樹莉のパートナー !? 私のレオモン様
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脚本:浦沢義雄 演出:角銅博之 作画監督:信実節子 |
21話です。前回がハードだったぶん、中休み的な回。
■まつだベーカリー
『ま、つ、だ、く、ん、は?』
お父さんと顔なじみの加藤さん。話をするときもちょっとくだけ気味。口の動きに奇妙なこだわりを感じます。
■ヒロカズとケンタ
『もしテイマーになるんなら、オレはオメガモンだな!』
『じゃあ、おれはインペリアルドラモン!』
デジモンのことで真剣なタカトたちをうらやましそうに見ていますが、↑のようなことを言っているあたり、まだまだ願望の域を脱していないようです。でもまあ、こんなものかもしれませんけど。
どうでもいいけどヒロカズ、加藤さんのカードばらまきに少しは反応してやれよ(^ ^;
■加藤さん
『レオモン様……かっこよすぎ……v』
今回はかつてないほど加藤さん出まくり。絵も総作監の信実さんなので、ファンはおなかいっぱいでしょう。で、この回はいつになく変だったわけですが、思ったよりどころか、ぜんぜん違和感がなかったと…いうのは…。
カードスラッシュはなかばタカトの流用でしょうかね。デジヴァイスも借り物だし、やっぱり本物のテイマーにならないと、専用のポーズはもらえないのかもしれません。…ていうか、もらえるのかなあ? 立場的に脇テイマーかもしれないし…。
それにしても、それまでギルモンやクルモンとなかよしなシーンはあったものの、デジモンそのものにはまっているシーンが出なかったので、いきなりかなと思っていたのですが。
…いやあ、カード集めてたんですねえ(笑)。しっかりレオモンのカードまで…。
■クルモン
さすがのクルモンも、今回ばかりは加藤さんに押されっぱなし。めずらしくびっくり顔が見られます。
■謎の少年
端々に出てきます。クルモンが進化にかかわっているのを確かめるかのようなシーンがあり、デーヴァにかかわりがあることがハッキリした感じですね。
あんまり挙動不審なので、温厚なタカトにも警戒されているようですが。
■李くん
『…え? 加藤さんがテイマー?』
↑のめちゃくちゃ意外そうな声が印象的(^ ^; 今回はタカトや留姫ともども、脇役ですね。
■山木室長と鎮宇さん
『あなたの子供のためにも…』
↑のまるで脅迫みたいなセリフといい、室長、悪役化が進んでいますι 李くんが危険な目に遭っているのは確かですが、子供を盾にするような発言はいただけませんよ。
鎮宇さん、さんざんイヤミを言われたのか、明らかに室長を嫌っている感じです。普段のおだやかさからは想像がつかない。
■レオモン
『加藤さんの涙が乾かぬうちに、私は去る…』
ひさびさに登場! 出てきかたがまるでガンバスターです(笑)。
声も平田さんだし、やっぱりかっこいいなあ。ちょっとだけキザになってますけど。
でも強い。かりにも完全体のクンピラモンを相手にいい勝負をし、ガルゴモンの加勢があったとはいえ、最後はおいしいところを全部持っていってしまいました。
それにしてもキザなセリフが全部上っすべりぎみに感じるのは…わざとなんだろうなあ。
■クンピラモン
『さっきのオレと思うなよ!』
………。
よ、弱い! 弱すぎる! しょせんはネズミか! ネズミなのか!
いや…なんというか…加藤さんに不気味だからイヤだと言われるわ、レオモンにあっさり吹っ飛ばされて忘れ去られるわ、おまけにタカトには
『……完全体?』
と疑問符をつけられるわ、最後にはあっさりやられるわ…
おまえ、本当にデーヴァか???
なおモチーフは官毘羅。宝杵を武器にするそうで、こっちでもやっぱり背中の杵を使って攻撃します。でも弱い…。
前回のインダラモンとは普通人とヘッドライナーくらいの差がある感じです…。
■留姫とレナモン
『留姫! …あの子…』
今回は顔出し。でも次回への引きらしき描写がありました。てっきり留姫と加藤さんの対決があるかと思ったのですが。
レナモンといえば、前半の『むずかしすぎる…』のくだりで、肩を落とした姿がかわいらしかった。
■総括
中休みのギャグ話なのですが、空回りな加藤さんにうまく空回りな演出(ほめ言葉)がかみあって、イカシた空回りエピソード(ほめ言葉)になっていたと思います。絵もきれいでいい感じ。
クンピラモンが死ぬほど弱かったのはレオモンの引き立て役と言うことで、納得しましょうか…。
今回の脚本は浦沢義雄さんですが、デジアドも含めたシリーズを通してみても、担当話では出色のできだったんじゃないでしょうか。シリアスな02の30話はのぞくとしても。
■次回予告
さて、またしても巨大なデーヴァ・ヴィカラーラモンが登場。メガログラウモンよりでかそうです。比例して、強さもかなりのものでしょう。これは全員完全体にならないと、勝つのは難しいかも…。
レナモンが追っていった謎の少年の正体も気になります。目がはなせなくなってきましたね!