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2005. 8.11.Up Dated.
真夏の雑感
  
最近、JREITに関する記事や論評が以前に比べて格段に増えているという印象があります。メジャーなマスコミもJREITを取り上げるようになりましたし、経済誌等でも特集を組む例が多くなっています。
一方、世間一般への浸透度となると、測る方法がないので、JREITの各社も、どの程度認知されているのかは良く分からないようです。
そんな事からも、一時期、JREITの資産運用会社間で共同広告を出すという案も検討されたようですが、話が纏まらず流れたという事もあったそうです。
確かに、投資法人の費用を以って広告を出す事は実務として難しそうですし、資産運用会社の負担では新興銘柄の収益では未だ無理かもしれませんが、JREITという投資商品を一般に宣伝するというのは必要なことでもあるのでやや残念だとも言えます。
現在のJREITの中でも、古参に属する銘柄は差し迫った必要性も少なく、又、保守的な考え方が強いので、今後ともJREITの普及活動には及び腰でしょうが、レジテンス系を中心とした新興銘柄では個人に対する普及啓蒙活動は重要な位置を占めそうです。
特に、最近の上場銘柄の株価は渋い動きになっています。今の状態では、このような状況からは簡単に脱却出来ませんので、何らかの対策も必要です。
それでは、どんな具体策があるのかという事になりますが、費用対効果を考えると新聞広告のような媒体では効果は一過性ですし印象も薄くなりますので、もう少し工夫が必要です。
少し突拍子もないアイデアで恐縮ですが、実は、私は花火が好きで、夏は各地の花火大会に出かけています。
これらの花火大会では、花火を打ち上げる際にスポンサーの名前と簡単な紹介を行います。
先日の花火大会では、実に見事な花火を打ち上げたスポンサーの印象が残っています。
夜空に描かれた素晴らしい花火の印象とそれを提供したスポンサーの印象がシンクロするのでイメージ広告としてはかなりの効果が期待出来ます。
花火大会は全国各地で活発になっていますし、観客も年々増えていて、大きな大会では50万人〜100万人規模になります。
そして見事な花火には会場から一斉に拍手が送られますので、スポンサー冥利に尽きるとも思います。
花火大会は老若男女を問わず楽しめますので、毎年、真夏の風物詩として待っている人も多いようですので、こういう場で、JREITという名前を露出するのも一つの方法ではないかと思います。
協賛費用は正確には分かりませんが、スターマインという連続花火で150万円程度のようですので、数社で協賛すれば負担も可能かも知れません。
JREITの広告は、あまり宣伝臭くなく、且つ、洒落た感覚のある方法が有効のように思えますので、花火大会の協賛のような手法も一つのアイデアだと思います。
今回は、個人的な嗜好の話になってしまいましたが、JREITもこれだけの規模になりましたので、皆が楽しめるイベントに協賛して宣伝をするような時代が来れば良いなと感じました。