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2005. 8.25.Up Dated.
J-REIT投資入門セミナーについて
  
先日(8/22)開催された東証/ビー・アール総研共催のJREIT投資入門セミナーは満員の盛況でしたが、特に今回は熱心に聴かれていた方が多かったように思います。
このセミナーは4回目になりましたが、前の3回のセミナーとは内容を変えて、やや実践的な話を多くしたことも興味を惹いたのかもしれません。
そして、セミナーの最後に設けた質問コーナーでは色々な質問がありましたが、これは、講師の立場からすると楽しみの一つです。
質問によって、どのような事に関心が高いのかを窺い知ることも出来ますし、今日の話で何が不足だったかも分かります。
特に、今回はやや異色の質問もあったので正直言って嬉しくなりましたが、限られた時間なので長くは話せませんでした。
こういうセミナーでは、出来れば前半をセミナーにして後半を質問コーナーに振り分けられると良いと思いますが、この方式は何度も検討はしましたが実現した事がありません。
個人の方を対象としたセミナーでは、それぞれ異なった事情や目的を持っている場合も多く、又、知識レベルも様々ですから、それぞれが最も知りたい点を質問してくれる方が説明し易いですし、恐らく理解度も深まると思います。
ところが、実際にそのようなプログラムを組むとなると、参加者数を少なくしないと収拾が付かないということもあるようですし、逆に意外に質問が少ないということもあるようです。
それでも、何時かはこのような形式のセミナーをしたいという気持がありますので、ビー・アール総研と相談しようかと思っています。
個人投資家の方を30〜50名程度に絞って1時間半くらいで行えれば面白いのではないかと思いますが、開催費用等の問題もありますので簡単ではなさそうです。
それと、今回のセミナー参加者の中にも居られましたが、個人投資家というよりはJREITビジネス関係者も含まれますから、主催者側としては質問コーナーの内容に差が出過ぎるという事もあるかもしれません。
私はどのセミナーでも、質問はどのような内容でも、セミナーテーマとは関係のない内容でも結構ですと申し上げていますので、気にはなりませんが、確かにあまり専門的な質問だとこちらの話す内容も専門的になってしまいますので、他の方は分からないという事もあるかもしれません。
今回の質問にはありませんでしたが、経済動向や金融政策との関係という内容は多くの方が関心を持っている内容なので、セミナーに含めたいのですが、分かりやすく話すとなるとかなり時間が掛かり、これだけで30分以上は必要なので、2時間以上のレベルのセミナーでないと無理かも知れません。
いずれにしても、個人を対象としたセミナーはやり甲斐もありますし、未開の分野のようにも思えますので、これからも工夫をしたいと考えています。