デジモンテイマーズ第14話

やっと14話を書けました。２クール目突入です。 ■巨大な光シャッガイシステムの影響でしょうか。しかし、あまりに巨大なため、多くの人目をひいています。これではネットワークの不具合どころではなく、本末転倒では？ ■ＣＧ効果ゆれる木立、走る電車、急ぐタカトへ遅れぎみに合わさるカメラ、ひっぱられるように変形するギルモンの姿。前半はＣＧエフェクトが目立ちますね。ゆれる木立の演出は１話にも見受けられています。個人的には好きな部類。 ■山木とタカトデジモンを認めようとしない山木へ叫ぶタカトですが、『デジモンは……！』の後にあいた一瞬の空白に、いろんな意味がありそうです。タカトだって、デジモンのなかに危険なヤツがいると知っているのですから。でもそれだけがデジモンじゃない、とも知っています。だから、デジモン全てを敵視する山木室長へだまっていることはできない。『人間と仲よくなっているデジモンだって、いっぱいいるんだ！』このように叫べたことは、タカトがいろいろなことを知り、自分で考えて、それなりの結論を出せるようになった証拠といえるのではないでしょうか。 ■完全体シャッガイを逆に利用し、テイマーズでは初の完全体がお目見えです。室長の思惑が裏目に出ましたが、無理もありません。見たところ、せいぜい成熟期までしか相手どってはいなかったはずですから。じゃあなぜ完全体以上が出てこなかったかといえば、やはりデータが大きくて簡単にはいかなかったのでしょう。いわゆるＳ級妖怪状態です。シャッガイは文字通り、『穴をあける』ための格好の餌になったわけですか。 …でも次回にまた同格が出てくるようですね。あれ？ ■謎の声『人間はもはや、我らの進化を助けるためにのみ存在する……』ミヒラモンを演じていた人とは違うようです。ミヒラモンの上にいる存在でしょうか？ ■ミヒラモンド派手な登場をしただけあり、半端じゃない強さです。迷企羅のふたつ名はダテじゃないといったところ。体躯もかるく20メートルはありそうで、威圧感があります。アークのウィンドウにちらちらと映る巨体も、緊迫感をおおいにあおっていました。迷企羅の武器は棍。ミヒラモンの尾もそれを証明するように、多節棍へ変形します。威力たるやキュウビモンとガルゴモンをあっさりと倒すほどで、完全体の強さ、恐ろしさをじゅうぶんに演出していました。レナモンの台詞から察するに、完全体のなかでも相当強い部類とみていいでしょう。これでもまだ上がいるというのですから、どんなふうに描かれるのか、想像もつきませんね。いやマジで。 ■ガルゴモン本能的に『相手の方が格上』と感じ取ったのか、戦いぶりにいつもの余裕が見られませんでした。落ちるレナモンを気遣うシーンもあって、よく描かれてます。でも、私思うんですが、ガルゴモンもグラウモンも、落ちてきたんだから助けてあげましょうよ？ ■マトリックスエボリューション『テイマーが立てるかぎり…戦いは、終わらない！』危機にひんし、ついにグラウモンとシンクロまで始めてしまうタカト。これは前代未聞のシチュエーションです。おそらくタカトの成長がそうさせたのでしょうが、シリアスだ…。そして、タカトがテイマーとしての決意をした根っこには、誰かを守るとかなにかのために、というより、ギルモン＝グラウモンとともに戦う、それが自分の役目だと気づいたからなのでしょう。『もう…あとには退けないんだ！！』超進化＝マトリックスエボリューションを呼んだのは正しく、この決意でしょう。クルモンの能力が作用しているとしても、それは変わらない事実ですね。どちらにせよ、大きな前進です。 ■ヒロカズ、ケンタ、加藤さん『すげーぜ、タカト！　本物のテイマーだ！』一度はびびったヒロカズにケンタですが、メガログラウモンを見てそれもすっ飛んでしまったようです。次週からはすっかりカミングアウトしちゃうようですね。もともとギルモンへ好意的だった加藤さんは、タカトへのポイントが少しアップかな？それにしても、ヒロカズのあの帽子は演出上のアクセントになりそうですね。３話あたりから思っていたけど。 ■総括小中さんの隙のないホンと貝澤さんの隙のない演出、八島さん麾下の表情ゆたかな作画が渾然一体となって、たいへん密度のたかい一編になっています。最初に見たときの衝撃はかなりのものでした。これだけのことを２クール目アタマでやっちゃって、大丈夫なんでしょうか？ι ■次回予告 …なんか作画が不安ですが、大丈夫かな？　←さっきからそればっか…。で、出てくるのはオロチモンかと思っていたのですが、どうやら全然ちがうようです。ていうか見たことありません、こんなヤツ。もしやと思っていた十二神将がやっぱり出るようなので、そのなかの一体かな？すると名前はおそらく珊底羅＝サンティラモン？ブースター11で出るのかな…。

テイマーよ立て！メガログラウモン超進化