データかく乱作戦!アキバマーケットを防衛せよ

 脚本:まさきひろ 演出:芝田浩樹 作画監督:浅沼昭弘
 45話です。


●全体印象

 終わりは41話あたりと同じ。ただ、ロイヤルナイツとはだいぶ拮抗してきているので、42話あたりに比較すれば過程を楽しめます。
 かく乱作戦が結局意味なしなあたりはまあ、ご愛敬。

 個人的には、やっぱりナノモン爺さんの登場が嬉しかったですね。友樹と言葉をかわさなかったのは残念ですが、しゃべってはいたし。
 それよりセピックモンが出てくるとは思いませんでした…。私自身カンペキに忘れてましたし。
 (というか暗黒の大陸にいたはずの彼がなぜここに…)

 ところで、この回にはでっかいツッコミが二点あります。
 まず、雪玉ぶっつけマシーン。なぜかロードナイトモンに効いてましたが、お願いですからおとなしくしていてください。
 次に、突然出てきて虐殺される究極体たち。お話のうえでは完全に無意味。

 この二点がテンポを阻害しているばかりか、お話の都合でキャラを動かしている流れが見えすぎてしまい、いただけませんでした。
 特に前者など、輝一の秘密を語らせる以外なにものでもないシークエンス。

 最大のみどころは、必死こいてデジコードを組み立てるデュナスモンでしょうか。
 今回はカイゼルグレイモンにプロレス技を極められっぱなしで、いいとこなしな彼でした。



●各キャラ

拓也
 今回はデュナスモンをボコボコにしていましたが、相方の働きがいまいちのために負け。
 そして速攻で残りのエリアのことを考えはじめます。切り替え早っ。


輝二
 光の速さで輝一の援護防御にまわる姿には、開いた口がふさがりませんでした。
 あんた、そのスピードならロードナイトモンに楽勝できるんじゃありませんか?


輝一
 やっぱり魂だけだったんですね。が、内面描写が極薄なので、「ははあ、やっぱりね」という感想しか出てこないのが悲しい。
 とすると、もう肉体は死んでるのでしょうか。それとも、水野さん状態?
 あと、めずらしくギャグ顔を見せてましたね。

 

 そのままトレイルモンで退避してたほうがよかったんじゃ…。


友樹
 雪玉作戦は彼の発案のようです。なぜ誰も止めなかったのでしょう。


純平
 ああいう分野は彼の出番ってこと…なんでしょうか?
 それにしても、アキバマーケットにはあんな仕掛けがあったんですね。


デジモンたち
 ちょっとしか出てこないワーガルルモン黒やドッグモンにも、本来の声優さんがついてました。
 …あ。 ひょっとしてザンバモンたちは、声優さんの仕事の穴を埋めるために…?(なんて夢のない感想だ)


ロイヤルナイツ
 なんとかかんとかデータを集めて速攻で逃げ帰りました。今回はなんか余裕がなかったですね(^_^;)




●今回の名(迷)セリフ


『安全なところへ連れていってあげるから』(泉)

 いったいそんな場所がどこにあると…あ、月があった。


『それは何か? ジョークのつもりか? だったら、もう少しウィットをきかせてほしいものだな』
『私がほめるのは余程のことだ。光栄に思え』 (ロードナイトモン)

 ザンバモンたちへのぞんざいな態度にくらべれば、輝二へはまだ敬意を感じます。少しは危機感を持ってるってことでしょうか。


『まわれ右よ』
『雪玉が熱で溶けちゃう!』
『が、がんばれ、カイゼルグレイモン』(ボンクラーズF)

 お前ら……(笑)


『忘れてないか…? オレの属性が…炎だってことをさ!』(拓也@カイゼルグレイモン)

 これでパワーを得た拓也は、デュナスモンをタコ殴りに…と思いきや極め技中心に攻めるというオチ。
 最後に必殺技を出しましたが、時すでに遅し。



●予告
 ネフェルティモン登場。どうかあっさり死にませんように。
 ルーチェモンの封印も、もはや風前のともしびのようです。次回こそロイヤルナイツとの決着か?