●「利家とまつ」(NHK 放映時期:2002.1〜)

今年の大河ドラマ。結構評判はいいようです。
確かに前回、前々回に比べて面白いかも(^_^;)。
若手が多いし、女性陣も華やかだし、話もわかりやすい信長〜家康の時代だし。
若手が多い割には舞台経験のある人(唐沢寿明、山口祐一郎、天海祐希などなど)がいるせいか学芸会になってないと思う。
(っていうか若手といってもそこまでみんな若くないか…)
おじさま勢としては今の所前半では松平健、菅原文太、三浦友和がイイ味出してる。
特にスーパー部長はのんびりした長男の雰囲気をよく出してて悪妻の名取裕子にメロメロな所とかおかしいかも(^^ゞ

舞台といえば初回、利家がまだ若者でカブキ者と言われて突飛な格好・化粧をして遊びまわってるシーン。
野田秀樹の舞台か?と思わせるほど唐沢くんは自由に好きなように動きまわってました(笑)。

利家の奥さんの”まつ”さんのことは今までよく知らなかったけど、これで勉強になるかな?
松嶋菜々子演じるまつはただ一歩下がってというだけじゃなくて時には勝気な面も見せるし、本人に合ってるかも。
彼女にはおっとりのんびり古風というイメージがあるようですが、私は結構気が強いと見た(^^ゞ
賀来千香子の次に「?」と思った声も最近では聞き慣れてきたし、潔い感じが嫌いじゃないです。
実は以前にフジ系で放送した「氷の世界」みたいな悪女がハマルんじゃないかと思っています(今回は違うけどね)。
それにしても、彼女にしろ、天海祐希にしろ、あんなに体格のいい女性は当時はいなかったでしょうね…(^^;)

あと今回「あ、いいんじゃない♪」と思ったのは、利家の弟を演じる竹野内豊。
この時代の武士の頭が総髪(頭のてっぺん剃ってないやつね)だったのが良かったのかもしれないけど、
意外と(とは失礼かもしれないけど)時代劇似合ってるかも。姿勢も悪くないし、声も軽すぎなくていい。
この弟くんの役がイイ役なのもラッキーだったかもしれないけど、ちょっと「あら。カッコいいかも…」と思いました(^^)。

的場浩司は利家とまつに仕える役。
重いシーンの合間にほっと一息つかせるシーンに登場したりして、おいしい役だよね。悪役じゃないしさ。
確か的場くんは前にもこういうポジションの役を演ってたと思う。NHKでいい位置掴んでるかも。

…ひとつ引っ掛かってるのは信長・反町くん(^^;)。
凄み(貫禄?)を出す為に低い声をさらに低く、ぐっとあごを引いたような感じでセリフを言うんですが、
引き過ぎちゃって口があんまり開いてないのか、セリフがボソボソ何言ってるか聞き取れな〜いです(^^;;)
他が(特に利家・唐沢くんが)妙にカツゼツ良いから余計に目立つぞ〜!(苦笑)
家臣の柴田勝家役の松平健の方が貫禄あるから(だって白馬に乗った将軍サマのイメージは拭えないし…)、
頑張っちゃうのも仕方ないのかもしれないけど。もうちょっと、せめてセリフは聞き取りたいな〜、なーんて。
今後登場する明智光秀は萩原健一が演じるらしいのですが、
う〜ん、この信長にバカにされたら光秀・ショーケンだったらキレちゃうのもわかるかもしれないと思ったりして…(^_^;)。

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