ギルモンが危ない!ぼくの町の冒険

 脚本:小中千昭 演出:角銅博之 作画監督:浅沼昭弘
7話です。シリーズ構成の小中さん、ひさびさに登場!


■タカトとギルモン1
なんか当たり前みたいに歩き回ってますが、いいのか?(^^;;
それはともかく、ギルモンが消えそうになって心配→授業で上の空→加藤さんのわんわん、と、学校生活への流れがきれいです。『学校』という状況の描きこみに抜かりがありません。



■李くん

「…タカトくん。永遠、ということはないんだよ」


上のセリフで、顔が出なかったのはナイスかもしれません。
でもこうは言っていても、李くんはまだ『知っている』とは言えないはず。ただタカトより、すこしだけ大人というだけでしょう。いつそうなってもおかしくないという、その状況を『想像』し、そのための『覚悟』をある程度、できるくらいには。


■クルモン

「さびしいって、なーに?」

どこにでも行けるというクルモン。それが能力のひとつ?
一人でいてさびしくないのか、と訊くタカトにはわからないと答えていましたが、知らないのでしょうか、それとも理解できないのでしょうか?


■ギルモン

「ギルモン、すぐにわかったよ。レナモンが、ここにいるって」

レナモンはどうかわかりませんが、ギルモンはレナモンを嫌いではないようです。前は戦いを挑まれて、本能のままに反撃していましたが、そうでない限りはけっこう友好的かも。それとも、タカトの影響かな?


■タカトと留姫
まともに話をするのは、実は今回がはじめて。しかも不気味がられたりあきれられたり、けっ飛ばし宣言されたり、なんとも会話がかみあいません。まあ、最初はこんなものでしょう。タカトの言葉に反論しなかった留姫の目がレナモンを映していたのも印象的。
性格からして、留姫はちゃんづけを嫌うだろうなと思っていたら、やっぱりでした。ある意味わかりやすいなあ。逆にタカトは、つかむのが難しいと思いますけど。
留姫の宣言へのリアクションがひきつり笑いじゃなく悪態なのは、男の子らしくていいですね。

それにしても、男の子って大人が思っているよりずっと女の子を意識していると思うので、ギルモン同伴とはいえ、会いに行く決心をしたタカトはそうとう、迷ったんじゃないでしょうか。ヒロカズあたりに見つかったら、悪意のない冷やかしをされそうですし。


■タカトとギルモン2

「…ギルモンはいるんだ!」

消えてしまったギルモン。絶叫するタカト。でも、すぐにギルモンを探して行動を開始するかれにはパワーを感じましたね。へこみっぱなしでは終わらない子です。
そこで、まっさきに電話するのが李くん。確かに、現状でタカトがいちばん頼れる存在でしょう。じっさい落ち着いた子なので、いざというときには当てにできる子だと思います。さらに留姫へ協力を依頼しに行くのですが、これはやっぱり、タカトの提案でしょうね。


■山木室長
とうとう顔だけでなく、名前もわかりました。『デジタルワールド』の監視役らしいですね。
この時代の巨大なネットワークの中に生まれた、あるいは呼びこんだと思われるこの電脳世界から、よけいな情報が流出するのをふせぐ役目をはたしているようですね。
しかし、その行動と言動には多分に独断専行と尊大さがうかがえます。いらつきをさしひいたとしても、彼の言葉のひとつひとつに、注意が必要でしょう。
もしギルモンたちの存在が知られたら、どんな行動に出てくるのか…?


■3人テイマー

「テイマーは、敵に背を向けない」


留姫のためにギルモンが消えた地点まで調査に来たところで、レナモンとテリアモンに異常発生、なんとここでふたりを帰してしまいます。まあ、デジモンはみんな消えてしまうのだから、そういう意味での危険はないとの判断でしょう。
しかしこれにより、進化もバトルもないテイマー3人の冒険がスタート。これは確かに冒険です。
頼れるのは、ただDアークのちからのみ。なかなかスリリングな状況でした。


■タカトとギルモン3
せいいっぱい手とからだを伸ばし、ギルモンを救い出すタカト。これで、ますますふたりの絆はつよまったことでしょう。これは来週、今度はギルモンがタカトを救うという伏線?
いいですねぇ。
それにしても、あの得体の知れない光へまっさきに立ち向かったのもタカトなら、その中をギルモンめざして、まっさきに進みはじめたのもタカトです。無謀といえば無謀ですが、これこそがタカトの持ち味なのでしょうね。
李くんは彼よりワンクッション、留姫はさらにもうワンクッション置いてました。


■ミステリーゾーン
今回の敵はデジモンですらない、謎の情報フィールドでした。さっするにデジモンを捕らえ、情報をとりこんで大きくなる存在ではないでしょうか。発生も謎なら、消滅もタカトたちのおよび知るところではない、例の組織からの介入。どうやら思っていたより、さらにでかい話のようです。


■総括:すごいぞ作画陣!
今回も作画は問題なし。どうやら今回、絵にかんしては心配する必要がなさそうです。演出もばっちりでしたね。そしてお話の密度も、ひじょうに高い。ツッコミどころがないので、印象に残ったシーンのピックアップとあいなりました。小中さんの脚本は、スキがありません。
ただ今回のお話が今後の伏線として活かされるのか、それは気になるところです。ダゴモンの例もあるし…。はたして?


■予告
次週はデビドラモン登場。これまで以上の巨大感です。そしてグラウモン。でかっ!
タカト、ギルモンをしかっていましたね? なにか失敗を…? 気になる。