デジタルワールド消滅!? ルーチェモン暗黒支配
脚本:吉田玲子 演出:今村隆寛 作画監督:信実節子
46話です。シナリオ上の予定通り?ルーチェモンが復活。
●全体印象
というわけで、とうとうルーチェモンが出てきました。次週にはさっそく
大槻ケンヂ
フォールダウン化するようですが。
結局、こういう結果になるのは10話近くも前からわかりきっていたこと。達成されたところで、必要なくなったロイヤルナイツはさっさと消される
ようですね。これが
出来レース
というものか…。
そんな予定調和などものともせず、友好度を上げまくっている各メインメンバー。公式男女カップルらしきものも成立しました。
今にして思えば、拓也と泉については2話くらいから兆候らしきものはあったんですけどね。
今回のゲストデジモンはネフェルティモンでしたが、よりによってスキャン前提みたいな立場。
彼女を倒してロイヤルナイツに一泡ふかせることも、守ってエリアを救うこともできなかった拓也たち。ここまで追い込まれているというのに、
あまり悲壮感がないのは今シリーズの特徴ってところでしょうか。
ところで、ここまで来たら全エリアに一度綺麗さっぱり消えてもらって、一からやり直したほうがましだと思ったのは私だけでしょうか?
作画は普通に安定の信実さん。で、演出が今村さんだったためか、戦闘シーンがたまにドラゴンボールしてました。
空中ではじける気の激突なんかは、まさにそれです。
●各キャラ
・
拓也
ここへ来て泉とのカップル疑惑が一気に表面化しました。
いえ、『だからどうした』と言われても困ってしまうんですが…そろそろ締めに入ってるんだなあということで。
バトル的には、そろそろデュナスモンを圧倒しつつあるようです。
・
輝二
やたらにこやかなのが不思議なバンダナ小学生。
この冒険のなかで彼も友だちを知り、独りでいることの寂しさや、自分にウソをつく虚しさを知っていったのでしょうね。
……たぶん。
・
輝一
彼、どうなるんでしょう?
このまま予想通りの結末になるとしたら、仲間になって以降、輝二以外とろくに会話しないまま退場なんですが。
結局、彼もまた中盤をひっかき回すための駒にすぎなかったのでしょうか…。
・
泉
拓也と肩を並べて戦えていたら、もっと良かったんですけどね。残念。
・
友樹
花の嵐の中で純平とまっすぐ向き合っていました。
・
純平
…その量をいったいどこに隠し持っていたんでしょう。
あれなら、ロイヤルナイツを目の前に手品を披露してネフェルティモンを隠し、彼らを激昂させることさえできそうです。
なんでやらなかったんだろう。
・
ネフェルティモン
自分がカギだと知らされていなかったのか…いつ埋め込んだのやら。
またしてもオファニモン悪女説が強化されてしまいました。ここまで来ると
わざとやってる
ような気さえするんですが。
ところで、彼女の城には蔵書がいっぱい。むしろケルビモンの城と言ったほうが正しいのでは?
・
ロイヤルナイツ
役目が終わりつつあるので、拓也たち相手にはすっかり弱体化してしまいました。今回はルーチェモンの手を借りるというていたらく。
次回で普通にボコられて終わりなんでしょうか。
・
ルーチェモン
復活していきなり
目からビーム!
正体はデジこか!?
しかし、それを言うならヴォルフモンも25話でやっていたっけ…。
●今回の名(迷)セリフ
『俺、この世界に来てよかったよ。輝一にも会えたしな』(輝二)
なんだかすっかり仲良くなってますが…ふーむ。
『オレもそんな泉が……』(拓也)
『えっ…///』(泉)
おお、ラブコメだ! ラブコメだ!
『そんなことないよ、友樹は強くなったさ。
オレなんかぜーんぜん変わらないもんなー』 (純平)
なんだかもう、彼についてはそれでいいような気がしてきました。
『たしかに、オレたちは人間だ。だがスピリットは…魂はデジモンなんだ!』(輝二@マグナガルルモン)
なにい! 人間を捨てる気だというのか!(違う違う)
『お、おおおお…ルーチェモン様!』(デュナスモン)
メチャクチャ嬉しそうです。デュナスモンは『取引き』を別にしても、ルーチェモンに心酔してるっぽい。
ロードナイトモンのほうがクールです。
『おまえは…ただのワガママな子供だ!』(輝二)
『おまえたちだって子供だろう』(ルーチェモン)
見たかぎりでは外見はともかく、ルーチェモンって拓也たちよりずっと長く生きてるはずなんですが。
それでも考えが変わらないというのはどっかで超越しているか、人間よりデータが単純だからかのどっちかってところでしょう。
ロイヤルナイツは彼のどこらへんに惚れたのやら…やっぱり外見?
●予告
とうとうロイヤルナイツが散華します。月は地獄だ!
最大の焦点は、あのマッチョナルシー・フォールダウンモードの声が西原さんなのかどうか。やっぱりこれでしょう。