パートナーの意味 レナモン進化!

 脚本:吉村元希 演出:梅澤淳稔 作画監督:出口としお
なんだかんだで、はやくも6話です。今回の脚本は、吉村元希さん。

■留姫と母親
美人さんですね、留姫ママ。しかも相当若い。おばあさんも見たところ60代っぽいので、おそらく相当早産なのでしょう。高校生くらい? そうすると…まだ27、8か。若いなぁ…。
でも留姫、フレンドリーな母親の態度には反発ぎみ。あのラフな格好は、それゆえだとか。
ただ、いまはまだ制服より、シャツとジーンズのほうが似合いますね。個人的見解。
それにしても、呼び出しに応えて、留姫にはいっさい断りなしに行ってしまうママと、足音にかぶる留姫の表情、このへんはセリフがないだけに、いろいろ想像させてくれます。


■アロモン
初登場なのに地味でした。合掌。


■李くん
今度はちゃんと留姫に抗議しました。タカトはその尻馬にのっかる形。
でも先週のタカトにくらべると、もう少しおさえ目な口調になっています。とはいえ。

「たいした自信だな…」

このセリフには文字通りの感嘆が半分、そして軽侮が半分だと思うのですが、どうでしょう。
100パーセント皮肉に聞こえないのは、素で言ってるっぽい口調からかな?


■タカト
今回驚き役でした。とはいえ、先週まででキャラ立ての第一段階は終わっているから、今週はこんなもんでしょうね。次回は確か連続話だし。
それにしてもバトルのパターンは

デジタルフィールド出現→ギルモン勝手に走り出す→追いかけたらバトルに巻きこまれ

この形がいちばん自然なような気がします。この回以前では、3話がそうでした。
現段階では挑んでいるというより、巻きこまれると言うほうが正しいですから。例外は留姫。


■レナモンとの出逢い

「そうよ、ワルもんざえモン! 倒して!」(本編にこんなセリフはありません)

3人の中では一番抽象的です。いきなり現れた、あのモニターはなんなのでしょう? なにかを媒介にして発生したようには見えないのですが…。
群れの中にワルもんざえモンがいたのが爆笑。笑うところじゃないんですが爆笑。
もし留姫がこいつを選んでいたらと思うと…(^^;;


■レナモン

「…パートナーだから…」


今回は本物の成熟期クラスが相手。それでもアロモンにはまがりなりにも勝ってるので、成長期としては驚異的だといえましょう。しかしドクグモンには歯がたたず、ボロボロにされてました。やられっぷりもまた美しい…(ヲイ)。


■留姫とレナモン

「…わかる。 ……ちょっとだけ、わかった」


留姫のために戦い、留姫のために強くなり、留姫を守るために行動する姐さん。その想いに留姫が応えたとき、ついにキュウビモンへ進化できました。きっかけが、テリアモンとは全然違っていてなかなか興味深いですね。ある意味直球の王道パターンなんですが、テイマーズでやられるとけっこう新鮮な気がします。
一番好きなのはラスト、留姫の手がためらいがちに触れるシーン。たぶん、いままで撫でてあげたことすらなかったのでしょう。ここからが、本当の始まりかな?


■インプモン
ある意味予想通りのキャラしてました(笑)。今回は顔見せ程度かな?
でも進化すると、OPに出ていた謎の悪魔型デジモン(成熟期?)になると思われるので、デジモンの中ではこいつが当分の仇敵ということになるんでしょうね。


■総括:すしお その正体は!?
予告の時点では少し不安だったのですが、まったく問題のないレベルでした。
3話といい、あのすしおって助っ人さん、いったい何者でしょう? この人が原画に入っただけでレベルがぐんと底上げされたような…。

お話のほう、クルモンもちょこっと出てきているんですが、能力説明の伏線のみ。タカトと李くんの介入も、後半はなし。深夜ですから当たり前だけど。
とまあ、他のキャラの描写に時間を割かず、留姫とレナモンに集中していたので、わかりやすく楽しめました。セリフにたよらず、演出で想像させるやり方も私好みではありましたです。


■予告
まったく展開が読めません。ギルモンはどうなっちゃうのでしょう? 
そしてついに顔全部が出てきた謎の男…こいつ、敵か味方か?