ロイヤルナイツ散る そして…!!

 脚本:まさきひろ 演出:吉沢孝男 作画監督:伊藤智子
 47話です。予想の53度斜め上を行き、実はギャグ篇?


●全体印象

 今回はなんといってもフォールダウンモードです。いろんな意味で。
 先週のべた通り、声が西原さんのままかどうかが気がかりだったのですが、これは予想通り交代してました。問題はそこから先。
 あまりのインパクトに、あっさり始末されたロイヤルナイツが完全に霞み消え去ってしまいました。
 むしろ大爆笑です。ここまで外してくれると、もう笑いしか出てきません(^_^;)

 前半でそれなりにいいやり取りがあっただけに、これはきついなあ…。成長期との落差がものすごい。

 ところで、オファニモンとケルビモンがそれぞれプロットモン、ロップモンとして転生しました。
 が、いきなり頭の上に乗っかられてすっ転ぶロップモンの図が…将来の安否が気づかわれるところです。

 作画、演出は終盤にふさわしいものでした。動きは先週ほどすごくありませんが。
 映画がないことが、この場合はいい方向に作用しているみたいです。



●各キャラ

拓也
 この期におよんでデジヴァイスとお話せんでください。
 ところで、フォールダウンにちょっと吸われてませんでした?


輝二
 もはやロードナイトモンを圧倒してましたが、フォールダウンモードに殴られてものすごい勢いでブレてました。
 そこしか印象に残っていません。


輝一
 次週で本当に消えるんでしょうか? 訴えるものがある展開になるといいんですが。

 

 最終決戦だというのに、影が薄いなあ…。


友樹
 同じく影が薄いです。なんとかならんのでしょうか。


純平
 …そして、彼はいまだに空気が読めません。それが彼らしさということなんでしょう…か?


プロットモンとロップモン
 ゴージャスなデジタマと一瞬で成長期に進化するところから、見た目に特別だとわかる親切設計。
 そういえば、ロップモンは宍戸留美さんでプロットモンは浅田葉子さん。パタモンの荒木香恵さんに合流すると、俗称・デジモン三大電波ガールズ
 勢揃いすることになりま……やっぱわざとやってるでしょ?(^_^;)
 …なっちゃんだけ少しマイナー?


ロイヤルナイツ
 精彩をすっかり欠き、あっさり屠られてルーチェモンの養分にされてしまいました。
 しかし、世界のほとんどを吸収してやっと復活できたのに、あのふたりを吸収しただけで進化するとは…なんだかなあ。



●ルーチェモン→同フォールダウンモード

 作画のおかげか、前半は美形っぷりを思いっきり振りまいていましたが、後半でなにもかも台無しに。
 つーか笑い声だけで分かりました。中尾隆聖さんです。
 思わずフリーザかよ!とお約束のツッコミを平手の甲でたたきこんでしまいました。

 …いえ、中尾さんの実力と個性はいまさら言うまでもないし、それによく聞いてみれば、西原さんとしゃべり方に共通点があります。
 なるほど、まちがった人選ではないのだな…と、その点では納得したんですが。

 が、その後のあまりにも面白すぎる動きがバイキンマン声と見事にシンクロナイズドし笑いの狂想曲をかなではじめ、
 シリアスな場面なのに笑いが止まりませんでした。もうダメ…かんべんして。

 …なんだあのキン肉ドライバーは…あれが、あれがブレス・オブ・ワイバーンより上だと…上だと…(笑い死に)


 …おそろしい! さすがにラスボスです(どっちなんだ…)



●今回の名(迷)セリフ

『…オレ、間違ってるのか?』(拓也)

 17話もそうなんですが、どうもやばい人に見えます。


『二人で人間界に行こうと約束したのに……よくも我が同胞を!』(デュナスモン)

 この後なにもできずにやられます。嗚呼…。


『ふっふっふっふっ…』
『…ふっ』(ルーチェモンフォールダウンモード)

 …これだけで分かるんだから、これはもう声の才能だよなあ…。
 ちなみに一人称がオレになるため、ますますフリーザ(終盤)みたいに聞こえます。



●予告
 いよいよ輝一が退場のようです。
 ところで、予想通りガッシュの空気はデジモンまんまですね(笑)