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REITの資金調達
  
確かに、大口投資家の買い意欲は強いかもしれませんが、既に、地銀等の金融機関の持株比率が軒並み50%を超えている銘柄が多い中で、更なる資金調達は、投資主構成を一層偏らせる結果になりかねません。
このコラムでも何度も取り上げていますが、REITの個人投資家層への啓蒙と浸透は、ますます急務になっていると思いますが、相変わらず、銘柄側の動きは緩慢です。
この状況ではいくら個人投資家開拓を唱えても、何の進展もなさそうなので、私自身の出来る範囲でと考え、先日も個人投資家を対象にして、「これからの不動産投資」というテーマでJREITの解説も行いました。
今秋には、もう少し規模の大きいセミナーをと考えて、ビー・アール総研と共同で個人投資家対象のセミナーの開催を模索しています。
但し、この手のセミナーは、回数に限度があって頻繁には実施出来ません。 ビジネスとは言えない企画に乗ってくれるのは、サイト主催者のビー・アール総研ぐらいしか居ませんので、二人三脚で取組んでいますが、このような試みが起爆剤にでもなれば良いと考えています。
2004年の資金調達の状況は、恐らく来年も続くと思いますので、REITの健全な発展にとって、投資家層の拡大は欠かせません。
また、投資家自身のためにもなりますので、REITの資金調達が増えているこの機会に、改めて関係者の努力を訴えたいと思います。
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