京都に行ってきたこと(第2回)。
第4日
4日目です。朝は大阪のホテルで目が覚めました。大阪のホテルで寝たのだからあたりまえだ。すこし足が筋肉痛気味。7時50分にホテルを出たとメモしてあります。隣に喫茶店があって、朝食を、と思ったんだけど、なにげなくパス。したら、そこから駅まで全然喫茶店ないんでやんの。
まあいいや、っと、そのまま京都まで移動。おだやかな天気。電車の向かいの5人がけの席の人はみんな寝ています。私もすこしうと…っと。最初、三条京阪だっけ京阪三条だっけ、そこまで行って朝食場所を探そうと思ったのですが、ちょっと手前で降りて、予定を変えてもうちょっと後の行程に入っていた場所を見物することに。東本願寺さんの別邸「渉成園」 です。向かう途中で喫茶店があったので入ってモーニングセットを頼む。普通のモーニングセットで、コーヒーもおいしいんだけど、店の中に流行りの歌謡曲がけっこうな音量でかかっていて、ちょっとブチコワシ。
渉成園、志納で500円以上だそうで、500円を納めると、立派な案内のパンフレットをいただきました(既に鞄の中で傷んで角がボロボロですが…)。写真もきれいでみごとな体裁です。昔もらったシルクホースクラブのカタログを思い出しました(おいおい)。
ここは建物がいくつかと、庭園があります。すぐ脇を河原町通りが走っているので、ちょっと車の音が気になりますが、あまり人もいなくて落ち着きます。
すっぽんもいました。
いただいたパンフレットの順路に従って庭園の中をぐるぐる散歩するような感じになっているのです。細かいチェックポイントがたくさんです。順路にしたがって歩いた後はどこかでぼーっとするのもよさそうな雰囲気でした。上の左側の写真の芝生はかなりヒロビロしています。正直、こんなに見るのに時間のかかる場所だとは思いませんでした。ここは予定のコースのなかではあとまわしにする予定で「見られたら見ておこう」というくらいのところでしたが、行ってよかったと思いました。
すぐそばに、京扇堂さんという扇子のお店があったので、前回京都旅行に引き続き自分用のおみやげで扇子を一本。おさるの柄。高座扇子とかも売っていました。比較的安いかも。
ここから四条河原町に移動して昼食。今日も軽くでいいや、っと思ったのですが、ひょっとすると今回の旅行で最後の昼食かも…っと、お寿司屋さんに行ったです。お寿司屋さんと言ってもお寿司ではなくて京料理のちょっとしたセットみたいな感じ。おいしかったです。ここにも例のお酒が…。飲みたかったけど昼間から飲んだら間違いなくダメになるのでがまん。
そこから今度は昨日いけなかった黒谷さんへ。正式な名前がどうも覚えられないのですが金戒光明寺さん。坂を登っていくと、高いところに屋根が見えました。両側は斜面にそって物凄い数のお墓。上った先にあったのはお寺さんの本堂ではなくて、重要文化財の三重塔でした。他にこういうところを見た記憶がないのですけども、塔の周りもびっしりお墓。すこし離れて塔の全景を撮るには、必ずお墓が写りこんでしまうのです。ちょっとお墓の写真を撮るのも申し訳ない気がしたのでけっこう寄った写真。
塔の周りはとにかくお墓だらけ。かなりに古そうなお墓もたくさんで、そのようなお墓のなかにも最近供養をしたような形跡があったりして、なんだか人の営みみたいなものについて考えさせられるようでした。お寺とかそういうもの意外にも、歴史を感じさせる光景で、きてよかったと思いました。今回わりと予定を組んでせかせかした旅行になってしまいましたが、まったり旅ならこの墓地の中をすこし歩くのもよさげでした。
ここの三門もかなり立派でした。江戸時代のものだそう。
さらに歩いて(意外な遠さだったけど)、このお寺のさらに向こう側にある真如堂さんへ。ここにも塔がありました。
本堂に行くと、拝観の方は本堂受付へ。っと書いてある。入っていってお願いをすると、つきっきりで係りのかたが説明をしてくださいました。ここも陰陽師の安倍晴明にゆかりの寺だそう。安倍晴明が閻魔大王のところに行ったときのことを書いた掛け軸、とか、晴明が持ち帰ったお血脈(?)の印などの説明をききました。
さらに庭園のほうに移動。わりに新しい庭園のようです。建物が、三井グループの三井氏の居宅?を移築してきたものとかで、襖絵など、説明をきいてみるととても面白いものでした。しかし、すごい建物だ。このお寺は三井家の菩提寺なんだそうです。三井グループのお偉方が集まって、黒塗りの車がずらーっと並ぶこともあるそうな。
説明をきいていたらすっかり面白くて、次に行く予定の二条城に間に合うかしらん…って時間に。バスに乗ったはいいのですが、また乗り間違えたみたい。遠回りのうえ、渋滞に巻き込まれて、もう間に合わないなー。明日朝見て帰ることにするか、と、二条城はあきらめました。
大抵のお寺の拝観時間が終わる頃なので、京都御苑をぶらぶら。
いったん宿に行って、浮世の義理でお土産を買わなければならないので新京極へ行き、その足で飲みに出かけました。入れなかった「串八」 へ。またうずらの卵をを食べて(今回かなりうずらの卵食べましたぜ)ちょっとだけ飲みました。けっこう安くていい店かも。ただ、今回京都に来て2箇所目の串揚げでしたが、どちらもころもがちょっと大きいですね。
最後の晩なので何かもう一箇所おいしいものを食べたいなあ…。っと、また鴨川方面へ。
今年の鴨川は21日の雨で水がふえてにごっていました。
そのまま歩いて八坂神社にも行ってきた。
2枚目はヘンなものが写っていますが、シャッタースピードの関係で人がぶれてるだけですってば。うそじゃないよ!
