The Legend

パーソナリティー: 佐藤博、 ゲスト: 角松敏生


■□□ 第23回目(3月10日)の放送内容 □□■

 ゲストは角松敏生さん。 以前、角松さんがラジオのパーソナリティーをやっていたとき、 佐藤さんがゲストで来たことがあるそうで「まさか逆になるとはね」と笑ってました。

 早速、お二人の出会いについて
 角松さんが佐藤さんのことを知ったのは、やはりハックルバックからだそうです。 それまでは、キーボードと言えばマンタさん、というイメージが強かったそうですが、 「そこに彗星のように現れた…普通の名前、佐藤博(笑)」  そのプレイが独特で、アルバムを聴いていいなあと思ったそうです。 「TIME」は特に好きで、擦り切れるくらい聴いたとか。

 ところで、角松さんが佐藤さんと出会ったのは…… 井の頭公園でなのでした。 当時の角松さんは高校生。 ちょうどその頃高中正義さんのアルバムを聴いていて、 友人達と「結構、パーカッションって楽器は大事だよな。」なんて言ってたそうです。  そしたらある日、井の頭公園ですごく上手なコンガの音が聞こえてきて…「あれ??佐藤博じゃないか??」と。
 この頃佐藤さんはペッカーさんらと集まって、よく公園でセッションしてたのでした。 (第一回目の放送でも、このことには少し触れてましたよね。) その時たまたま角松さんが見てたと。


 そして、佐藤さんが参加した角松さんの曲を紹介。  このとき、「佐藤さんは自分で昔の歌を聴きたくないというように、僕も昔の歌は聴きたくない(笑)」ということで、 リテイクしたものを出してました。 「I Need You」です。

 こうして「I Need You」がきっかけで、その後も佐藤さんが角松さんのアルバムに参加したり、曲提供してもらったりしています。

  角松「で、お仕事差し上げたり(笑)」
  佐藤「そうそうそう(笑)。 いっぱいもらっちゃったりして(笑)。」

 角松敏生さん作詞作曲の、中山美穂さんの大ヒット曲「You're My Only Shinin' Star」でも、 シングル盤では佐藤さんがピアノを弾いてるそうです。
 角松さんが美穂さんのプロデュースを頼まれたとき、 「僕って昔から、全部自分の色にするのはあまり好きじゃなくて…自分が好きな人にやってもらう、何曲か任せる、 っていうのも、僕のプロデュースのやり方なんですよ。」  それでそのアルバムは3分の1くらい佐藤さんに書いてもらって、同じスタジオでお互い仕事を進めていって、 聴きあったりしてたそうで、面白かったなんて話していました。
 その中で、若い連中の意見を取り入れる姿勢というのは、 「佐藤さんて意外に早くからされてた」を角松さん言われてました。 「博さんたちみたいに、一時代を築いた人たちというのは、逆に僕は羨ましい。」とも。
さらに角松さんが「たとえば、ラジオのディレクターとかは僕らくらいの年になると、当然呼びたくなりますもの。 …だからこういう番組ができる。」と言うと、 それを聞いて佐藤さん、「うまいねえ、さすが(パーソナリティーとしては)先輩だね。」なんて笑っていました。


 続いてまた曲。 89年に、ハックルバックを復活させたいと角松さんが仕掛けたイベントがあって、 佐藤さんはスケジュールの都合がつかず出られなかったそうですが、 鈴木茂さん、今剛さん、村上ポンタ秀一さんらが演奏で参加したのだそうです。  そこから角松さんバージョンの「山手ホテル」を。


 その後で角松さんより「佐藤さん、最近は何やってるんですか?」と質問。
佐藤さんまず「最近ね、ラジオやってるんですよ(笑)」と。  でもそれだけじゃなく「最近ようやく、自分のアルバムを作る気になってる。」って。
 2〜3年前から、佐藤さんはライブをよくやるようになってますが、そこから何回かやってる内に、 いろいろと刺激を受けて、アルバムを作りたくなってきたと。 ただ「僕だけだと、すぐ飽きちゃうから …女性ボーカリストを、現時点では羽根田征子さんという、前にプロデュースした女の子がいるんだけど、 そのこと一緒に今、やってる。」

