The Legend

パーソナリティー: 小原礼、佐藤博、 ゲスト: 細野晴臣


■□□ 第19回目(2月10日)の放送内容 □□■

 ゲストは細野晴臣さん。2週続けての登場です。  「一週間ぶりのご無沙汰で。煙草いっぱい吸えたでしょ。」とか小原さんに言われてました。

 最初に、現在の活動について聞いてました。  で、細野さん「1月、2月はのんびり…してたいんだけど、やっぱりね。そろそろ」と。  のんびりしたいという話から「引退したら、趣味で音楽やりたい。隠居して。CD出して」とも。  でも「それ引退って言わない(笑)」と二人に突っ込まれてました。

 それに「HOSONO BOX」の話
早速、Swing Slowでの「Good Morning Mr. Echo」をかけてました。  聴きながら佐藤さんに「細野くん、そのものだね。」「ちょっとした、とぼけ具合が好きだな。」なんて言われてました。

 また、YMOについて。  小原さんは日本にいなかったこともあり、YMOはあまり知らないとか。  でも細野さん曰く「ティンパンの二人も、知らないみたい。いたのに(笑)。」
 で、小原さんにしてみれば、YMOは今までの細野さんのイメージとは違うそうですし、 細野さんとしても「自分の中では、違うもの」ということでした。
 YMOのコンセプトは、29歳の頃に考えたそうですが、急にシーケンサーが出てきたことで、 やりたくなったと。面白いことに、すぐ飛びついちゃう。

 ここでコンピューターについての 「それで音楽の作り方が、えらい変わった」という話も。
 で、佐藤さんにしてみれば「待ってました」。一人多重録音やってたから。 一人でも絵を描けるという選択肢が増えたと。

 ただ、20年ぐらいそれで音楽をやってくると、細野さん「もう飽きた」ということでした。 佐藤さんもだそうです(笑)。 「だから、ティンパンが楽しかった。」  小原さんも今は、デルタウィングではコンピューター無しでやってるし、 人とやることについては、3人とも口々に 「意外性だよね。」「マジックだよね。」「ゴージャズだよね。贅沢。お金かかるしね。」と話してました。  それでも「両方出来る方がいいよね。」とも。

 ここでYMOから1曲。「SIMOON」を。

 そして、小原さんから細野さんに聞きたいことがある、と「YMOヨーロッパツアーでの、心霊写真とかUFOの話とかを聞いたことがあるのだけど、 一番すごかったのは何?」
細野さん「そこをつかれたか」と。 心霊写真は、ヨーロッパのツアーで多かったそうです。 一番怖かったのは、ロンドンでリハやってるところを撮ったスナップで、「僕の後ろにぴったり張り付いている。人が。」 アフリカ系の、昔の人らしい。「怖いけど、僕は嬉しかった。」
 では細野さんって霊感強いの?というと、「どうかなあ。最近はないね。安定してきたみたい。」 YMOの時は、一番不安定だったから、いろんなものが写ってたって。  白い玉が浮かんでたり、耳から煙が出ていたり…。そしたら佐藤さん「それ(耳から煙)は、単に、 吸いすぎてただけじゃないの?」と突っ込んでましたけど(笑)。細野さん「煙草はそんなに吸わない(笑)」
また、UFOも、ピンポンボールくらいのを見たことがあるとか。

 それからまた、「HOSONO BOX」から1曲。 YMO以降細野さんは、打ち込みで殆ど一人でやるようになってきた、 その時ヒップポップでYMOが使ってたような機材をチープに使った曲があるのを聴いて、 影響された曲。「ボディースナッチャーズ」
「細野さんは本当に色々やってる」と小原さんや佐藤さん言ってましたけど、 細野さん「もう、まとまんなくて。BOXセットなんかつくっても、自分じゃ出来ない。」


