざと？　たしかに現実では純平のような子供など、ざらでしょうが…。　いまだに内面がじゅうぶんに描かれず、単なる戦闘要員以上の存在意義を見出せない拓也と輝二もかなり危険です。　（考えてみたら、このへんの時期の大輔も似たようなものだったかも？） ●今回の名（迷）セリフ『ピュアバーガーと名付けようと思います！』（バーガモン名人）　なんかもう好きにしてください。まさか本当にやるとは思いませんでしたよ（笑） ●予告　いよいよダスクモンが登場。しかし、作画は出口さん…13話の悪夢がふたたび！？

バーガモンを救え！友樹のピュアな心