デジモンフロンティア第39話

　39話です。きびしい戦いの連続から、ちょっと抜け出てひと休み。 ●全体印象　このところバトルの連続だったため、息抜きとしてはちょうどいいお話になっています。　また客演デジモンもけっこう大勢いて、なかなか賑やかですね。バーガモンの仲間も登場しましたし。　なにげにスーパースターモンとインセキモンが初登場です。　さらに、輝一についての伏線が張られています。　先週の段階で彼にデジコードが出なかったのは単に偶然だと思っていたのですが、どうやら、そうではないようですね。　もっぱらのウワサ通り、肉体までこっちに来ているわけじゃないってことなんでしょうか？　もうひとつ明らかになったのは、ロイヤルナイツの目的。　彼らは単に盲信だけで破壊行動をしてるわけじゃなく、それなりの見返りを期待して仕えているようですね。　しかもその目的というのが、なんと人間界への侵攻。『現実世界』ではなく『人間界』ですね。　次週に登場する４人といい、これは終盤に人間界でお話が展開するってことなんでしょうか。　絵と演出は普通に良好。上野作画にしてははじけてませんが、あいかわらず上手いです。　純平の設計不発第二弾のお話でもあります。 ●各キャラ・拓也　なんか久々にギャグをかましてくれたんで、逆にほっとしてしまいました（^ ^; ・輝二　こっちは久々にガルムモン。かなり長い間進化してます。今やそのくらいは軽いのか。・輝一　あの状況でまったくの無傷という、普通じゃない状態です。まさか神崎妹状態？　重力を意識したとたんに浮き上がるとは、これもデジタルワールドの法則なんでしょうか。　・泉　上野作画だとどうしてもお色気担当なんですね。・友樹　チャックモンの姿でちょこまかしてる様子がかわいらしかったですね。　そして、やはり次週にドラマが用意されているみたいです。そこに期待しましょう。・純平　16話の船につづき、今度はロケットを設計しました。それも、小学生にこなせる計算じゃない。　ひょっとして、彼は設計技師を目指してるんでしょうか？　それとも、ただの雑学？・パタモン＆ボコモン＆ネーモン　場が沈んだときの盛り上げ役。おかげで、あまり暗くならずにすんでいます。　それが作用して子供たちの悩みが描かれにくくなっちゃってるというのも、感じてることなんですが。・ルーチェモン　声は幼児ですが、ロイヤルナイツとのやり取りはオトナの貫禄って感じでした。　たぶん姿と精神がぜんぜん一致しない存在なんでしょう。・デュナスモン　人間界侵攻という野望に燃えています。あまりの情熱に瞳が炎を発していました。　なるほど、たしかに情熱の闘士です（笑）・ロードナイトモン　こちらはあくまでクール。彼らが交わした主人との契約、本当に果たされるのでしょうか。さて。 ●今回の名（迷）セリフ『偶然…なのか…？』（輝一）　たぶんこの伏線が明かされるのは、40話代後半ってところでしょう。　これまでの経緯から考えて、その謎がデジモンに関係しているとはちょっと考えにくいですけど。『それにしても…恐るべし、ロイヤルナイツ』（ボコモン）　なのですが、そのわりに彼らはあっさり立ち直ってます。　まあ、それをやるとまんまダークマスターズ篇になってしまうんですが…。　このシリーズは終始このノリでいきそうなので、そのつもりで見たほうがいいですね。『…計算、間違えたかな？』（ボルグモン）　そりゃあの不器用なボルグモンのままで計算してたら、間違えるでしょうよ。作戦そのものの是非は別にして。　しかし、あの砲身のなかに人（？）が入れるとは知らなかった。『グラッツェ！ありがとう』（泉）　久しぶりに泉のイタリア語を聞けました。　いきなりロイヤルナイツと決戦するわけじゃなさそうなので、まだ活躍はできるはず。がんばれ。 ●予告　さて、エンジェモンと子供たちが出てくるわけですが…。　彼らがなぜ出てきたのか、どう終盤にからんでくるのか、見きわめてみたいところです。

これがデジタルワールド!?月からの脱出！