戦えスサノオモン ルーチェモン人間界到達!!

 脚本:富田祐弘 演出:梅澤淳稔 作画監督:出口としお
 49話です。いよいよ次回で最終話。


●全体印象

 前半で思ったよりあっさりとフォールダウンモードを下し、後半はサタンモードの登場とバンクの嵐。最後の大盤振る舞い?

 作画と演出についてはとりあえずノーコメント方針でいくとして…。
 お話としては完全に締めに入っています。輝一の数少ないセリフをフラッシュバックさせる拓也など、苦しい展開も目立ちますが。
 各人の回想(妄想?)を見ると、彼らの人間としての成長?は30話初頭でストップしているのだなあ、とつくづく思い知らされます。

 スサノオモンのデザインはあまりにもオモチャ然。あのマンダラガンダムをカッコ良く魅せる演出もこの世にはあるのだし、やり方しだいだと
 思うんですが…今村さんクラスでないとたぶん難しいでしょう。映画で見たかった。

 ところで、フォールダウンモードにはデジタマが二つあったんですね。
 このへんに、彼が闇に堕ちた秘密がありそうな気がするんですが…いかがなものでしょう。
 本人を見るかぎり、最初っからデジタルワールドを乗っ取る心算で降臨したようにも充分見えますけどね。
 


●各キャラ

拓也
 現実世界についてコメントするたびに、不思議とその現実世界との剥離を感じます。なんだか文字通り、遠い世界の人間のよう。
 次回であっさり家へ帰りそうな気もしますけど。


輝二
 思い出したかのように花束についてコメントしてました。27話以来か……。カンフル剤は輝一。

 
泉・友樹・純平
 生身でいなきゃならん局面が多いのでたいへんそうでした。


ボコモン
 便利な解説役でした。つーか、なんでもかんでもセリフで説明するんですね。


ルーチェモンフォールダウンモード
 てっきりスサノオモンの裏をかいて人間界に逃げるのかと思ってましたが、前半で退場しました。声優さんは引き続きサタンモード役。
 技を破られたのがショックだったのか、茫然自失のところを一刀両断にされました。

 ちなみに死にセリフはわりとあっさりしたもので、『ギャーーーーーー』だったとさ。


ルーチェモンサタンモード
 ゲヘナの中にいるルーチェモンラルバを倒さないかぎり、何度でも再生するみたいですね。
 フリーザから一気に魔人ブウへ化けたようです。



●天羽々斬
 スサノオモンの技。おもむろにメガバズーカランチャーを取りだし、敵をロックオンした後でなぜか銃身を思いっきりずらし、ダークエリアの半径
 まるまるをカバーするほどのばかでっかい剣を銃身から形成、敵を脇からノコ引きにする最強の必殺技です。

 …つーかあのデザインで剣なのね。



●今回の迷セリフ

『同じ技を二度食らうほど、おろかではない!』(拓也&輝二@スサノオモン)

 そう、聖闘士には同じ技が二度きかないのです。たとえ眠りの神ヒュプノスのエターナル・ドラウジネスであろうとも。
 …ずるいよなあ。

 ところでこの発言によると、4クール目はほとんど無かったことになってるようです。


『やった…ついにルーチェモンを倒したんだ…』(純平)

 あんたら、4クール目はほとんど戦ってないやないですか。言いたかないけどさあ(T_T)



●予告
 みんなの携帯電話が勝利のカギに?