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2004. 1. 8.Up Dated.
新年のご挨拶 
  
明けましておめでとうございます。申年の2004年の正月、皆様はどのように過ごされたでしょうか。
年々歳々、東京の街の正月感が薄れていく感じがしますが、これも時代の流れのように思えます。 女性の社会進出によって、正月の家事に割ける労力も減り、おせち料理も市販のもので賄う家庭が増えているようです。
考えようによっては、皆が同じ行事を同じスタイルで過ごすというのは農耕文化の残滓でもあって、都会で変質していくのは当然なのかもしれません。サラリーマンの方にとっては、正月は長期休暇でもありますから、三が日を趣味の自転車ツーリングに充てている友人もいました。
私も2年前の正月には、元旦の初の日出を拝みに奥多摩の雲取山に登ったり、道志の山行と温泉を楽しんだりしましたが、働く人間にとって、正月は堂々と遊べる時だとも言えます。
こんな正月気分も、今は三が日だけですが、小さい頃は松の内までは正月気分が残っていましたので、正月休暇も短くはなっています。
REITアナリストとしての私の仕事も、5日から始まりますが、今年は上場銘柄数も増えたことで各方面からの問い合わせも多くなっています。
中でも、REIT関係業務に従事している会社からの相談が多くなっていて、今年はREITがますます活況を呈してくるのではないかと感じています。
昨年末には、各銘柄の資産取得が相次ぎ、株価もそれに反応して、グローバル・ワン不動産投資法人が急騰しましたし、日本リテールファンド投資法人の株価が日本ビルファンド投資法人を抜いて、最高値を付けました。
2003年までは、REITの株価には一定の序列があって、比較的規則正しい動きをしていましたが、そろそろ予定調和が崩れて、本格的な銘柄間の競争が始まる予感もします。
こうなると投資家やファンド、そして証券会社も各銘柄の動きに神経を遣わなければなりませんし、銘柄間の比較や保有資産の質といった、本来の投資情報を求める姿勢が強まります。
特に、投資家の方々が投資情報に貪欲になればなる程、投資情報が提供されるようになりますので、今年はREIT情報が増えていくと考えられます。
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