●「葵・徳川三代」(NHK 放映時期:2000.1〜)

我が家では日曜夜8時と言うと、NHKの大河ドラマです。
(まあ一時期には元気が出るテレビとか見てたこともありましたけど…)
で、今年の大河ドラマです。

出演者が豪華!…だけど、なんか年齢層が高いなぁ(^_^;)
若者がいない?
今のところ、若いと言えば、秀頼役(子役)の大高力也くん、ぐらいかな…
(映画のリングやらせんで陽一役をやった男の子)
千姫役の女の子もいるけど。(この子、目がくりっとして可愛い) 他は…保阪尚輝ぐらいかな、若手。
”誰それの息子”っていう役でもオヤジ(失礼!)ばっかりなの…(^_^;)
秀頼や千姫がまだ小さいのに、その母親が小川真由美や岩下志麻なのよぉ…普通だったら、孫でしょ、孫。

ただその分(その分、てのも変だけど…)出演者の意気込みはスゴイ感じます。
津川雅彦(グラン・パパ)は自前のヒゲらしいし、江守徹や佐藤慶とかは、本当に頭剃ってたし。
初回放送分の関ケ原の合戦シーンでは、宇津井健とか何人かは自分の愛馬で出演したらしい…。
…スゴイね。

出演者も今のところは、出てくる人、出てくる人、みんな知ってる役者さんばっかり。
誰この人?っていうのないなぁ…
苅谷俊介、山下真司、小野寺昭、勝野洋、竜雷太とか続けて出てきちゃったのを見たときには、
「お、ここは西部警察か太陽にほえろ!チームだね」なんて思ってしまいました(笑)

でもね、まだ徳川の時代になってないからかな、女の人もそれなりに出てくるんだけど、なんかね、
華やかじゃぁないの。鎧姿とかが多くて、画面が暗いのよね。
もう少し話が進んで、武将の話の合間に、女同士の争いとか出てくるようになると、メリハリがついて面白いと思うんだけど。
おふく役で樹木希林とか出てくるぐらいまで、話が進まないとだめかなぁ…。
そのぐらいになれば、床嶋佳子とか森口瑶子とか若手(?)も出てくるし。
ただ今でも、秀忠(西田敏行)が奥さんのお江(岩下志麻)に頭があがらない、なんていうシーンは
浜ちゃんと象印夫人、って感じでおかしい(笑)。

何はともあれ、始まったばかりだし、こからっすよね。
中盤や終盤へ向けての追加の出演者発表で、もうあと少し若手の人が参加することに期待してます(笑)。
(そういえば、珍しくジャニーズ系がいないなぁ。前作に出してるから、今回はあんまり出さないのかな。)
狂言回し役の光圀(中村梅雀)、助さん(浅利香津代!)、格さん(鷲尾真知子!)のシーンで、
もう少し遊んでもいいかも。

まあ、なんだかんだと、今年も見てしまいそうです(^^)

…今回、異常に出演者が多い!ってのがよく判るのは、タイトルロール。長いのよ、これが(^_^;)。
終わったかなと思ったらまだ続きがあった、ってカンジ(笑)。

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●「ぽっかぽか」(TBS 放映時期:1994(パート1)1995(パート2)1996(パート3))

パート1〜3まで放送されたお昼の30分のドラマです。

ちち(羽場裕一)とはは(七瀬なつみ)と一人娘のあすか(上脇結友)の家族が主人公のホームコメディです。

もうね、あすかちゃんが可愛いんだ。パート1の時は本当に小さくってセリフもあんまり言えないんだけど、
逆によくある”劇団の子役くささ”がなくていいの。本当に泣きそうになってたりするから、見てる方もグッときちゃいます。
シリーズが進むと、当然、あすかちゃんも成長してて、「あら大きくなったわねぇ(^^)」とまるで親戚のおばさん気分です。

お父さん役の羽場さんは、最近では殺されちゃったり、犯人だったりとかの悪い役でよくお見かけしますが(-_-;)、
本作では、家族を愛する良きパパです(^^)。
ちょっと勘違いしたり、奥さんの行動に振り回されたりと憎めない役で、こんなダンナ様が欲しいなぁと思わせます。

お母さん役の七瀬さんは、この役をやる以前は愛人の役とか、ちょっと暗い(寂しい)役ばっかりでしたね(^_^;)。
この役の麻美さんはすっごく明るいの!すぐ歌ったり、ドジだけどとても可愛らしい奥さんです。
七瀬さん自身も何かのトーク番組で「この役に出会えてよかった。麻美さんを演じたことで自分もすごい前向きになれた」みたいなことをおっしゃってました。
いっつもオーバーオールを着てるんですけど、これに影響された主婦の方は結構いるみたいですよ…。

でね、あすかちゃんは、お父さんお母さんのことを「ちち」「はは」と呼ぶんです。
これがね、いいんだぁ〜(*^^*)

