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2008. 8.15.Up Dated. |
J-REIT実務セミナーについて |
このサイトにも掲示しておりますように、8月26日に「J-REITの財務解析」というテーマで実務セミナーを開催致します。時節柄か募集初日に定員の半数の申し込みがあり、一週間程度で満員になりました。 このセミナーでは42銘柄の財務分析データを基に、それぞれの違いを説明致しますが、更に、データから読み取れるJ-REITの財務運用の原則とは何かについても触れたいと考えています。また、それぞれの項目の意味と評価、そしてデータの見方等の解説もする予定です。 財務分析は分かり難いという人も多いと思いますが、出来るだけ易しく、そして基本的な考え方についても解説する予定です。 このような内容から、今回は主として、資産運用会社や金融機関等の方を対象に考えていますが、投資家にとっても財務を通じた定量分析手法の提案になります。 資産運用会社の財務担当は、財務面からJ-REITの運用を考えたり、投資家リスクをコントロールしたりという手法が必要となります。 昨今の厳しい金融環境は、年内は不変だと考えられますが、こういう時こそ、財務分析を通じて自らの強味や弱さを理解し、今後の資金調達に生かして欲しいと思っています。 なお、今月の実務セミナーは既に定員に達し募集締め切りになっていますが、ご要望が多ければ、9月にも同様の内容で2回目の実務セミナーを行う事も検討致しますので、サイト上では「満席の為受付終了」と表示されていますが、参加の希望があればアイビー総研(株)までお問い合わせ下さい。 (→後日、9月開催が決定いたしました。詳細・お申し込みはこちら) 8月のセミナーへの申込状況を見ると、投資口価格が低迷している銘柄の参加が少ないように思えます。何故市場評価が低いのかは財務分析を通じて理解出来る面もありますので、今回のセミナーの視点を理解して、是非反転攻勢に出て欲しいと考えています。 財務は一朝一夕に改善は出来ませんが、確かな視点で財務運用を続ける事で強い体質に変えられますし、財務分析によって自らの現状を投資家に説明することも出来ます。 勿論、J-REITの財務分析を充分に理解している資産運用会社には必要がないかもしれませんが、私の見るところでは、そのような資産運用会社は少なそうに思えます。 一方、現在の投資口価格の低迷に悩んでいる銘柄にとって、財務分析による銘柄間の比較は重要なヒントになりますので、是非財務分析手法を生かして今後の改善策を講じて欲しいと願っています。 |
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