故郷消滅!地獄の使者スカルサタモン

 脚本:富田祐弘 演出:川田武範 作画監督:出口としお
 さて、43話です。なんとケアレスミスで町が消滅。


●全体印象

 のっけから電波を受信し、さらに自分たちのルーツであるかのように、炎のターミナルを回想する拓也たち。
 たしかに、物語上ではあそこが始まりの地なんですけどね。
 この近辺にはなにげにスピリットがふたつも眠っていたし、オファニモンもこの堅牢さを見越してここへ隠したに相違ありません。

 それにしても、炎の町にあれほど大勢のデジモンがいたとは…。ピヨモンとパルモンが大量に出てきて心臓に悪いです。
 いえ、本来そうであってしかるべきなんですよね(^_^;) むしろ一匹しかいないかのような描写のほうがヘンなんですから。
 でもパルモンの虐殺シーンにはこれ以上ないくらいの喧嘩の売りっぷりをおぼえたのですよ?

 で、結局一瞬の油断をつかれて戦略レベルでは敗北を喫しましたが、スカルサタモン三兄弟はさほど危なげなく倒してます。
 小さな勝利ですが、やっとのことで少しだけ溜飲が下がりました。
 もっとも、あの程度の敵ならばわざわざ超越体にならずとも、分散で戦えそうでしたが。つーかそうして欲しかったです。
 うーん、にしても、あからさまな場所に隠されているうえ、住民が簡単にゲロってしまうようでは、あんまり封印の意味がないですね。

 作画と演出については、どうかノーコメントということで手を打たせてください。



●各キャラ

拓也
 今回も絶好調で電波を受信しています。
 格下のスカルサタモンには、ロイヤルナイツ並みに高圧的でした。


輝二
 もうお話としてはシメに入っているのか、不気味なくらい拓也と仲がいいです。


輝一
 よく考えたらメンバー中、いちばんしゃべらないんだなあ…。

 

 今回は特筆事項なし。


友樹
 幼年期たちへ語りかける言葉には、なにげに説得力があった気がいたします。


純平
 いいセリフを言ってるんですが、いまいち似合わないような。
 そもそも、この人たちの本物の故郷がほとんど出てこねーですからね…。
 あ、本物の故郷とはまちがってもデジタルワールドのことではありませんよ。


ボコモン
 今回はさすがにセリフが多かったですね。あんまり印象にのこるセリフがなかったのが残念。


デジモンたち
 なぜかよく合唱してました。
 彼らの攻撃にいら立って本来の目的を忘れ、気を逸らすスカルサタモンはしょせん小物なわけですが…
 問題は、その上司でさえそういう態度をとりそうなことなんですよね。


ロードナイトモン
 手下が堕天使型というよくわからない人になってきました。
 毒をもって毒を制す、毒を食らわば皿までってところでしょうか?(ちょっと違う)


スカルサタモン三兄弟
 序盤で情け容赦なく成長期たちを虐殺するシーンにて、悪辣さをアピールしてましたが、しょせんは小物。
 このデジモンって強さという点ではわりと優遇されてますが、ただそれだけ。あんまりいい役をもらえてませんね。



●今回の迷セリフ


『倒れた仲間たちの残り香は、悲しき香りがする……。
 スカルサタモン三兄弟よ。私への忠義、美しかった。手向けの花だ』(ロードナイトモン)

 まず捨て石の手下を差し向けて陽動し、ねらいを見極めてから、一瞬の隙をついて本命を投入する。
 なるほど、戦術としては悪くはありません。エレガントであるかどうかは、トレーズ閣下にお伺いを立てるとしましょうか。



●予告
 次回はあのゴツモンが再登場。作画もよさそうだし、今月ではいちばん期待しているお話だったりします。
 輝二とロードナイトモンの一騎打ちもありそうなので、そこいらへんも見もの?