あとね、この家族だけじゃなくて、この家族をとりまく町内の人たちもおかしいの(^^)。
ひと癖もふた癖もある人たちばっかりで、出演者は(ゲスト)も含めて何故か劇団系の役者さんが多かったので、みんな上手いのよ。それぞれの役をみんな楽しんで演じてる感じが伝わってきたし。
(まだまだ若い頃の柏原崇が町会長さんの息子役で出てたりなんてことも…)

見終わった後に、心の温かくなる作品です。私も子供欲しいなぁなんて思っちゃいます(現実は大変なんでしょうけど)。

残念ながら、ビデオレンタルでは出てないのですが(通信販売のみ)、
今(2000.2現在)、パート2を再放送してますので、よろしければ見てみて下さい。ハマりますよ〜(笑)。

私は、パート1の放送終了後の雑誌の投稿欄で、この作品を知り、興味を持ちました。
それで放送が開始されたパート2をビデオで撮ってみたら、ハマリました(笑)。

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●「この愛に生きて」(フジ 放映時期:1994.4〜)

安田成美と豊川悦司の夫婦。
豊川悦司は前妻の美保純と不倫してて(ややこしい)、ってもともとは、安田成美が豊川悦司と不倫して子供が出来たからって奪っちゃったという設定なんです。
安田成美は豊川悦司にかまってもらえなくって寂しい状態。私は子供の母親であって、女じゃない…というところ。
そこに刑事である岸谷五郎と偶然に出会い、不倫関係になり、この関係に安らぎをみつけていく…
と、一人息子である和(かず)(青柳翔くん)が行方不明になり、死体で発見されるという痛ましい事件が起きる。
行方不明になった時、ホテルに居たことで自分を責める安田成美。豊川悦司とも離婚して身も心もボロボロになる。
やがて、事件の真実が明らかになる。その時−。
というお話です。脚本は野沢尚。
夫婦の愛情について描かれています。

非常に重い話です。子供が殺されてしまうというショッキングな出来事もあり、見ていてとても苦しくなります。
でも最後まで目が離せませんでした。クライマックスでは自然と涙がでてきました。

この時、岸谷五郎はまだあまり有名ではなかったので、
「誰この人?安田成美の相手役?!」と思った覚えがあります(笑)。
豊川悦司もまだブレイクする前だったので、後で振り返ってみて、
そういえばあの役やってたよなぁという印象でした。
やっぱり強烈に印象に残っているのは、安田成美です。
ラストの方で、体をブルブルさせてひきつけを起こしたようにセリフをしゃべっていたり、
熱演でした。あとは美保純かな。憎まれ役なんだけど、おいしい役だったと思います。
他には深津絵里も出てました。最後の方までいい人なのか悪い人なのかわからなかった嶋田久作も強烈でした(^_^;)
あ、そうだ。あと、安田成美の主婦売春グループの仲間で風吹ジュンもでてましたねぇ。
改めて見るとビックリです。

最後まで見てくると、とても完成された(計算された)作品です。
スタッフ・キャスト一丸となって作り上げた、という雰囲気がとてもよく伝わってきます。
(ビデオの最終巻に収録されているメッセージを読むとそれがよくわかります)

内容的には、つらいお話ですけど、良い作品だと私は思います。
レンタルで出てますので、見たことない方は一度見てみて下さい。

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●「江戸を斬るU〜Y」(TBS系 放映時期:1975〜1981)

「江戸を斬る」って何???とお思いの方もいることでしょう…時代劇です。
実は私、”時代劇好き”なのです(^^ゞ で、その中でも1,2位ぐらいで好きなのがコレ。

コレは『水戸黄門』を放送している枠で昔放送していたシリーズです。
あ、リアルタイムで見てた記憶はありませんよ(^_^;)。平日の昼間、夕方4時からの再放送を小学生の時、見てたんです。
(親戚でもなんでもないんですけど、ちょくちょく遊びに行っていた)隣の家のおばあちゃんと一緒にお菓子を食べながらね(笑)。
(まあその後、高校生ぐらいの時、また再放送してたのをビデオに撮って見たりしましたけど…)

主人公は遠山の金四郎です。金さんというと松方弘樹を思い浮かべる方も多いでしょうが、こちらは西郷輝彦です。多分、「星のフラメンコ」とか歌って人気が出た後だと思います。最初は若いです(笑)。そして細いです(笑)。
話は金四郎がまだ町でブラブラしている所から始まります。
お屋敷にもろくに帰らず、昔乳母をしていたお政(春川ますみ)が経営している魚屋”魚政(うおまさ)”に立ち寄っちゃあ、食事をさせてもらったりしている金四郎(既に刺青はあり)。最初の2、3回の内に、家を継ぐことになってしまい、南町奉行・遠山サエモンノジョウが誕生します。お奉行様になっても着流し姿で市中をブラブラしては、事件をかぎつけ、独自に捜査して解決する(お白洲で裁判)というお決まりの勧善懲悪ものです。