 久保田麻琴さんとも、また一緒にやるようになったよね、と。ハリー&マックの話へ。
25年ぶりくらいに。でも会っても、全然変わってない、って。久保田さんもプロデューサーをやってて、 アルバムは全然出してなかった。細野さん「歌がすごくいい人じゃない。なのに歌わないから、何でだろうと思ってた。」  で、ハリー&マックやって、歌うことになったら、麻琴さんすごい悩んでたとか。そして、彼の中で歌がでよみがえって、 爆発的な創作意欲が結実したのが、ハリー&マックだと。「見てて感動した。」
 ハリー&マックからは「ポンポン蒸気」をかけてました。


 唐突に小原さんから「でも細野さん、ほんといいよね。」、 細野さん「よくしてるんだよ。悪いところはまずいじゃん。」という会話から、 「いろいろと直す機械はあるけど、使う場合もあるけど、ピッチがはずれてようが、 雰囲気で全然そうには聞こえない時があるよね」と。  細野さんの歌い方には、そういうの(はずれてるとか)を超越してるものがある、と。  細野さん自身も「多少ピッチが狂ってても、そっちをとるよ」 「この年になって嬉しいのは、雰囲気が身に染みてる」と。
 でも細野さん曰く「もっともっと、枯れたいんだよ。」 ブルーズの人たち、いいじゃない。

 そしてまた曲に入りますが、「極端に違うやつも聴きたい」と小原さんのリクエストで 「BIO GENIC FREQUENCY」 RAVEがブームだったねとか、アンビエントの時代だと思ってた、とか。  で、聴きながら「内向的だね」なんて。
 細野さんによると、「YMOの頃は、マニピュレイターがいたけど、人に任せていいのだろうかとずっと思ってたわけ。 で、自分でコンピューター買って、やりだしたら簡単だったわけ。それでやり始めたのが、すっと続いてた。
 だけど、今は外でみんなと一緒にやってるけど、またこっちに戻ったりもするのだろうね、と。両方大事。

 こういうインナーな世界は、小原さんも実は好きと言うことで、 「これからも、いつかはまたやるでしょう。」「二人でベース弾かなくても済むんだから。」と。


 話は変わって、佐藤さんの曲を。 インナーに入る直前もの。  細野さんが参加してる「ピクニック」

 聴きながら、スタジオ仕事の話を。 「細野さんも昔はずいぶんやったでしょ」と。
小原さんなんて「若いころ、スタジオに呼ばれていったら、演歌だった」のもあるとか。 で、演歌は譜面まっくろ。コード無し(^ ^;;)。一応読めるけど、所見でいきなりというのはちょっと… というわけで…
  小原「一回、「はい、いきます」ってみんなやり始めるじゃない。 そしたら「あれ?音出ねえな?」という顔して、人の音聴いてるわけ。」
  細野・佐藤「わかるわかる(笑)」
  小原「で、こそこそ書いて。「すいません音でなかったんで、もう一回やらせて下さい。(笑)」
  細野「いいね。ファンキーなミュージシャンは、それでいいんだよ(笑)。」

 細野さんも、そういう経験はあるそうで。しかもその時、大きいスタジオで、遅刻してしまったと。 おまけにフルオーケストラで、全員揃ってた(^ ^;;)。 「すいません、と人をかき分けながら自分の席に座って譜面を置いたら…やはり同じ」  でもその時は、もう必死。コードもあったし何とか出来たと。

 譜面については、小原さんもアメリカでは使わなかったそうですし、 「見てると、見てるという感覚で、聴かなくなっちゃう。あれはいらない感覚。」って。
 佐藤さんは、譜面が苦手なので、だから細野さんと出会って似たやつがいる」と嬉しかったそうです。
 小原さん曰く「だって、ロックミュージシャンだからさあ(笑)」
 でも「スタジオはいい勉強になったね」なんて締めくくってました。


 そして最後にまた、ティンパンの曲をもうひとつ。「Travelin' Mood」

 細野さんの今後の予定についても。 今年は、久しぶりにソロアルバムを作りたいそうです。
90年代にも作品は出してたけど、インストだったからそうは呼ばれなかったと。 歌ものをやりたいって。  小原さんに「歌ものをやって、枯れた感じをみんなに伝えてもらわないと(笑)。」なんて言われてました。  細野さんも「みんな一緒に枯れようね(笑)」なんて答えてたりして。


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