闇にひそむ謎の闘士ダスクモン!

 脚本:成田良美 演出:角銅博之 作画監督:出口としお
 20話です。闇の闘士・ダスクモンがついに表舞台へ登場。


●全体印象
 作画は13話と同様ヘロヘロですが、お話としてはいろいろと動いてますね。
 まずケルビモンの顔出し。ダスクモンとメルキューレモンの確執めいたもの。闇の大陸。そして、アルボルモンの死。
 とりあえず、次回へ期待を持たせるにはじゅうぶんな要素がそろっていたのではないでしょうか。

 脚本は成田良美さん。4話に16話と泉メインのお話を担当。前者はともかく後者を見るかぎり、普通にまとまったお話を書く人のようですね。
 そのため、作画以外のツッコミどころは少なくなっております。
 ただ、この方のホンは今のところ泉以外のキャラ立てが薄めなような……。
 
 

●各キャラ

拓也
 闇の大陸突入もダスクモン攻撃も、彼が言い出しっぺ。
 まさかあんな恐ろしいことになろうとは、思いもよらなかったのです…。

輝二
 今回のビーストスピリット奪取は彼が担当。
 泉に抱きつかれたりシューツモンを救ったりと、女の子がらみの場面が目立ちました。


 なんだかんだで彼女はけっこう立ってるような…と思う今日このごろ。ピピスモンの正体暴き発案も彼女です。

純平
 お話的にもバトル的にもまたもや目立ったことはしてません。
 せいぜい光ゴケを懐中電灯がわりにしよう、と発案したくらいのものでしょうか。


友樹
 バトルではけっこう活躍してますが、それ以外には特にこれといって何もしてません。

ボコモン&ネーモン
 前半は怯えっぱなしだったボコモンですが、後半持ち直して闇の大陸開拓へ希望を燃やします。
 その意味では彼のお話だったとも言える回。ネーモンはあいかわらずですが(笑)

ダスクモン
 やっと参戦したと思ったら、アルボルモンを排除する非情ぶりを発揮。のっけから飛ばしてます。
 まだ詳しいことはわかりませんが、スカシ野郎なのはまず間違いなし。
 彼の正体を知りたい人は、サントラを買いましょう(あんなところに名前を出すなんて失敗ですよ?)

 声を当てるのは鈴村健一さん。予想どおり、やや細めの声です。
 鈴村さんは輝二の神谷さんや山本泰輔さんらとともに、BLゲーム「星のまほろば」に出演しているようです(汗)

アルボルモン→ペタルドラモン
 主人に忠実で、よりよく仕えるためのトレーニングを欠かさず、同僚にもそれなりの仲間意識を持っていた彼ですが、拓也ら五闘士に袋だたきにされてビーストスピリットを奪われたあげく、仲間のはずのダスクモンに斬られて退場してしまいました。なんかものすごく気の毒なんですが。
 こうしてケルビモン陣営は、忠実な臣下から失われていくのですね。合掌。
 今回は今までで一番敵役っぽい活躍をしてましたが、どうも印象のうすいヤツでした(ひでえ)。

メルキューレモン
 あんだけ大声で悪巧みを叫んでいればイヤでも聞こえます。あなたは時代劇の悪代官ですか?
 セラフィモンを倒すほどの腕前を持っていながら、ケルビモンには頭が上がらないようす。今後の動向が気になります。

ラーナモン
 ケルビ様の御前ゆえ、いつもよりずいぶん神妙にしてました。
 彼女の発言からみて、ダスクモンは呼び出し無視などしょっちゅうなヤツみたいです。

ケルビモン
 とうとう顔出しです。が、どうも虚像っぽい姿。本体は別のところにいそうです。
 声のほうは一撃でわかりました。むしろわからいでか。ヴァンデモンの大友龍三郎さんです!
 こういうところからも、フロンティアが01を意識したつくりになっていることがわかるんじゃないでしょうか。



●今回の名(迷)セリフ

『おはよう、メルキューレモン』(アルボルモン)

 悪辣なこともするが、なんだかいいヤツだアルボルモン(笑)


『セラフィモンのデータ…これさえあれば、デジタルワールドを思いのままにすることも不可能ではない!』(メルキューレモン)

 だから、そんな大声で叫んだらばれますってば。そばにチクリ魔がいますよ?


『…まあよい。セラフィモンのデータは、しばらくお前に預けておこう』(ケルビモン)

 私はなんでもお見通しなのだよ、とでも言いたげな口調ですが、どう考えてもダスクモンの密告ですよね…。


『あかまきがみあおまきがみきまきがガッ』(純平)

 彼ってこんなんばっかり。


『…ビーストスピリットを奪われたお前は、もはや足手まといだ』(ダスクモン)
『昨日の友は、今日の敵〜! あああああ』(アルボルモン)

 そしていいヤツから死んでいく現実?
 最後まで諺・格言引用を忘れないのはりっぱですが、それ間違ってます。


●予告
 今さら五闘士全滅!? と言われても動じないくらい、彼らって単体での勝率が低いと思うんですがいかがでしょう。
 ヴォルフモンがつばぜり合いをしている後ろからふよーんと迫る残り4人が何だかマヌケでいい味を出してます。