魚政には娘がいます。シリーズによっては3人だったり、2人だったりしますけど、長女のゆき(松坂慶子)と妹のちよ(遠藤真理子)は必ずいます。最初は松坂慶子も人気が出始めた頃なので、メインでよく出ます。でもシリーズも進むと、松坂慶子も売れっ子女優さんになってしまったせいか、登場シーンが少なくなります(^^ゞ
この”おゆき”さんと金四郎はいい仲です(笑)最初は喧嘩したり、ヤキモチ焼いたりと、見ているこっちが歯がゆいぐらい仲は進展しませんが(笑)、シリーズが進み結婚します。え?刺青をしているとはいえ、武士と魚屋の娘がどうして結婚できるのかって?そこにもちゃんとOKなワケがあるのです(^^)
実はおゆきさんはお政の実の娘ではなく、お政が行儀見習で奉公していた水戸斉昭(森繁)の娘、そう、金四郎なんかよりはよっぽど位が上の大名のお姫様なんです。諸事情があり、お政の手で町娘として育てられたおゆきさん。でもちゃんとお姫様としての習い事やしぐさも見についてます。たま〜に、お姫様の格好して琴を弾いてるシーンがでてきたりします。それを見て涙ぐむ森繁父。しかし、いつの間にそういうお稽古してたんでしょ?
もちろん剣術もたしなんでいます。時には”紫頭巾”として金四郎の窮地を救ったりします。(登場する時には鈴の音がします)
金四郎も「このお転婆め」なんて、怒ったりしますけど、いい感じなんです(^^)。このこの〜って(笑)。

あと鼠小僧(松山英太郎)も出てきます。あ、元ね。普段は魚政の眼鏡をかけた冴えない店員・次郎吉です。で、当然この次郎吉も金四郎の捜査の手伝いをします。結構重要な仕事です。この人の次郎吉、ぴったりだわ〜。

最初のシリーズは南町奉行所と北町奉行所(悪役)が対立しています。
その後、金四郎が北町奉行になるとライバルは火盗改になります。そう、火盗改が悪役なんです(鬼の平蔵もびっくりってとこですかね)。でも確かそのトップは”平蔵”じゃなくて”十蔵”だったような気がします。演ずるは成田三樹夫。悪そうでしょ…(^_^;)その妹の姫様が山口いづみ。う〜ん、勝気そうな姫様。まあ、お約束で金四郎を好きになっちゃったりします(笑)。
金四郎の部下の同心は、シリーズによって違いますが、天知茂がでてきたこともあります。あと関口宏とか、若手同心役で原田大二郎とか。
松坂慶子の出番がめっきり減った(スケジュール調整が難しくなったのか…)シリーズ後半は、女十手持ちのお京が華を添えます。この役はシリーズによって、ジュディ・オングだったり、山口いづみだったり、由美かおるだったりしました(もちろん場合によっては入浴シーンもありました(笑))。
あとは準レギュラーとしては金四郎のおばあさんもよく出てきます。その”おばば様(千石規子)”とお付きの奉公人(大山”ドラえもん”のぶ代)が嫁のおゆきさんをイビったりとかもあり(^^ゞ もちろん、おゆきさん、負けてませんけど(笑)。

若い頃の西郷輝彦。カッコいいわ〜、と思います。殺陣にもキレがあるし。人気があったのがよくわかる。
松坂慶子もきれいだったぁ。美男美女のカップルでよかったっす(*^^*)。
話もね、↑を読んでもらえればわかるけど、金四郎の個人的な話もあるし、事件もちゃんとあるんだけど、その脇の話が面白かった。それぞれの人物にちゃんと設定があったしね。昔の時代劇だから、当然フィルム撮りのだし、衣装とか小物とか所作とか細かいところもきちんとしてたし。往来のシーンとかも、バックで歩いてるエキストラの人の数が、今の時代劇とは比べ物にならないぐらい多かった(^^)江戸の大通りの活気とか感じたもんね(^^)

キャストも話も豪華で、娯楽時代劇らしい、時代劇だったわん(^ー^)。

で、この後「江戸を斬る」は里見浩太朗主演でリメイクされたりしたけど、なんか違うのよね(^_^;)
やっぱり西郷版が好きなのだ。
あとね、なんでUからかと言うと、「江戸を斬る」第1作目は遠山の金さんの話とは全然関係ない、竹脇無我主演の話だったの。
確か、将軍の異母兄弟が市中にまぎれ、悪を成敗する、という話。これも再放送で見たけどね。どーみても伊織先生にしか見えなかった(^_^;)医者の役じゃないんだけどね…(笑)

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