  角松「女性と、なんかからむの好きですよね。…あらゆる意味で(笑)」
  佐藤「そう、もう大好き(笑)」
  角松「(笑) なんかそれ、特徴ですよね(笑)。」
  佐藤「そのために音楽やってるようなもので(笑)。」

 もうひとつ角松さんより「佐藤さん、なんでライブ嫌いなんですか?」ともいう質問も。
それについては、絵をたとえにして「絵は見て欲しいわけ、いろんな人に。 でも、絵を描いているところは、覗かれたくないんだよ。もう独りで悦に入っていたい」と。

 ところが、身近な友達でもあったミュージシャンで亡くなられる方が出てくると…西岡恭蔵さんや大村憲司さんなど… ある日突然いなくなってしまうのを目の当たりにして、 「今、いつでも一緒に出来ると思ってるミュージシャンやアーティストなどもそうだし、僕自身もそうだし、 こう、いい状態でプレイできるとは限らないなと。  だから本当に出来るうちに、そのやりたいと思う人と、どんどんやったおいた方がいいなと、改めて思うようになって…。」 ライブをやりだしたら、結構はまったのだそうです。
 話のあとで、佐藤さんの曲。角松さんリクエストの「朝は君に〜Rainbow Sealine」  アルバム「オラクル」でカバーしたのを聞いて「やった」と嬉しかったそうです。


 そして「House of The Legend」コーナー。 角松さんの思い出の曲… 目指したのはやはり佐藤博さん達「日本人でもこういうのが出来るんだ」と思ったと。 最初ははっぴいえんど、後にティンパンアレイなども、いろいろと聞いてたそうです。
 で、今回フィーチャーしたのはハックルバック。 「100ワットの恋人」を、茂さんボーカルでのハックルバックのと、 角松さんが前述のライブで歌ったバージョンの、両方流していました。
 聞きながら、茂さんについて「(両方で演奏してるけど)茂さんは、茂さんなんですよね。どっちも。」とか 「あいつこそOne and Onlyだよね。」なんて話していました。


 それからもいちど、最近の音楽活動の話
佐藤さんがYUKIKOさんと作った曲について、「今、自分が歌いたい物を中心にやりはじめてる。」と話して、 「出来上がった物を、(この番組を)聞いてる人に聞いてもらいたい。」と、番組内でかけて下さいました。  YUKIKOさんボーカルの「Dream」という曲です。

 一方、角松敏生さんの場合。  3年ほど前に音楽活動再開してからアルバムやコンサートツアーと「ちょっとやりすぎまして」ということで、 ちょうど壁にぶち当たってるなんて話してました。 そして「シーン全体を見回すと、多すぎる、アーティストが。 それで、いいものがあったとしても、出ていけないんですよね。… 聴く側にしてみれば、音楽を愛してる暇はなくて、情報として垂れ流して消費してる。」 そういう時代に、40代の男が何をするか、という壁にぶち当たってると。
 たとえばエリック・クラプトンの曲でヒットした「Tears In Heaven」は彼が40過ぎてからの曲であるが、 音楽を続けて大人になってきて、幅広い世代に認められる音楽を作るというのは、 むちゃくちゃ難しい。でも、それをやらなければいけない。
 で、時代に迎合するよりも、自分がここちよいと思える音楽をやろうと、 ライブハウスツアーをしているそうです。
 ライブについては、今までと方向性など違ってきたために退いてしまったファンもいた最近のアルバム「存在の証明」でも、 「ライブで聞いたらよかった」という感想をもらった、という話などしつつ、 「歌はライブで聴くのが本物」だと話してました。 で、今はこのミュージシャンとやるならこの曲、というのを作り、 CD化するとか欲を持たずににやっていくのだそうです。

そして話は尽きないところですが、最後に角松敏生さんの「You're My Only Shinin' Star」をかけて締めくくりました。


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