で、初日に行った先斗町のちいさなお店にいって、おいしかったお酒をまた飲んで、かるくおつまみを頼んで飲んできました。隣に座っていた地元のおっさんといろいろ話をして、「まーお近づきのシルシに一杯…」などとやられてしもうた。宿が烏丸御池だったので地下鉄で戻る。ここはちょっと移動には不便だなあ。
初日からずっと、朝4時頃におしっこしに起きていたのですが、この日は朝までぐっすりでした。
4日目の歩数 30090歩
最終日
最終日。最終日にして初めて目覚ましをかけました。ただ、どうせそれより前に起きるだろうと思って、ほんの保険に、ちょっと遅めの時間にかけておいたのですが、目覚ましがなるまで起きませんでした。けっこう急いで支度をして、ちとミーハーにもイノダコーヒーで朝食…っと思ったら、すでに混んでる…。しばらく待たされて入ると、席空いてんじゃん。よくわからんシステムだ。二階の席でした。禁煙席だそうなが、びみょうに臭いがする気が??一階の外の席の、ひさしの下に迷い込んだのか、鳩が一羽とびまわっている。頭上を鳩がバタバタしていては落ち着くまい、などと思いつつ朝食をいただく。時間がすっかり遅くなってしまった。二条城を見に行く予定で、今から行動すれば一時間ほど見られるんだけど、たぶん見切れないし、時間に追われながら見るのもいやなので、次回また来るぞ。ということにして、二条城は諦めました。前日はバスを乗り間違えて見られなかったし、縁がないのかねえ。
近くにあった六角堂へ。
かみつくそうです。
京都駅に移動して、家に買うおみやげを選び、例のお酒の小さい瓶を買って(はたしてこれかなあ?)
11時ちょっと前の新幹線で京都をあとにしました。駅弁に鰻弁当とやらを買ったのですがありえないくらいごはんがまずかった。水田でとれた米だとは思えなかったです!
三島駅ではバスに乗るのに、反対側のロータリーに堂々と下りてしまった。駅の反対側に出るにはえらいこと歩かなければならなさそう。駅のかかりの人に、反対口に出る通路を訊いたら、駅の改札の中を通行する券を出してくれて、反対側に無事出ることができました。そういう券があるのは知っていたけど初めて使いました。バスの時間に余裕があってよかった。最後まで間違ってるとはそそっかしすぎだ。
バスで山を越えて地元へ。タクシーで帰ればいいんだけどここは意地でも電車だ、けど、乗り継ぎで家のそばまでの電車が来るまで25分も空くので地元の駅のモスバーガーでお茶を飲む。誰かに見られそうでどきどき。夕方4時40分頃に家につきました。帰りはちょっと乗り継ぎが悪かったなーっといいつつ5時間半。やぱし新幹線は早いな。情緒は無いけど。そういえば携帯で調べ物をしている間に由比興津あたりの海の風景を見過ごしてしまった。
今回はわりあいに目的地をこことここ!っとやって、わりにあわただしかったかな、っと思いました。前回はとにかく時間に追われなかったぶん、今回は忙しかった気がします。だけど、いろいろ下調べしたぶん楽しめたという部分もあったように思いました。今回行ったところは、観光名所としては超メジャー、って感じのところは少なかったのでしょうけれども、もっともっと時間をかけてゆっくりしたいところがとても多かった気がします。そういうところもかけあしで(でもないんだけど)見てしまってちょっと勿体無かった気もします。
それから、前回の旅行のあと、次に行く時はこれを目標に!っと、思っていた目標があったのですが、帰り間際までうろっと忘れていました。ちょっと書きにくい目標なので、これだけ書いておいて、次に行くことがあったら忘れずに実行しようと思います。あと、次は違うシーズンに行きたい。
お彼岸です、家に帰ってすぐ家のお墓参りに行ってきました。地元のお寺さんの六角堂もいつもは閉めてある扉をあけていました。
最終日の歩数 万歩計壊れた。そんなオチですか。あ、あと、あれだけ歩いたのに1キロ体重が増えました。なんだかおなかが出た気がする。