暴走

好きなシーンはというと、

冒頭、犯人吉野の家の戸を「デカになる前は、相当なワルでしてね」と言って勇次が開けちゃう所（ニヤリ）
その直後、部屋に入って、逃げようとする吉野へ勇次が灰皿を投げつける所（かっこいい～～）
盗まれた爆弾が使われたという連絡をパパが電話で受けた時の、パパ「課長!！」（手を上に向けてぱっとひらく）、近藤課長「どこ！？」というやりとり（こういうやりとり、いいなぁ）
犯人今村のことならレミって子が詳しいよ、という情報を得たお店を鷹山と勇次がでてくる所（とんって足で戸をしめるの、かっこいいよ～(*^^*)）

あ、見事にかたよってますね・・・(^_^;)

あとは、好きとかじゃないんだけど
犯人の今村明彦くん。今見ると、１９歳に見えないよ～。眉毛つながりそうだし、インパクトあるよね(^_^;)

あとは、やっぱり初回は人物設定紹介を兼ねているので、
それぞれのキャラクターを紹介するセリフが多いですね（笑）。

「一気にいきましょうよ、一気に」（ｂｙ勇次）
「あいつ（鷹山）のしつこさが…」（ｂｙ近藤課長）
「忍の一字ってものがないんだ」（ｂｙ近藤課長）
「お前って本当に刑事マシーンだな」（ｂｙ勇次）（でかまし～んって？？？）
「冷た～いたぬき」（ｂｙ鷹山）
「田中さん、暗いから」（ｂｙ微罪で捕まった人）
「あなた達にまかせてたら犯人の少年がどうなるかわからないもの……あ・ぶ・な・い・刑・事」（ｂｙ薫）
「お前はナンパがすぎるんだよ」（ｂｙ武田くん）

このテレビシリーズの最初の方って、やっぱり登場人物や番組のイメージがまだ固まってないから、
定着してきてからのあぶない刑事が好きな人には、１～１０話ぐらいまでは不評のようですね(^_^;)

でも、私は好きです(^ー^)。

後半のはじけた「あぶない刑事」ももちろん好きだけど、
なんて言うのか、「あぁ、セントラルアーツ作品だな」っていう印象が、ちゃんと最初っからあって、
初回放送を見た時、それだけでなんだか嬉しくなっちゃった(*^^*)。
どんな印象かって、説明するのは難しいけれど…う～んと、「探偵物語」みたいな雰囲気と言えば、いいかな…。
キャラクターの設定とか基本はきっちり決めて、遊ぶとこは遊ぶみたいな、ね。
楽しくなりそうだぞ、っていう雰囲気が伝わってきた。
どのセリフもいい(^^)！。

それまでのドラマでは、刑事といえば真面目で熱血漢、多少はみだしてても、
そんなにやばいことはしない（やばいことしてたら、それは悪役の刑事さん）。

でも、いきなり針金みたいのでドアの鍵開けちゃうんだもん（笑）。
犯人追っかけてる時にＴＡＸＩに乗ったり、犯人を拳銃で追いつめちゃったり…。
探偵ならともかく、一応公務員なのに…(^_^;)。
（あ、でも最近は現実がこれに追いついてきちゃってるみたいですね…）

この枠の前作もやっぱり刑事物だったけど、全然違うぅ（笑）。
（ドラマとはいえ）刑事ならしちゃいけないって境界線が、あぶない刑事以降、ゆるくなった（低くなった）と思う。
でも、それがカッコよく見えたんだよねぇ(^^)。

それぞれのキャラクター設定も、時間の経過と共にどんどん壊れてきちゃって、
役によっては、この最初の頃とは別人になってしまった役もありますが（笑）、
この最初の頃のキャラクターも好きです(*^-^*)。

総じて言えば、最初の頃はまだまだ真面目、かな。
あとあとを知ってるから言えるけど、まだ実はそんなにあぶなくないし。
ちょっと熱血入ってる、という感じがします。

それぞれのキャラクターについて、１話から見えてくるのは、

・大下勇次

なんでも一気にカタをつけたがる

辛抱がきかない

ちょっと乱暴（かな？）

人情話に弱い

昔は相当なワルだった

女性の扱いはあまり上手くない

ちょっと熱血入ってる

体は丈夫（４日間寝てないけど元気だし、よく日に焼けてるし…）

・鷹山敏樹

しつこい性格

ある暴力団に目をつけている（銀星会って名前はまだでてこない）

女性への対応は年齢に関係なくソフト

甘いもの好き（特にあんこ系？）

怒らせると恐い

実は取り調べで落とすのは得意？

表立ってみせないけど情に厚い

日焼けしたいい体をしている（金のコインペンダントをしてる！）（笑）

以外にしゃべってる（３行以上？！）

・真山薫

みかけはきれいな普通のお姉さん

真面目に仕事をしている！（笑）

子供の心をつかむのはお手のもの

お酒の席では避けられているみたい…

・町田透

髪型とかが気になる新人刑事

暴走族から兄貴のように慕われている

ナンパばっかりしてる（女性関係は派手？！）

仕事とプライベートはきっちり分けてる今時の若者

スーツは地味だけど私服は派手（この時から既に赤いジャンパーを持っていた！）

・近藤課長

県警の顔色をうかがってしまう課長さん、
若い時は＜鬼のナントカ＞とよばれていたらしい、鷹山＆大下には困っている、
あだ名はたぬき、奥さんによく買い物を頼まれるらしい

・松村課長

ファッションは派手（刑事に見えない）

姉御肌で洒落がきく

若手署員に人気がある

近藤課長とはまあ仲はいい

少年少女の良き味方

・ナカさん

口数が少ない

暗い

取り調べは時間をかけてじと～と落とす

…こうして見るとあとあと大きく変わってきたのは、やっぱり薫とナカさんですね（笑）。
透は基本は実はあんまり変わってないんだなぁ…、
新人だったのが勤務年数と共に社会人らしくなって、ちょっとズル賢くなっただけなんだ…(^_^;)。

■暴走（放映：１９８６．１０．５）