コラムトップ
2007.12.29.Up Dated.
年末のご挨拶

 1年間コラムをご愛読いただきありがとうございます。
JREITコラムというコンテンツは毎週掲載で2003年3月から始めており、既に4年以上続いています。(但し、現在このサイトには04年12月からしか掲載していません)
更に遡れば、現在のHPの前身とも言える「不動産 Mini Library」というサイトを2000年6月にオープンして不動産証券化商品の啓蒙普及活動を行っており、ここでもコラム形式のコンテンツを掲載していましたので、通算すれば7年近くに及びます。
この間書き溜めた文章はかなりの量に達しますが、今読み返してみても参考になりそうな物も多々あると密かに自負しています。 毎週1000字程度のコラムを書き続けるのは大変ではと言われますが、実はあまり苦にはなりません。
他にも定期連載等の原稿を書いていますので、執筆量はかなりの量に達しますが、このコラムには制約がないので自由に書ける楽しさがあります。
また、JREITは誕生以来話題には事欠きませんでしたし、その分発展もしました。
「不動産 Mini Library」を始めた時の読者は業界関係者ばかりでしたが、その中には、JREITの将来性を疑う人の方が多かったと記憶しています。
JREITの将来性は小さいから、別の方面へとアドバイスしてくれる人も居ましたが、私は、JREITは必ず発展するという確信がありました。
手前味噌になりますが、私は将来の見通しではほとんど外れたことがありません。
サラリーマン時代もそうでしたが、この事業この手法は必ず発展するという見通しは大半がその通りになりました。
仕事仲間にはこの事を理解している人もいて、私がJREIT関連の仕事を始めると聞いて、直ぐに協力するという申し入れを受けました。
理由を聞くと「君の見通しは外れた事がないから」という嬉しい励ましを貰いましたが、面白いことに、こういう人は私の属した会社ではなく、ライバル企業の人なのです。

こういう支えがあって、今日までこの仕事を続けられていますが、私の描いているJREITの将来像は、現状程度ではありません。まだまだ先があって、質・量とも更に発展すると確信しています。
勿論、一直線に発展するのではなく紆余曲折はありますが、世界の3大REITとしてグローバルに展開されると考えています。
この見通しは多分当ると思いますが、今までの私の見通しの欠点はそこに至るまでの期間を考慮しない点なのです。
その反省に基づき、私はJREITについては段階的発展を求めるようにしていますが、 来年は、まさにJREITが次の段階に進む年になりそうです。
JREIT関係者と会ったり、投資ファンドの人の話を聞いたり、又、海外からの問い合わせも受けていると、JREITが提供出来る機能や魅力が浮かび上がってきます。
恐らくそれはJREIT関係者の考えている範囲を超えていると思いますし、マクロ経済にも影響を与える可能性すらあります。
日本の経済発展モデルは過去の延長線では描けなくなっていますが、グローバルに動く投資資金の呼び込みを通じて発展するという米国型に向かう道が見えます。
その為には、国内の考え方や見方だけでなく、世界に通用する論理と手法が必要となります。
その具体像は未だ明確ではありませんが、まさに来年から始まるのではないかと期待しています。
 
Copyright (c) SYC Inc. All rights reserved.